劇場版 AIR
[2007/09/26] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(4) | TOP ▲
GyaOでやってたので、私には珍しい傾向の作品ですが、何となく見てみました。(いろいろありまして、今週はレンタルで見る作品が、いつもより一本少ないのです。)
ぶっちゃけ出崎統監督、というのに釣られたとしか言いようがありませんが(笑)。
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のっけから透過光びかびかで、≪おおー、なんて分かりやすく出崎演出!≫って大喜び。相変わらずというか、私、内容とかよく知らないままで見ちゃって、見終わってから、Wikipediaとか眺めたりして、≪ええー、18禁ゲームが原作だったのー?≫と驚いてみたり。ゲーム方面とか、まったく守備範囲外なんですよねぇ。(世代でもあるし、ずっと貧乏だったせいもあるし・・・。)
ってな具合で、原作のゲームとか、他のメディアでの展開はどうなのか、全然知らないんですけど、単体のアニメ映画としてだけ見て、まずまず面白かったですよ。ちょっとほろっとさせられるシーンもあったし。(特に、過去の翼人伝承に関する部分のクライマックスとか、ああいうのに私、弱いですねぇ。)
個別のシーンの人間味の濃い芝居も私の好みでした。ただ、ゲーム原作だからかもしれませんけど、それらのシーンの繋がりが、何だかバタバタとしている気がしました。ずーっと一本のテンポが通っていないというか、そんな感じですね。画面の濃いーっ味付けで、それを補ってるっちゃあ、補ってるんですけど。
出崎演出は終盤にババーンと力の入ったクライマックスが来て、最後にちらっと寂しくも渋く余韻を残しながら終わるのがいい・・・というような私の先入観があるんですが、この作品のラストは少ししんみりとばかりしすぎていて(原作があるんだから仕方ないんでしょうけど)、過剰気味な演出に拮抗するだけのシナリオ力がなかった気がしたのは、少し残念でした。
「それでも空が飛んでみたい」みたいなところに焦点を絞って、もっともっと“不条理劇”として徹底してしまえばさらに面白かったんじゃないかと思ったりもするのですが、あんまりアートっぽくしたりすると原作ファンから怒られたりとか、難しかったりもするんでしょうね。
しかし、この世界観で18禁ゲーム?ここまでぜーんぜんエロくなくって、逆にいいの?って感じがするぐらいでしたよ?(笑)
私がゲームに無知なせいもあるでしょうが、どうやったらゲーム化できるんだろうかと全然想像が付かないところは、恋愛ものの映画として、よくできていたってことの裏返しなのかもしれないです。出崎監督って“個性の強い人”と認識されてはいるけれど、その作品って“職人仕事”みたいな印象が何故かあって、本当はもっとわがままに作ったらいいんじゃないかと、そんな生意気な感想を持ちました。(笑)
コメント
不条理と言えば、
そういえば、
東映動画は伝統的に、テレビアニメと劇場版の性質をとにかく差別化しなきゃいけないと思ってたりします?(この作品の場合、原作ファンの評価は「TV>>>(越えがたい壁)>>>映画」のようですが。 笑)
「りんたろう監督+東映動画」(銀河鉄道999等)とかと似たようなものかと思ったら、りんたろうさんやギザブローさんの場合は「東映→虫プロ」という出自なので、違和感は少ないのですね。“なるほど”というご指摘をありがとうございました。
そして、原作の方が不条理劇ですね。というか、セカイ系的な設定が過多です。出崎監督はそこら辺を設定で作るのではなく情の通ったドラマにしようとしたと思います。
出崎ファンからするともっと出崎っぽくして欲しいけど、原作好きの方からするとこれでもかなりわがままだと批判されてるのが面白いですね。
東映は劇場版を長編、テレビを短編、と位置付けてますけど、アニメーターに限るとAIRはプリキュアとかに比べて優遇されていないようです。
クオリティーを上げなくてもそれなりの集客があるネタだと判断されたんでしょうかね?
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