無敵鋼人ダイターン3 第36話〜最終話
ついに見終わってしまいました。最終話のテイストもあいまって、何だかとても寂しい限りです。
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- 闇の中の過去の夢
- 華麗なるかな二流
- 幸福を呼ぶ青い鳥
- ビューティ、愛しの詩
- 万丈、暁に消ゆ
第36話は心理戦を仕掛けてくる敵コマンダー。万丈のトラウマ、触れられたくない過去は、暗転する家族兄弟揃っての食卓。メガノイドを作ってしまったのは、万丈の父だったということが明示されたのは、この回が最初でしたかねぇ。“万丈の母”の声優は信沢三恵子さん(!)、“父”の声優は古川登志夫さん。絵コンテ斧谷稔。
万丈をライバル視する愛すべき二流コマンダーが出てくる第37話。しかし「二流」「二流」と相手を見下す万丈も若干いけ好かないよなあ。そのコマンダー・キドガーを演じた声優は森功至さんと超一流でした。
三話続けて駄目度の高い敵が登場の第38話。もう考えるのも嫌になったのか、今回のコマンダー候補生三人の名前は「松」「竹」「梅」(笑)。作画も目をむくようなコメディ回でしたが、“青い鳥”ってのは何だかロマンチックでしたね。
万丈の父の研究に、かつてビューティの父が10%投資していた、というあたりが明かされた第39話。しかし万丈、素手で20人以上のメガノイドを倒すって、相変わらず強すぎ!「マンネリは敵」なのか「名文句は永遠に不滅」なのか、楽屋落ちを交えながら、万丈とビューティのシリアス風味で最終話に繋ぎます。
さて、最終話。コロスが物言わぬドン・サウザーに語りかける形で、メガノイドは地球の外へ人類が出て行くためのもので、それで世界は平和になるのだと。「それなのに、あの破嵐万丈は!」と。火星そのもので地球に体当たりをしてくるメガノイドに、万丈ファミリーもいつになく決死の覚悟。ひそかに建造していたマサアロケット5機で、メガノイドの機動部隊と壮絶な宇宙決戦。
「万丈、何故ドンの心を分かってくれないのですか!?」
「僕は憎む。サイボーグを作った父を。まして僕の母も、兄も、サイボーグの実験に使って殺してしまったことは許せない!ドンもあなたもメガノイドを名乗ってスーパー人間とうぬぼれる。それを憎む!」
「人類が、宇宙に飛び立つ時代には、ドンのお考えは正しいのです。」
「万丈、あ、あなたって人は・・・!」
「あなたがいい例なのだ、コロス。ドン・サンザーへの思いが、愛情だけが心の中で全てを占めて、他のことを何一つ考えられないメガノイドになっている!」
しかし万丈の父への憎しみっていうのは尋常ではないですね。「僕の、僕自身の力だ!僕自身の力なんだ!父さんの力など借りはしない!」って、コンプレックスですよねぇ。
それから、コロスの最期を見届けて、「僕は・・・嫌だ!」って言うのも解釈に悩まされるセリフで。
もちろんこの最終回、絵コンテは斧谷稔ですが、どう見直しても、何度見ても、すっきりとはしないところが逆に深く印象付けられるラストなんでしょうね。ドン・サウザーの正体は破嵐創造その人だったのか、コロスは万丈の母と無関係だったのか、万丈は本当に純粋な人間だったのか、そして最後にどうなってしまったのか・・・。いろんな重要なポイントが説明されずに残されたままで。ドラマの作り方として、謎を残して終わるやり方というのはもちろんありだと思うし、そういうもののけっこう先駆的な例になるのかな、と思うところもあるんですが、ここまで確信犯的にやられると、少ししんどくも思われます。
メガノイドの行動にも理があって、それを阻止する万丈の動機はむしろ個人的な復讐心で、となれば、「世のため人のため・・・」というアレは嘘だったのか、とか。見事なまでに巧みな演出で構成されたラストシーンで、そうした抑えがたく湧き出てくる気持ちをするりとかわされたような気がして、ああ本当に、何度見てもひっかっかる最終回です。












