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『若者を喰い物にし続ける社会』感想メモ 

[2007/08/30] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(3) | TOP ▲

 「この国はどうなっていくんでしょうかね」という記事を書いたときに、読まなきゃといっていた本をやっと読み終えました。
 大雑把な感想としては、現状への問題提起としてはまずまずですが、出されている対案が荒っぽくて、悪く言うと週刊誌のネタ記事を読んでいるみたいでした。780円に値するかどうかは、正直、微妙ですね。(笑)

若者を喰い物にし続ける社会 (新書y (175))若者を喰い物にし続ける社会 (新書y (175))
(2007/06)
立木 信

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 この本の著者は私と同世代で、知りませんでしたが、現代の全日本人の平均年齢がこのくらいなんだそうです。そんな視点に関心があったのですが、書き出しから若者の怒りを煽りたてる論調は著者なりのテクニックかと思いきや、怒りに任せて書くスタンスが最後まで続くのには、少しゲンナリしました。
 ただ現代社会の諸問題を考えるための時事ネタ本としては面白いので、「おかしいなぁ」と思うところは自分なりの対案を思い浮かべながら読む分には、悪くないかもしれません。
 私は社会問題にはあまり明るくないので、「おかしいなぁ」ぐらいのことしか分かりません。個人ブログでさえも、あんまりいい加減なことを書いちゃいかんだろうと思いますから、個々には揚げ足取りはしないでおこうかと思いますが、この本は書籍のわりには、乱暴で危なっかしい対案が多い気がしました。

 それもこれも“若者を煽る”ことを主旨とした内容ゆえだと思うのですが、であれば、こういう内容はむしろネット上で書かれたほうが、活字離れの著しい若者にも読んでもらえるし、対案についても問題点が指摘されて議論が生まれ、より良い形での若者世代の意見集約ができる気がするんですよね。

 ややさみだれ式ですが、個々の問題提起はいいと思うんですよ。少子高齢化とか、日本の政府債務の大きさとか、その存在自体は分かりきっている問題が多いんですが、現在年金を貰っている世代、団塊世代、現役世代、将来を担う世代というような、世代意識から斬っているところは確かに面白いです。

 高齢者はゆとりの老後を謳歌している癖に、次世代に借金ばかり残してけしからん、年金なんてカットしてその分を若者に回せ!というのが主要な論調ですが、これを読むうちに、検討に検討を重ねて最後にはそういう必要が生じるのかもしれない、と私も思いましたが、一足飛びにそこへ持っていっちゃうのは無理がありますよね。年金は、税金の使途などとは性質が違うはずだと私は思っているんですが、違うんでしょうか。そしてこれをやったときに年金制度は保てるのかどうか、自分たちの老後には、年金などなくてもいいのかどうか、も考えなくてはならないような気がします。

 それでも、年金制度を破壊しないまでも、高齢者には何らかの“痛み”をお願いして、将来を担う子どもたちを産み育てるべき若者世代を守っていかないと、この国の将来は危ういという危機意識には同意できる気がします。
 それには“小さな政府”にしなければならないというのも分かりますが、福祉を削る前に削るところはありますよね。いちおう公共事業の問題とかも挙げておられるんですが、そのへんの順序がいい加減なのでは説得力がありません。それに、国防費のような問題も、意図して避けているような気もしました。視点が都会の若者目線に偏っていて、地方の切捨てを当然視しているのも読んでいてがっかりしたところです。

 ですが、“何だってこんなおかしなことになっちゃっているんだ”ということで、若者の政治意識の低さを言っている点だけは、評価できるような気がします。だからこそ、最初は粗雑な議論でも仕方がないから、若者世代のいろいろな意見を集約していって、「これが将来を担う世代のための対案だ」というのを胸を張って提示できるようになればいいんですけどね。そういうためのメディアとして、書籍ではなくインターネットのような場を持っていることこそが、我々以降の世代の数少ないアドバンテージだと思うんですけどね…。

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コメント

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私としてはむしろ根本敬を読んで欲しい。

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著を読んでいただき、ありがとうございます。
ご指摘を受けまして「立木信の若者政策大募集 0歳児選挙権から少老化まで」を開設しました。幅広い若者政策についてご意見を頂戴できれば幸いです。 http://blogs.yahoo.co.jp/tachikimakoto

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こんにちは。
少し辛口の感想を書いたところへ、著者ご本人の来臨で、恐縮至極です。(笑)
ブログを拝見いたしましたら、あまりITは得意ではないと書いておられたので、ちょっと申し訳ないような…。(Yahooブログは少し扱いづらいですよね。)
ときどき覗かせていただきます。
ご訪問ありがとうございました。

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