アルプスの少女ハイジ 37,40,42,44話
バンダイチャンネルキッズで放映中なので、「絵コンテ・富野喜幸」の回だけをずっと見ていっていますが、相変わらず“これぞトミノ”のツボなんて分からないまんま。ですが、まあ楽しく見ていってますから良しとしましょう。(笑)
先日、h-nishinomaruさんには『あらいぐまラスカル』も富野コンテが多いですよとコメントで教えていただきました。あれも少し苦味があって、富野さんの持ち味が活きそうなストーリーですよね。(・・・でいいのかな? 笑)
そういえば、この間グダちんさん(ヌ・リョウグ・ダさんと言ったほうがいいのかなぁ?)は、『ラ・セーヌの星』の富野味(?)を鋭く分析しておられました。さすがです。「小芝居が増えた」に思わず苦笑。
実際それが最重要なのかはよく分からないんですが、少なくとも私の好きな富野さんらしい要素というのは、“演劇的なもの”(芝居?)であるような気がしてきています。“映像美としてのアニメーション的なもの”だけでは、私のツボには、うまくはまらないことが多いようです。(押井さんの「GHOST IN THE SHELL」を見て、そう思いました。私、アートアニメーションはアートアニメーションで、好きなんですけどね。)
今回見たのは、次の4話でした。
第37話 山羊の赤ちゃん
第40話 アルムへ行きたい
第42話 クララとの再会
第44話 小さな計画
アルムに帰ってきたハイジ。でもフランクフルトで字が読めるようになって帰ってきていました。(ビビるペーターが可笑しい。)そしてペーターの盲目のおばあさんのために本を読んであげる。そんなハイジを見ていたアルムおんじは、冬の間、ハイジを学校へやろうと決心。でも、おんじには蓄えがあるわけでもなく・・・。という、あたりから。村人たちと上手にコミュニケーションできないおんじ。この、ほのかな苦味が何とも!
ハイジとの文通で、アルムの山へ行きハイジに会いたい思いの募るクララは、ちょっとしたハンストまで企てて、ゼーゼマンさんの心を動かします。娘に甘いゼーゼマンさんが、友人の医者を半ば強引にアルムへ下見に行かせる小芝居が最高(笑)。
ついにハイジのいるスイスに来たクララ。ハイジたちが一生懸命準備したデルフリ村の“冬の家”ですけど、同行してきたロッテンマイヤーさんは、そのオンボロぶりに唖然。おんじとの会話もしばしば緊張感があって。ハラハラします!
山の暮らしを楽しんでいるクララですが、ロッテンマイヤーさんは“目を白黒”しっぱなし。いつも憎らしい彼女ですが。正直ね、見ていたら少しロッテンマイヤーさんが気の毒になりました。(笑)
車椅子のお嬢様に、山で暮らしていただくのは、みんなに少なからず負担をもたらしています。みんなハイジの大事な友だちだからってことで、そこは表に出さないんですけど。お嬢様はそういう周囲の苦労に気付かぬ面もあるから、何となく先行き不安ですね。
やっぱりね、個人的には、この細やかに人情の機微を捉えた芝居がいいんだなぁと(そこ、高畑テイストでもあるんですけど)。宮崎さんの「場面設計」で絵が美しいのも確かですが。間違いなく言えるのは、これは子どもだましじゃない名作だってことですね。さすが「高畑勲+宮崎駿+富野喜幸」のドリームチームは伊達じゃないなぁ・・・。














