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地球へ・・・ section11「ナスカの子」まで 

[2007/06/29] | 感想系 | トラックバック(1) | コメント(2) | TOP ▲

 ここ何話か、感想をサボってしまいました。出張だったりとか、体調が悪かったりとか、そういう不安定さもあったんですけど、とにかく何て言うか、感想が言葉にならなかったんですよね。
 このところの何話か、原作を離れてテレビアニメのオリジナルな部分がずいずいと前面に出てきています。原作の記憶も劇場版の記憶も、自分の中で実はすっかり薄れてしまっているなと思いながら、何だか一生懸命“昔はどうだったか、どこがどう違っているのか”思い出そうとしている自分がいて、それはあまりいいことではないなぁと思っているのです。
 「これだけの時代を経て制作される作品なのだから、“新訳”するぐらいの覚悟があってもいいのかもしれないです。見てる側にも作ってる側にも。」と先回書いたとおりです。頭でそう考えているように、自分の感覚のアンテナをうまく調整できないもどかしさがありますね。

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結城信輝 (2007/09/05)
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 まだ今回のテレビアニメ化が決まる前に、昔々の劇場版を回想しながら、「ところであれから四半世紀も過ぎまして(汗)、アニメの技術も飛躍的に向上したと思うんですが、リメイクの多い昨今、この原作をもう一度アニメ化してみたい、なんていう声はどこかから起きたりしませんかね?」ということを書きました。
 そういう風に書いたときに、私が思っていたのは、原作のまんがの絵が持っていた、何とも言えない透明な空気感のようなものを、かつてのアニメの技術では描ききれなかったという感想があって、だからどちらかというと、言わばもっとアートアニメーション的な(少し抽象的な物言いですが)斬新な表現のようなものを期待していたんだと思うのです。
 評価は微妙でしたが、劇場版でのアニメ化に際して、例えばメカデザインに「貝」をモデルにした有機的なデザインを採用してみたりしたのは、原作の絵とはまた違う方向性であっても、“アート”的な画面の方向性を実験してみていたのかな、と考えてみたりします。
 それに対して、今回のテレビアニメ化でのオリジナルな部分というのは、まったく逆で、むしろ原作の表現の“尖った”印象の部分を丸く丸く、穏当にしていく方向性なのかな、と思いながら展開を見守っています。その方向性は、絵的な部分というよりもストーリー面のほうで、より分かりやすい説得力や説明を付与するように働いているようにも、私には感じられます。

 だから、今回のテレビアニメの展開を見ていて思うのは、表現技術の進歩というよりも、視聴者が期待するものがそういう方向性に行っているのだなぁという、時代の変化の再確認だったりするような。
 と、言いつつ。ネットでの評判は、あまりマメに見て回れていないんですけど、原作を知らない世代の皆さんにも、この重厚な大河ドラマ的ストーリーは予想以上に好意的に受け入れられているように感じられて、そこは嬉しいんです。こういうどっしりとした“物語”をちゃんと見て、認めてもらえれば、こんなに嬉しいことはありません。細かい「て・に・を・は」が違うぐらいで、そのことはそうそう揺らぎはしないと信じています。
 今回生まれたトォニィも含めて、さらに凄い人間模様のドラマがこの先に待っていることを私は知っていますけど、そういうものを若い皆さんにもがっつりと、骨身にしみて味わって欲しいなぁと強く思いますし、私自身もそれをとても楽しみにしています。

 このテレビアニメはあまり長くない話数のシリーズで、これだけのストーリーに対して、あまりだらだらとオリジナル分を付け加えている余裕はないはずなんですけど、そこのぎりぎりの中で作り手たちがやっている感じは、見ていても伝わってきて、決して不快なものではないと私は思っています。
 ただ、何となく私が少し残念に思っているのは、原作まんがはあくまでストーリーの原作として扱われているな、ということで、かつての劇場版では僅かとはいえ感じられた、“まんが”という表現メディアに対して“アニメ”という表現メディアが、いわば挑戦する、勝負を挑む、可能性を探る、そういった部分が、今回のテレビアニメ版からは、あまり感じられない気がする、といったことでしょうか。
 まんがを原作にアニメを制作するということが、非常に日常化されて、絵柄の一部とストーリーの骨格を借りてきて、作品を構成するというシステム化がすっかり出来てしまっているのかな、という思いがあります。

 まあ、本来はそういう余計なことを考えていないで、今、目の前にある作品だけを見て、それを充分に味わえばそれでいいんで、『地球へ・・・』というこの作品、やっぱり面白いと思いますよ。
 このぐらいキャラクターの誰もが優しい印象でマイルドな物語のほうが、より多くの人たちに受け入れられるんでしょうね。うん。でも、ここからがぐんぐんと重くなってきますからね。えへへ。楽しみ楽しみ。(笑)

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コメント

>

昔の映画は劇場で観たのですが、なんか納得できなかったです。新しいのはまだ観てないんですけど、今度見てみよっと。

> もしかしたらあれは、

果敢な失敗作だったのではないかと思ったりするのですよ。w

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レビュー・評価:地球へ……/section11 : ナスカの子

品質評価 28 / 萌え評価 34 / 燃え評価 4 / ギャグ評価 8 / シリアス評価 36 / お色気評価 17 / 総合評価 24レビュー数 145 件 ジルベスター星系、第7惑星(ナスカ)。降り立ったミュウたちを優しく迎え入れたその星の空はラベンダー色に輝いていた。平穏な日々が微かな希望
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