「無敵超人ザンボット3」第1話〜第6話
『ザンボット3』を見たのはどれだけぶりでしょう。頭の中だけで覚えていたんだなぁとつくづく。なんつうか、これはすごい作品でしたね。いや、万人には、とてもじゃないがオススメできませんけど。
どうもこのところの自分に“トミノ分”(笑)が足りない気がしたので、「どうせなら」的な思いでちょっと勇気を出して『ザンボット』を手に取ってみたんですけど。びびりました。こんなアニメだったんだ!というぐらいの新鮮な驚き。えーと、Wikipediaを改めて見直すと、1977年の作品ですか。マジで30年前ですか。そうですか。・・・あり得ん!(笑)
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メカの作画とか、かなりイタいところもあるんですけど、そんなもの見てるうちに、どっか吹っ飛んで行っちゃいました。とにかくテンポがいいんですよね。ガンガン飛ばしてくる、畳み掛けてくると言えばいいんだろうか。主題歌なんかを聞いていると、まさに古式ゆかしいスーパーロボットで、こんなに古臭いロボットアニメなのに、どうしてこんなに面白いんだろうかと不思議でなりません。
- ザンボ・エース登場
- 燃える死神の花
- ザンボット3出現!
- 集結!キング・ビアル
- 海が怒りに染まる時
- 父が帰ってきた日
出だしなんかも主人公の勝平の性格がかなり粗暴で、本当言うとアリャリャと思うんですけど、なんだかハイペースに目を回している間に話に巻き込まれてしまいました。とにかく昔のアニメなんで、クラシックな語法として「こりゃあ漫画だ」と言いたくなるようなアリャリャは少なくないんですけど、ノリで押し切られちゃったような気がします。勝平のセリフ(声はあの大山のぶ代さん)はおしゃべり過ぎのきらいもありますけど、ここぞというときには元気の出る主題歌、みたいに“いかにもロボットアニメ”な音楽の効果もありますかね。“睡眠学習があったから操縦できる”とか、意外に親切な設定もあったりしますしね。(笑)
っていうか、大山のぶ代さんの元気なおしゃべりで案外救われている面があるような気がしますね。30年前の作品とは信じられないような鬱々とした描写もまた多くって。(よく知られているような、「お前ら神ファミリーがいるからガイゾックは攻めて来るんだ!」的な。)その鬱展開がすごいとだけいうより、主人公のハイテンションとの対照がすごいですよ、これは。
でも実のところ、それより何より、この作品で私が「これは違和感だわ」と思ったのは、“ファミリー”ってことなんですよね。第6話で遠洋漁業に出ていたお父さんが帰ってくるんですけど、このお父さんが立派な人なんで、びっくり。富野アニメに出てくる親に、こんな人もいるなんてね。それもそうだけど、社会を敵に回しても、家族に一族の信頼と団結でしょ。(笑)
何だかそこが、今では一番失われてしまったもののような気がして、あれこれの何よりも「昔」の作品だなぁと感じられたことでした。
この導入部、シリーズ展開としては王道とはいえ良くできていて、まずはザンボ・エース登場。2回目でザンブル、ザンベース登場、3回目でザンボット3に合体!第4話でビアル一世から三世が勢ぞろいしてキング・ビアル登場。また話の中で徐々に設定を明らかにしていく手順も丁寧で、好感が持てました。
「さぁて、どう戦い抜くかな。」大山のぶ代さんだけじゃなくて、永井一郎さんの声の力も大きいなぁ。昔の声優さんって、個性がありましたねぇ。本当を言うと、もっと古臭くて見るに耐えないんじゃないかと危ぶみながら見てみたんですけど、意外に面白く見ることができてしまっているんで、自分で驚いています。まあ鬱展開はこれからが本番ですから、まさに「どう戦い抜くかな」なんですけどね。(笑)
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