『宇宙の騎士テッカマン』最終話まで見ての雑感
いつまでもやっている気がして、しばらくご無沙汰していたYahoo動画の『宇宙の騎士テッカマン』だったんですが、”はっ”と思い出して確認したら配信期間は4月30日までだったので、“じゃあこれから少しずつ見ていこう”と思って見始めたら、・・・いつの間にやら最終回まで見通してしまいました。人にオススメできるような作品だとは、ちょっと言い難いんですが、何て言うか、やっぱ好きなんだなぁ、きっと。(笑)
最終回は「勝利のテッカマン」ってサブタイトルなんですけど、全然忘れていました。何とも、・・・
当時はアニメの主たる視聴者層が子供であった時代であり、前述のようなシリアスなストーリーと独特の世界観は子供には難解なものだったため人気が低迷し、 1年間の予定で構成されたストーリーが本格的に動く前に、半年で打ち切りとなる。このため、敵の集団ワルダスターとの決戦が描かれないまま終了している。
ハイ、潔いまでに“予定の半分で打ち切り!”らしい終わり方でした。「シリアスなストーリー」っていうか、本当にね、宇宙人の攻撃以前に“環境破壊で地球はもうダメ”って最初からの設定ですからね、いやはや何とも。それとストーリーだけじゃなくて、前にも書きましたけど描写もシビアでね〜。

“主たる視聴者層が子ども”の表現とは思えないですよねぇ、これは?(笑)
『ダンバイン』の関係のウェブサイトとかを見直していて、湖川友謙さんのフィルモグラフィーなどを拝見していたら、『科学忍者隊ガッチャマン』の後で、テッカマンにも何話か参加しておられたんですね。前にも書いたんですが、『さらば宇宙戦艦ヤマト』での「第三砲塔大破ぁーっ!」とか、『The IDEON発動篇』での描写とか、そういうテイストって言うのは、どうも東映動画でもなく、虫プロでもなく、タツノコ出自のものなんじゃないかという、そういう気がしてならないんですよね。
虫プロ系の絵は好きじゃない、丸っこいのは描きたくない、と公言してはばからなかった湖川さんとの出会いってのは、富野監督にとってもサンライズにとっても大きかったんじゃあないのかなぁと思ったのです。テッカマンは決して湖川さん全面参加の作品とは言い難いんですけど、それだけにかえって、湖川さんの中にある“タツノコテイスト”のようなもの、ということを考えてみたり、反対に私が何故かは分からないけど湖川さんの画に惹かれてしまうのは、幼い頃から刷り込まれてしまった“タツノコテイスト”みたいなものへの親和性があるのかな、と考えてしまったり。
どちらかと言うまでもなく、私はアニメを見るときにシナリオのほうを重く見てしまう人で、作画にはけっこう無関心なダメなアニメファンだと思うんですけど、そんな私が反応してしまう画を考えていくと、どうもタツノコ系のもののような気がするんですね。“惨い場面”というと、『エヴァンゲリオン』の劇場版とか、最近では『コードギアス』なんかでもないではないんですけど、何だろうな?ああいうの以上に、私には“ぐっ”と来てしまうものがあるのは、刷り込みだけのことなんだろうか。
群がる敵のど真ん中に独り突っ込んでいくところで終わり、という、シナリオ的には泣きたくなるような終わり方だったテッカマンだったんですが、もし続いていたら、この場面はもちろん、シリーズとしてもどういう終劇の仕方を想定していたのか、気になるところではあります。
そういえば、『ガッチャマン』の新作がアメリカで制作されているんだそうで、もともとアメコミっぽいと言われているタツノコキャラが、本当にアメリカで料理されたらどうなっちゃうんだろうかと、期待と不安が相半ばしています。(笑)

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