『聖戦士ダンバイン』 2 (第10話〜第12話)
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今さらながらWikipediaの記載とか見てみたりして、「そうなのか、これは1983年の作品か・・・」と思わず唸ってしまったり。(公式ページの記載が、わりと容赦なくネタバレなので、これはやばいと思って、あまり見ないことにしようと思いましたが、ほどよく広く浅いキャラクター一覧のページってあんまりないんですかね?)
さて、今回は第2巻の後半です。
第10話 父と子
ファンタジー世界のわりに、オーラバトラーの整備とか、そういう描写があるんですね。「難民を助ける暇はないと言いながら、結局こうなっちまう」って導入は面白いです。みんな思ってるんだろうけど、クラゲみたいなオーラマシンのドロって、『ライディーン』に出てきた敵ザコに、名前からして似てますね。
「家がなくては、人は生きていけぬ。子も作れん。」「家がなくても子どもは育っていくんだぞ。」「キーンとともに行けといっておる。頼む。」「キブツ・キッス・・・?」キーンとキブツ親子の断絶は、富野アニメにしては、情が通じるエピソードですね。しかし、なまじそうであるがために、狡猾なところが全面に出てきたバーンは、それを意地悪く試してみせるという流れ。
ショウが間欠泉を見て、「まるでバイストン・ウェルだな。水が上に流れ、悪も正義に変わる」と感想を漏らします。彼の目に映ったバイストン・ウェルはそういうものだということですが、ここは地上界と表裏なんだけどなぁ。
「まるでガロウランのやり口」と、出世にとりつかれたガラリアにさえ蔑まれるバーン。(ガロウランって下級の蛮族ってことなんだと思うけど、ここまで説明らしい説明はなかったような。)ドロ三機でゼラーナを落とせって、そりゃやっぱり無茶ですよね・・・。いちおう戦争をしてるんだとは思うけど、戦術戦略とか、そういうのと関係なく、ほぼ“情”だけで動くのが、バイストン・ウェルなのかな、と。私はそれでOKですが、ガンダマーには受け入れられにくいのは、そんなことも影響ありそうですね。
混戦の中でキブツを殺めてしまったショウを責めないキーンに、「でも俺のやり方も軽率だった。」と。富野アニメのキャラクターたちとしては、素直に省察できる人物たちなのが、不思議な感じだけど、好もしくもあります。
第11話 キロン城攻防
ミの国のピネガン王と王妃パット・フットは駆け落ちして一緒になったんですねぇ。そのへんの入り組んだ話は、だんだん分かってくるけど、なかなか難しい。(そもそも「ミの国」とか「アの国」とか、覚えにくいこと、この上ないっす。)
「でもミの国の国王も馬鹿よねぇ、あたし達の首を持っていけば、この国も攻められずに済むのよ。」「そうか、あり得るなぁ。」このへんの解説は親切。でもピネガン王はすげぇ、いい人だ〜(笑)。あと、天然っぽいエレ王女は、なんかフォルモッサ・リンちゃん(イデオン)似かと思いましたよ(笑)。
「俺はタイムスリップをしたのかな?」「でも地上だって・・・」この会話は噛み合っていたんですか?ショウはピネガン王とエレ王女の別れが情感あふれるものだったので、そういうのは今の地上界ではないよ、と言いたかったのかと思いました。
だけどピネガン王はいろんな意味で旧式で、それゆえにこそ敗れてしまうんだなぁ(残念)。エレ王女は父を亡くして、すごく強く、大人になりましたね。
第12話 ガラリアの追跡
難民の頭上を飛びながら、大あくびするトッド君の描写から。彼は悪人ではないし、現実主義者なんだけど、足元のバイストン・ウェルの現実は見ないんだなぁ。
「兵には温情をもってな。」「このバイストン・ウェルそのものから戦乱をなくすことが・・・。」というのと、15歳以上50歳未満への徴兵令がセットなのか。ドレイクもバーンも飴と鞭を違和感なく使い分ける、合理的だけど嫌なやつらだなぁ。
ラウの国の描写はまず神託から。ショウじゃなくても旧式だと思うよ。「駆け落ちした娘を助けるわけにはいかん」ってのも、そういうことですね。旧式の頑固者だが、フォイゾン王もまた、いい人ではあります。
エレ王女には、生と死の狭間を通して、地上界とバイストン・ウェルの繋がりを見る能力がある?すごい!(この話、誰が主要キャラとして残っていく人なのか、誰が早々に舞台を去る人なのか、見極めがちっとも分かりません。そこが面白いんですけどね。)
技術屋さんのドルプル・ギロンを歓迎するフォイゾン王は、道理の分かった立派な人だと感心、しかし陣頭指揮にはビックリしました(しかも強っ!)。富野アニメに立派な大人が出てくるのも珍しいような。これもファンタジー世界の功徳ですかね。
エレ王女は本当に城を出ちゃうのか…。マーベルはあの二人に何を言いたかったんだろう?
余談
このへんのダンバインのDVDを見ていると、発売時期なのか、新訳Z『星を継ぐ者』DVDの宣伝が巻末に入っています。ガクトの曲を聴くと、なんか血が騒ぎますね。また見てみたくなってきます。
| ランキングオンライン |
[2007/02/04
19:31]
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