『ガサラキ』 Vol.8 ~ いよいよ核心に迫る! 

[2006/12/25] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 いざや、いざゆかん!
 ・・・って、一昨夜も書き始めたんですけどね。(笑 →その辺の事情
 そればっかりではなく、Vol.7以来、すごくいいところで、しばらく間が開いてしまって。むさぼるように見入ってしまいましたよ。

ガサラキ Vol.8 ガサラキ Vol.8
矢立肇、 他 (1999/08/25)
バンダイビジュアル

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第21話 疾走 
追って追う 全ての法を 踏み越えて 疾走る心の 赴くままに

 『ボトムズ』の話の流れで言うと、この物語もまた、政治、経済、軍事のウンチクが例えどれだけ詰め込まれていても、基本はユウシロウとミハルのラブストーリーなんだということで、OKなんじゃないかと思って見ています。ただ、『ガサラキ』の場合には、特務自衛隊TA中隊の仲間たちとの心の交流っていう嬉しさがまた、大きいという気もします。
 私の中では初出のときの刑事コロンボというイメージの抜けない脇坂検事。「重苦しい、巨大な力に対する怒り」を抱えた彼と接触する豪和清春。(うーん、また複雑な・・・。)
 「何を為したかは結果でしかない。大切なのは何を為そうとしたか。何かを為そうとしたときに、人はその中に自らの生きる道を見出す。」速川隊長またカッコイイこと言う!と思った次の瞬間、「西田さんですね」って受け売りだったのかぃ。その点、鏑木や安宅は自分の感覚で判断し、法を超えても守りたいものへ突き進んでいくんですね。
 戦闘機vsTAの戦いってのは面白かったけど、ちょっと描写が複雑でしたね。(頭上に向かってのインパクトは目くらまし?)メンタルバーストを起こしたユウシロウが、あえて目視で戦闘機を捉えて撃破する。その瞬間に、ユウシロウのいる横田基地ではなく、都内のどこかに特異点の反応が生じ、それをシンボルCEOのファントムも感知して「しきみ・・・?」と口にする。(もしかして彼も“カイ”なんでしょうか?)

第22話 権化 
向き合いて 想い投げ合い それと見る 捕らわれし心 権化とぞなる

 「最後は人間か、いい言葉だ。」やっぱり速川隊長、カッコイイですね。(広川参謀まで“三角頭”と言われても怒らないとなると、ちょっとカッコイイ人ばっかり出て来すぎる気もしなくもないですが・・・。)
 ミハルが、その閉ざした心の中で対話する相手は“恐怖=ガサラキ”?(どうして美鈴の顔なんだろうと思ったら、彼女も“カイ”なのね。うわわぁ~、どうなるんだ、こりゃ。)
 「僕は無関心な神になるぐらいなら、哀しみを知る小さな人間になる。」一清に対してこれほど強く言い切れるようになるなんて、ユウシロウ、凄い!
 「私ははるかな彼方から、歴史というひとさしの舞を見守る後見」と言いましたか、ファントムは?彼はシロッコのようなことを言いますね。(西田が日本国民は3年、貧しさに耐えれるとしたのに対し、アメリカ国民は1年も持たないとファントムは言います。別にいいんだけど、日本人って・・・そうかなぁ?)“発展の幻想”の否定。「今、我々が為さねばならぬのは、人が歴史を刻み始めてから初めて、自らの意思で目の前の坂を、胸を張って堂々と下ること。」この手の長口上は、どうかなぁと今まで思ってきたんですが、まさに舞台上で交わされる今回のものは、本質に触れていて、悪くない気がしました。
 「四本の柱に囲まれた空間、そこは現を離れた夢幻の支配する舞台。しかし、そこで舞われる曲は、あくまでも幻想に過ぎない。」「たとえそこが、現から隔てられた夢幻の世界であったとしても、演じられる物語を通して、観るものに我が思いを伝えることはできます。」これなんかは高橋監督の“芸能”論であり、“アニメ論”にも通じるのかなぁ。

第23話 無間
我が叫び 無間の闇に 立ち竦む 凍てる心に 響きあれかし

 「無間」は「間断なく」の意ではなくて、「無間地獄」のほうでしょうかね。
 前々回での特異点が市谷駐屯地とはね。“ガサラキ”の降臨を企む、・・・そうか!第15話「閾」、第16話「宿業」で皇の傍らにいた怪しい尼僧、あれがファントムの役回りなのですね。
 本当はミハルを探しに行きたいんだろうと問われて「今は、自分は、・・・自分は、・・・僕は、・・・みんなと一緒にいたいんです。」と言うユウシロウ。(うーん・・・。)
 「心を閉ざしても、哀しみは消えない!」
 「変わらない時などない。変えられない運命などない。同じ言葉を聴いた・・・ずっと昔。いえ、それは今も同じ?」
 心を取り戻したミハルは、何をするためにシンボルに戻っていったのでしょうね。何だろう、あの蛹のようなものは?
 「あそこで自らを制する。さすがに千年の心を持つ人間。」とファントムは感嘆します。前回、“次の時代”を信じる西田の態度に「世代を積み重ね、時の中を生きていく・・・」と彼は言っていました。繰り返す時の環を破ろうとあがく人間を見守る後見――それは“無関心な神”の視座?あの尼僧と彼が重なり合うとして、繰り返し彼が“哀しみを知る小さな人間”を弄ぶのは、何を意図したものなのか?
 “ガサラキ”とは何か?いよいよ物語は核心に迫ってきましたね!

 『ガサラキ』の登場人物たちがエヴァの登場人物たちと似たような雰囲気でわざと設定されてきたという話がありましたが、このあたりから、彼らの違いが際立ってきたのではないか、そういう印象も持ちました。


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