昔のアニメは渋かった…ルパン三世やらボトムズやら 

[2006/12/02] | 随想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 GyaO漬けの日々です。(自嘲)

ルパン三世 1st シリーズ
第9話 殺し屋はブルースを歌う
第10話 ニセ札つくりを狙え!

装甲騎兵ボトムズ
第35話 死線
第36話 恩讐

 このへんを見てて思ったこと。
 どちらも古い作品です。ルパン三世が1971年。ボトムズは1983年。
 ルパンの第9話は、かなり大隅ルパンっぽい渋いテイスト。(一応、演出クレジットも大隅さん名義だそうですが、竹やりを打ち込むシーンで、最後の一撃で敵を殺すとなるはずの演出を、宮崎&高畑コンビが変更したという話もあるようなので、微妙ですか。)私は「ルパン・ザ・サードの歌」バージョンのオープニングが好きなので、このエピソードはその部分からぐっと引き込まれました。
 一方、第10話のほうは、とっても宮崎テイストが強いような。時計台の中の偽札工場って、『カリオストロの城』の原点はこのへんなのでしょうね。殴り合いでぼこぼこになった、ブサイクなルパンの顔を見て、コナンのことなんかを思い出したりもしました。
 ボトムズのほう。ジジリウム欠乏症で動けなくなったフィアナを背負って砂漠を行くキリコの姿を見て、やっぱりコナンのこととか思い出してみたり。何があってもフィアナだけは失いたくないと思った、と、あのキリコが言うのに「じーん…」と来ちゃいました。しかし全体の味付けとしては、本当にほろ苦い。
 一話完結のルパンはもちろんですが、シリーズのボトムズでも、ただ渋いってだけじゃなくて、シンプルで、だけど話として強いんですよね。キャラクターの口数が少ないとか、描写がドライとか、いろんなことが言えるのかもしれないけど、昔のアニメってこうだったなぁと、ふと思ったんです。(ガンダムでもファーストは、エピソードによっては割とそんなところがありましたよね。)
 絵のきれいさとか、設定の緻密さとか、そういうことを言ったら昔のアニメなんてひどいものなんですが、あくまでドラマとしてだけ比較すると、物語の魅力としては、今のアニメにはないものがあったなぁという気がしてしまいます。
 緻密に組み上げた設定を説明しなくちゃならなかったり、ドラマ構成を複雑にするために伏線を張りまくったり、最近のアニメはものすごくそういうところに力を注いでいて、ファンもそういうところに「ああでもない、こうでもない」とさまざまに解釈やツッコミを入れて盛り上がる。アニメの楽しみ方というのは、すっかりそういうもので固定化しつつある気がするんですが、そうじゃなくても十分面白い作品はできるんだろうなぁと思ったんです。
 ただ、自分でもそうなんですけど、こういうツッコミどころの少ない渋い作品って、感想を言葉にしたくても、なかなかできなくて。まあ、だから放映当時にも一部の熱烈なファンを除いては、あまり視聴率はよろしくなかったんだと思います。
 アニメファンのあり方も変わってきてるのかもしれませんが、数字があまりよくなくて、途中で打ち切られることはあっても、とりあえずこういう渋い作品でも作ることが出来た、当時の制作環境っていうのもあるんだろうか、とか不思議に感じています。今は、相当リアルタイムで、“てこ入れ”が入っちゃったりとかするんでしょうか。凝ったつくりでハッタリを効かさないと、やりたいこともやれなかったりするんでしょうか。テクニックの過剰さといえば、エヴァンゲリオンなどのことが思い浮かびますが、源流をたどっていくとどのへんにあるんだろうか。意外と富野さんあたりもそのへんに責任があったりしますかね。
 やっぱり自分がオジサンなのかなぁと思いつつ…。



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