幕末機関説 いろはにほへと 第7話「蒼鉄動く」  

[2006/11/19] | 感想系 | トラックバック(1) | コメント(0) | TOP ▲

 第七話のタイトルは「蒼鉄動く」というわけで、今回はすっかり“河原芝居の戯作者”センセイが、物語の主役です(笑)。
 もう一方では悪の黒幕、中居屋さんも、西郷隆盛と勝海舟が江戸城の無血開城を決定した歴史的な直接会談の場に、思いっきり“覇者の首”を引っさげて登場してくれてしまうし。もうちょっと影の歴史と表の歴史という雰囲気かと思っていたので、これは予想外です。
 それに、こういうハイペースで進行してしまうと、幕末史と言いつつも、どこまでをなぞるのか(函館戦争あたり?それとも西南戦争まで行っちゃうとか?)も気になるし、この先、遊山赫乃丈一座をどう絡めて行くのかも心配になってきちゃいます。「このままじゃ、本当にただのお芝居で終わっちまう」という心配は、物語の成り行きを眺めているこちらの思いでもあります。
 「先生はそんないい加減な人じゃないよ」
 「私たちもすっかり先生の筆の先で踊ってたってわけだ」
 一座の越し方を振り向いてみるのも悪かないんですが。秋月さん、そんなのぼんやり聞いてる場合じゃないでしょ。怪しいのは戯作者センセイだってはっきりしてるんだし。ダメだってば目を離しちゃあ。(笑)
 ほら蒼鉄センセイ、中居屋さんと面会してるし。(この前の神無サマでもそうだったけど、イギリスに伝手さえあれば、すぐに見つかるんじゃまずいですってば。)
 今回はセンセイ、やってることだけじゃなくて、何度か少しお顔の作画も怪しかったし(笑)。
 「さあて、正体はともかく、今回はどんな芝居を書いたことやら」(高麗の里のお爺ちゃん、なかなかお気に入りのキャラクターです。)
 それで、蒼鉄センセイの今回の芝居が「ええじゃないか」だったのには、思わず膝を打ちました!(なるほど、そう来ましたか!)
 この間も書きましたが、“大衆演劇の戯作者”というのは、アニメの脚本家からすれば、一番思い入れの入りやすいキャラクターではないかというところで。全26話のストーリーで、ここまでの筋運びはやけに早いような気がするんですけど、ルーチンワークを繰り返す気はなさそうなので、どうやらここから二転三転する展開が見せてもらえるんじゃないかと。
 そういう意味で、蒼鉄センセイにしても、神無サマにしても、まだ長い先行きの中で、どう転んでいくのだか。赫乃丈一座はセンセイの筆の先で踊るしかないから、不本意にしても秋月さんと刃を交えなきゃならなくなるときとかも、きっとありそうですね。そのへんの二重三重のトリック、シリーズ構成の妙を、この先まだまだ見せてもらえるんじゃないでしょうか。(今回はちょっとカタルシスがなかったけど、期待しています。)



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レビュー・評価:幕末機関説 いろはにほへと/第七話 「蒼鉄動く」

品質評価 11 / 萌え評価 14 / 燃え評価 2 / ギャグ評価 0 / シリアス評価 8 / お色気評価 2 / 総合評価 6レビュー数 34 件 中居屋が放った守霊鬼の襲撃から一月。 蒼鉄の姿は、秋月の故郷、高麗の里にあった。山裾に穿たれた登り窯で、何度も何度も真剣に注文を繰り返