『リーンの翼』第2話「ホウジョウの王」
[2006/11/05] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲
フェラリオの長、ジャコバは、エイサップを“聖戦士”としてホウジョウ王の前に送り込む。聖戦士とはなんだ?(前回予告)
岩国からバイストン・ウェルに引き戻されたリュクスとともに、エイサップたちもコモン界に降りていった。そこは日本人の立ち上げた国“ホウジョウ”があった。その王サコミズは地上界に軍を派遣しようとしていた。(第3回冒頭ナレーション)
バイストン・ウェルへと物語の舞台を移し、エイサップとリュクスが、まず飛ばされた“ワーラー・カーレーン”はすごく不思議な世界。妖精“フェラリオ”のエレボスちゃんを、なぜかエイサップに近づけまいとするリュクス。後の描写などと併せて考えると、どうも妖精さんは男を惑わすものとして差別されているようですね。しかし、エレボスの服!このデザインは、ほんとに
歌舞伎メイクのサコミズ王が登場。後に対立することになる“間男”くんとの通信は、見直してみるとけっこうどきどきします。一方エイサップのほうは、きのこ頭のフェラリオの長とご対面。「その少年と出会えたことも偶然だと思うのか?」…見た目は怖いですが、さすが妖精の女王様だけあって、状況を洞察し、予言めいたことをおっしゃる。ここでの姫様と女王様との会話で、だいぶバイストン・ウェルの状況、リュクスの父であるサコミズ王という人のことなどが分かってきます。
そしてジャコバの勧めで“嵐の壁”を超え、リュクスの来た“コモン界”に戻るエイサップとリュクス。もう、すっかり二人はラブラブムード(?)。やっぱくっついてスキンシップをしていると、情って移るものなのなのか。(笑)
ホウジョウ国にたどり着くと、サコミズ王の眼前で繰り広げられる先妻の子と後添いの対立。後添え様がアマルガンを敵視してるのは、部族間の対立があるからなのかな?…「オーラロードが一日に二回も開かれた意味を見失うな。」サコミズ王って、悪妻にたぶらかされてる人なのか、本当は賢い人なのか、ここではまだ見えてないから不思議な感じです。
レンザンが戻っていない?リュクスちゃん、いい報告をしてくれてます。なるほど、そういえば見ていないぞ。
楽しい音楽も用意されていたのに、エレボスちゃんの魔法が発揮されたのは、エイサップとリュクスが城の窓から脱出した、この一回だけでしたね。本当はもうちょっと“ファンタジー”したかったのか。後から考えてみれば富野監督、その辺に当初の思いと違っちゃったところがあったのかもしれないと思いました。
登場人物が頭に入りきってないので、ここも少し背景が見えにくいところですが、反乱軍とホウジョウ軍、それぞれの思惑を秘めて、結果的には遭遇戦ということですか。郎利たちの戦闘機が乱入して、こちらでの戦いも混沌としてきます。
「ナナジンと名付けたか!」
「…そうでもあるが!」
サコミズ王、このへんの会話で、ハイテンションぶりが、なんか微笑ましい人のような気がしてきました。「鈴木君!」という呼びかけの仕方がたまりません。(名はともかくとして、姓のほうは典型的に日本人に多い苗字なのも狙いのうち?)
しかし一気に婿入り話になりますか、そうですか。(笑)
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