「コードギアス 反逆のルルーシュ」 第4話
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自分を
世界さえも
変えてしまえそうな
瞬間は いつもすぐそばに
主題歌の歌詞がやっと耳に馴染んできました。
“萌え”だったり“ロボットもの”だったり“政治”だったりという、要素の寄せ集めってどうなんだろうかと思っていたんですけど、もう少し本質的なところで、この主題歌が象徴しているような、よく分からない全能感のようなもの? “舞台の設定”を終え、いよいよ動き始めた物語を眺めながら、「自分が抵抗を感じるのはそこなんだろうな」と気がついたような気がします。ただ、それ一辺倒ではないようなので、成り行きがなんとなく気になるというところ。
「少なくとも、それが当時のルルーシュの願いであった」
…当時って? ちょっと不思議なナレーションですよね。歴史上の出来事を振り返るような立ち位置。そういう壮大な物語にしていくんだぞ、という意思表示でしょうか。
スザクは“日本最後の総理大臣”の嫡子という設定が出てきました。別にかまわないんだけど、主人公ルルーシュも“隠れ王族”だったし、生まれながらにして特別な人たちの物語にしてしまうというのは、作品的にはどうなんだろう?(スザクくんはパイロットの適性も並外れて高い、という仕様のようですし。)
このどさくさで名誉ブリタニア人制度をつぶす、とか、東京タワー跡の展示館ではプロパガンダ展示がされている、とか、テレビを利用したあざとい世論操作、とか。そういう政治くささの描写。
「ブリタニアに吸い上げられた“絞りかす”の街」ね。とっさに出る台詞にしては、劇的な物言い。
「違うな、テロではブリタニアを倒せないぞ」
「やるなら戦争だ」
「不可能を可能にしてみせる」
…煽るんだなぁ、ルルーシュ君は。
ブリタニアに抵抗するグループが若者ばかりなのはどうかと思っていたら、大人のグループは別にもある、と。しかしでっかい日の丸に日本刀か。すごい描写…。
「それが世界だというのなら、自分は、未練はありません」…あまりにシュールなヤツだ、スザクくん。
「サミットで“あの人”とも連絡取れないし」…あれ、またなんか伏線張ってる?
見事に世論を煽るテレビ屋さん。そしてルルーシュはマスコミを利用したショーアップを逆手に取る、か。ケレン味のあるキャラクターだから、こういう大変分かりやすいデフォルメされた描写も、似合うと言えば似合うのかな。
「スザク、借りは返すぞ」…たまに意外と人間味もあるのを見せるのは、狙いのうちに含まれるのかな。
毒ガスと見せかけて、ブリタニア人を人質に取る。執政官(辺境伯?)はわが身の危険より、まずは市民のことを考えてたふうに描かれてたような気がしますが、そういう理解で物語的にはOKなんだろうか。(悪い意味ではないんだけど、今のところまだ、いろいろ「?」が多い。)
「オレンジ」って何だっけ? はったり? 辺境伯(目下の敵の中心人物)に、この“力”を使えるのは一度だけなんでしょ?…しかも“力”のことが、相手には分かっちゃったしねぇ。このへんは“失敗”として、後で跳ね返ってくる描写がありそうな気がします。
ルルーシュとスザクのイデオロギー対決は…ちょっと物足りなかったかな。分かりやすいんだろうけど。
「馬鹿かお前は!?」…そこは、頷けてしまう(笑)。
ルルーシュの全能感に対抗するスザクもまた、デフォルトで変に悟っちゃったヤツだというので、いったいこの先、この物語はテンションを維持していけるんだろうか。
おやラスト一瞬で死んだはずの人がまた生き返りましたね。今回も、次回への引きを仕込みましたか。ドラマの作り方として、とにかくあざといまでに“劇的”な表現をしかけてきていて、それが登場人物の振る舞いともシンクロしているのが面白いところでしょうか。
“劇的”に見えるだけで、実は中身が薄っぺらいようにも思われてくるキャラクターと一緒に、物語も徐々に化けていくんだろうか、と期待しつつ…。(笑)
| ランキングオンライン |
[2006/11/01
23:57]
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