押井守は、映画の表現についてかくの如く語った 

[2006/09/17] | アニメ全般な話題 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

オリジナルの肝第7話
押井守は、映画の表現についてかくの如く語った 前編


 Gyaoで見ました。(放映は9月22日正午まで、45分)
 2004年の対談ということで、『イノセンス』についての話題が中心。
 さっと流し見してしまったので、あまり詳しくは書けませんが、聞き手である高橋良輔監督が、柔和な笑みを浮かべながら、聞いてることがけっこう(と言うか、かなり遠慮なく)鋭いんで面白かったです。でも、営業用でもない感じで互いににこにこ語り合っているから、この二人は考え方は違うかもしれないけど、日常的にこういうことを話し合える仲なのかな、と思いました。
 まあ、凄い予算をかけてアニメの映像技術の革新を図ったというような内容について、ドラマの薄さを高橋監督が指摘すると、「薄くなったのは自分自身」みたいなことを押井監督が言ってみたりとか。
 アニメ史的なことでは、ヤマト、ガンダムみたいなエポックメイキングな作品、アニメ業界そのもののあり方が変わるような作品っていうのは、もしかしたらもう出ないんじゃないか、というところで案外二人の意見が一致。エヴァはヤマト、ガンダムの末裔に過ぎないって押井監督は言ってましたね。宮さん(ってのは宮崎駿監督ですけど)でも自分でも、そういう仕事は出来ない気がするんだと。
 高橋監督も、いい時代に日本のアニメーションで仕事させてもらえてありがたかったけど、あとは悪いけどどうなるか分からない、と。
 自分たちの時代は、本当は絵が描きたかったり、本当は小説が書きたかったり、そういう人たちが“仕方なく”アニメに携わっていたけど、今入ってくる人たちは、アニメが好きなんだ、と言うような話で。(だからアニメの枠を超えるような作品が生まれてこないってことなんでしょうかね。)
 デジタル化への幻想と言ったようなことで、全部一人で出来るようになるようなことを理想と思っている人が多いけど、それは違う、スタッフワークだから出来るんだと押井監督が言っていたのも印象に残りました。
 「どんな望みでもかなうなら」みたいな話で、高橋監督は、超低予算でいいから1年間好きにやらせてほしい、…なんだったら、自分が画面に出てきて言いたいことを喋ってるんでもいいけど、それじゃ誰も見ないからアニメにする、と言ってました。それに対して押井さんは100億でも200億でもかけて、…という希望を言っていて、なるほどなぁと。
 私はドラマ(っていうか“劇”)をアニメに見たい人だから、高橋監督派なんですけど、でも押井監督が、技術の革新でしか次代に繋がる可能性は見出せないかもしれないということを、真剣に考えているということはなんとなく分かったので、そこは納得できました。



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コメント

> 不信

> 押井監督が、技術の革新でしか次代に繋がる可能性は見出せないかもしれないということを、真剣に考えている

嘘ですね。自分より見栄えがいいアニメが作れる人間がいないことを確信しているからこそ言える、ナルシストの発言です。彼の望みは自分の後追いをする世界中のクリエイターの頂点に君臨することです。アニメの枠を超えるような作品が生まれてこないことに対する危惧など持ち合わせていません。高橋氏に見透かされているから話を合わせただけです。

彼は「映画・パトレイバー2」で毒ガス入りの飛行船を都心上空に2機飛ばしました。東京でテロをやるためには最高の参考書です。そして地下鉄サリン事件が起きたのはその翌年。社会に対しての責任を意識していないという点で、僕は彼を絶対に許しません。

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