機動戦士Vガンダム 第7巻
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忘れないうちにVガンダムの感想も書いておかねば。第7巻は、第25話「敵艦と敵地へ」から第28話「大脱走」までです。
鬱な作品として、Ζガンダムの系譜で語られることが多いような気がするVガンダムですが、この前の第6巻あたり以来、これはむしろダブルゼータから本作を経て、∀ガンダムへ繋がる流れで見たほうがしっくり来るような気がすると、一風変わった「俺説(?)」を展開しております。
この第7巻もそういう流れで見ていくと、あまり抵抗なく見ることが出来ました。何度目かの敵本国潜入?女王との邂逅?はいはい。この作品はそういうレギュレーションだから、もうだいぶ慣れましたよ。(・・・もう少しスマートにやれないものかなとは思いますが。)
かえってこう流れてくると、それでもまだ死に続けるシュラク隊ってのが、余計に目に付きますけどね。コロニー内で戦うと「エンジンを爆発させられない」と言って、コクピットのパイロットだけを殺す描写。うーん、苦い。
で、そうすると本国のコロニー内でビームを乱射しまくるカテジナさんは、そりゃ本当に「おかしいですよ」。うんうん。
ウッソたちがあっさりギロチンを免れて、シャクティも奪回。女王マリアの行動が少し謎ですねー。シャクティもあっさりとウッソたちに付いていってしまうんだが。で、絶妙のタイミングでリガ・ミリディアの本国強襲と来るか。(慣れたとはいえ、少しきつい・・・。だけどOK、OK。)
この巻で一番びびったのは、主人公のウッソ少年に、大量破壊兵器のトリガーをひかせたのには驚きました。しかも念の入ったことに、思いがけず逸れた狙いは一瞬コロニーを直撃するかに思わせる!
これにはまいったなぁ、地べたを這い回ってたときは抵抗するゲリラだったけど、敵本国の近辺をウロウロされた日には、リガ・ミリディアって本気でテロ集団でしかないものなぁ。・・・「だから駄目」だなんてことは、私はこれっぽっちも思わないけど、この辺の確信犯ぶりには恐るべきものがあると思いました。
あと、大脱走は基本的にほほえましいエピソードなんだろうけど、ウッソ君のマセガキぶり。キミは本気でマーベットさんが好きだったんかい。「嘘」君のことは、私にはほんとによく分からないよ。
とにかく大筋の流れ、細かなこだわり、それらが統合されて「本線の情」が一本ピシッと通ればあれこれ多少の粗は気にならないのでしょうが、なかなかその辺がすっきりと見えてこない残念さはあります。ですが、序盤に比べると、(前巻に引き続き)いささか不統一ながらも、たぶんスタッフが伸び伸びと作品作りをしている気がした第7巻でした。
毎回、予告編のラストは「見てください」というシャクティの声(そんなに切実に言わなくったって・・・)。
次の巻ではV2ガンダムが登場するみたいですね。あ、そうそう。タイヤ型モビルスーツも登場してきたし、カテジナさんは暴走気味だし、後半へ向かってかなりの力技でぐいぐい進められるストーリーには、予想不能なドキドキ感があります。どこへ向かって奔るのか、この物語は。うぅむ・・・。
[2006/08/10
01:04]
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コメント
ギリギリの選択
大を生かすために小を殺す。
ギリギリの状況下であればこの選択肢は間違いではないし、まして戦争であれば敵を殺すことは決して非難されることではない。
でも視聴者にとって正しい側である主人公サイドには、やらせてはいけない描写というものがあります。
それに踏み込んでしまった感じですな。
最近は上記のレベルどころか、主人公が殺人を行ったか、暴力描写が多くないか、どうかで論議になりますし。
主人公が行うこういった
殺人、暴力といった『悪』の描写と
それを見た視聴者への影響の有無については
一概には言えないものがあるので
ここでは議論しないことにしますが、
影響があったとしても、それを遠ざけたことで、
主人公は常に正しく、正しいことをしたものには正しい結果が返ってくる
という描写のみを見せ続けることも
何かしらおかしなことになるんじゃないかと思います。
話題がそれてしまいそうですが、
暴力がよくない、と単純に言ってしまうのではなく、
人間にはどれが正しいことか分からず、すべき対応も状況によって異なる場面が存在し、
それに対して、自分の責任でもって判断しなければならないことがある、ということを
示すべきだと思うのです。
ドラマにおいては、
正しいものが報われるものと、
どちらの判断が正しいのか分からないギリギリの状況を提示するもの、
どちらもあるべきでしょう。
とはいえ、後者の問題提起型の物語では視聴者にストレスがたまるため、こういったものについてはデウスエクスマキナが許されるのではないか、と思っております。
ただ、Vガンダムの場合、
これら以上にギリギリの描写を与える場面、
物語もストレスを残したまま終わってしまう回があったりしますが。
ギリギリの状況下であればこの選択肢は間違いではないし、まして戦争であれば敵を殺すことは決して非難されることではない。
でも視聴者にとって正しい側である主人公サイドには、やらせてはいけない描写というものがあります。
それに踏み込んでしまった感じですな。
最近は上記のレベルどころか、主人公が殺人を行ったか、暴力描写が多くないか、どうかで論議になりますし。
主人公が行うこういった
殺人、暴力といった『悪』の描写と
それを見た視聴者への影響の有無については
一概には言えないものがあるので
ここでは議論しないことにしますが、
影響があったとしても、それを遠ざけたことで、
主人公は常に正しく、正しいことをしたものには正しい結果が返ってくる
という描写のみを見せ続けることも
何かしらおかしなことになるんじゃないかと思います。
話題がそれてしまいそうですが、
暴力がよくない、と単純に言ってしまうのではなく、
人間にはどれが正しいことか分からず、すべき対応も状況によって異なる場面が存在し、
それに対して、自分の責任でもって判断しなければならないことがある、ということを
示すべきだと思うのです。
ドラマにおいては、
正しいものが報われるものと、
どちらの判断が正しいのか分からないギリギリの状況を提示するもの、
どちらもあるべきでしょう。
とはいえ、後者の問題提起型の物語では視聴者にストレスがたまるため、こういったものについてはデウスエクスマキナが許されるのではないか、と思っております。
ただ、Vガンダムの場合、
これら以上にギリギリの描写を与える場面、
物語もストレスを残したまま終わってしまう回があったりしますが。
ニュータイプでもないのに
ウッソの戦闘能力は凄く高いです。これも子供の頃から両親が行っていたスパルタ教育のため。Vガンのウッソは他のどの歴代主人公よりも、親の敷いたレールに翻弄されているように見えます。(アムロ、カミーユ、シーブックも親がガンダム開発に関わっていなければ、戦争に巻き込まれなかったともとれるが、親側からしてみれば、子供を乗せるためにガンダムを開発していた訳ではない。しかしウッソの両親の場合、、、。)
個人的に3クール目位で、視聴に耐えられなくなったことがあります。まあそれを超えると、不思議な感動を与えてくれるようになりましたが、、、。
カテ公さんの狂いっぷりは、限度を超えてて凄いとしか言い様がありません。後年、クインシィやフランドールの声を聞いただけでドキドキしたものです。
個人的に3クール目位で、視聴に耐えられなくなったことがあります。まあそれを超えると、不思議な感動を与えてくれるようになりましたが、、、。
カテ公さんの狂いっぷりは、限度を超えてて凄いとしか言い様がありません。後年、クインシィやフランドールの声を聞いただけでドキドキしたものです。
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