機動戦士Vガンダム 第6巻 

[2006/07/28] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

機動戦士Vガンダム 06 機動戦士Vガンダム 06
サンライズ、逢坂浩司 他 (2004/01/23)
バンダイビジュアル

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 第6巻は、第21話「戦略衛星を叩け」から第24話「首都攻防」までの4話です。
 ここまで、けっこう苦しみながら、ほとんど「次こそは良くなるんじゃないか」という期待で見続けてきたVガンダムです。でも前巻最後の予告編(まだ最終回も程遠いだろうに老朽戦艦でカイラスギリーに突入するというストーリーはベタに強行されるらしい・・・)を見て、正直、今回はあまり期待しないで借りてきたような気がします。TSUTAYAで手に取ったときにいちおうパッケージも見ますが、「なんだってぇー? ザンスカールの本国潜入ー!?」と、しばらく固まってしまったというのも本当の話。

 ・・・というわけで、かなり低い期待度で臨んだ第6巻でしたが、なんと!

 自分でも意外なほど、今回は楽しく見れましたヨ!(笑)

 これ、何て言えばいいのか難しいんですけど、「あ、この作品は、いわゆる“ガンダム”っていうイメージとは、レギュレーションを変えるのね」ということが、やっと呑みこめてきたと言いますか。レギュレーションってのはF1レースなんかで言うところの規則・規制ですが、ファーストガンダムから始まる「宇宙世紀」から地続きの物語は、どうしてもその世界観に縛られるところがあって、作り手の側も受け手の側も、双方がそういうお約束を自明のことだと思い込んでいる。それが目に見えない規制になっていると思うのです。
 そう考えてみると、ガンダムのレギュレーション変更の試みというのは、たぶんダブルゼータもそれだったのかもしれないんですけど、あのΖガンダムのラストからまったくの地続きで、考えてみれば無茶したもんですよねぇ。

 とにかくまずテレビアニメの原点に戻って、楽しいロボットアニメものにしたい。
 たとえば、主人公がなぜ13歳なのかといえば、それが最も見てもらいたい年齢層と重なるからです。同じ理由から、ストーリーもかなり主人公の”ウッソの目”を強調したつくりになっています。

Vガンダム製作段階(1993年2月8日)のインタビュー(ニュータイプ誌93年4月号より)・・・yasuakiの新批評空間

 第6巻の楽しさというのは、この感じだと思うんです。ガンダム“らしさ”の否定というのが、たぶんスタッフの間で共通理解できてきたんじゃないだろうか?
 前の第5巻でシャクティが敵側の手に渡るあたりの描写などでは、「ちょっと自棄?」という印象を持ったのですが、この巻の、例えばザンスカール本国の宮城に強行着陸してしまうVガンダムみたいな描写では、(こんなのはリアルっぽさを追求する世界観から見れば、ほぼ噴飯モノの荒唐無稽な展開ですが、)それを楽しんでアニメとして魅力的なものに描こうとしている気がしました。

 「とはいえ話は複雑でヘンなつくりなんですが・・ 」(富野監督)

 (笑)
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