スポンサーサイト 

[--/--/--] | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | TOP ▲

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「作家性」というおとぎ話 

[2006/05/20] | アニメ全般な話題 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

 おはようございます。(もう午後だってば。 汗)
 ゆっくり休んで、自分が昨日書いたことを読み返してみました。
 宮崎さんと富野さんが「大衆」を考える立ち位置と、そこから目指すベクトルは好対照で面白いですね。例えば宮崎さんの口からは、「愚衆」とか、「下衆」なんて言葉は出てきそうもない気がします。そこが広く支持を受けるいいところであり、またときどき食い足りない印象にも繋がる甘い所でもあるんじゃないでしょうか。口幅ったい「テーマ」みたいなことを持ち出すときに、素朴な信頼(大衆であったり、自然であったり・・・)だけでは。

きっと宮崎氏は大塚康生氏と組まなくなってから、テーマ重視になったんだと思う。また作画面での力強さが、やや無くなったような感じもする。


 絵師は絵師の幸せに徹するほうが、と私は思います。作品の全価値観が一人のクリエイターの個性に発することを重要視することなどは、「近代」的ではあっても「現代」的ではないんじゃないかと。
 といっても、大衆の理解はようやく「白樺派」的な近代レベルだから。アニメ制作の現場に「作家性」みたいな(半ばは幻想的おとぎ話に過ぎない)ストーリーが求められたことが、宮崎さんの名声の源であると同時に、絵師としての不幸でもあったのかなぁ、とか。(言い過ぎですか?)
 浮世絵の分業制っていうのは凄かったんだろうなと思うのですよ。まあ今日、名声は絵師一人のそれになっていってしまっていますが。プロデューサーがいて、絵師がいて、刷り師がいて、それぞれがプロの仕事をして、そういう状況というのは、アニメのそれときわめて酷似していると思うのです。
 『もののけ姫』以降が面白いというのは、ある意味同意できる部分があって、それは「テーマ」みたいなものはどっかで投げっぱなしにしておいて、むしろ絵師の快楽に徹するような開き直りが見られるということだと私は思います。(わんこさんが言われるところの「作業量」を絞り込んだと言いますか。)アニメのどこに着目してみるか、ということはありますよね。

 富野さんがガンダムを作った頃のインタビューで、「ヤマトをつぶせ!」は達成できた気がする、でも『未来少年コナン』には、歯が立たなかったって言っているんですよね。宮崎さんへのライバル視というのは、宮崎さんの高名が不動のものになってから言い出してることではないのですよね。(「ホワイト・ベース」は何故「宇宙戦艦ヤマト」より強いといいきれるのか

 富野アニメの絵師たちということで、湖川さんとか安彦さんとかが参画している『さらば宇宙戦艦ヤマト』は、たしかに凄い作品でしたね。湖川さんのインタビューについて前に書きましたが、今読み返してみると、『未来少年コナン』は「そりゃまあ大塚さんの力が大」という断言っぷりが興味深い。(笑)
 もちろん目を通しておられると思いますが、いちおうリンクを再掲しておきますね。

WEBアニメスタイル_アニメの作画を語ろう
animator interview 湖川友謙
(3)アイレベルと『さらば宇宙戦艦ヤマト』
(4)古代の歯の裏とバッフ・クラン人の目

ブログランキング
関連記事

コメント

> ありがとうございます

湖川氏のインタビューのこれだけまとまったものは初めてです。さらヤマだけでなくパート1から作画されていたのは驚き。あの独特の空間を把握した作画も、一朝一夕には生まれたのではない訳ですね。こういった技術は正しく受け継がれるべきだと思います。

かなり前にNHKで、宮崎監督と富野監督の特集番組がありました。両者のインタビューを聴いていて、何故か宮崎監督の話は非常に分かりにくいなぁと思ったことがあります。まあ富野監督は雑誌等でよく特集が組まれていたから、慣れていたせいもあったのかな。

個人的に宮崎監督にはもう一本くらい「紅の豚」のような作品を、大塚氏と組んで作ってもらいたいもの。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://zmock022.blog19.fc2.com/tb.php/346-b60868e8

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。