本屋めぐりとその他いろいろ 

[2006/03/21] | 雑記 | トラックバック(1) | コメント(3) | TOP ▲

休日の今日は、午後から本屋めぐりをしました。
ブックオフ含めて4軒は頑張りすぎー(笑)

目がかすみ、腰が痛くなるのは想定の範囲内でしたが、立ち読みしすぎで左手の小指がピクピク痙攣しだしてしまいましたよ・・・。

えーと。今日のお買い物を紹介しつつ、いただいたコメントにお答えするので、今日は精一杯かな?

まずは『Ζヒストリカ12巻』やっと発見しました。1冊だけ残ってました。
しののめさんお勧めの第3巻は立ち読みで。(ゴメンナサイ)
だってビルドゥングスロマンとしては『機動戦士ガンダム』はOKだけど、Ζテレビ版は「?」ってことですよね。時代の変化と言うことは分かったけど、もう一歩突っ込んでほしかったなぁ。
ビルドゥングスロマンは、私もバルタザールさんがコメントしてくれたのと同じで、単に「成長譚」と理解してたんですけど、前回引用した中で「正当に描くことに失敗し続けている」とあった、“正当”な成長譚ってなんなのさ、ってそこに引っかかってしまった次第。

ところで戦争が物語の舞台になってしまう問題、言われるとおりです。少なくとも作り手はその問題は意識すべきですね。悩ましいのは、そういう立場に置かれれば、ほとんどの人は平気で殺しや破壊を行えるようになるだろうという現実から目をそむけては、たぶん駄目だというところでしょうか。ただそれは極限状況の例です。現代社会を生きることは競争を強制されることで、常に誰かを追い落とすことが伴ってしまいがち・・・。ヤザンやシロッコとカミーユとの闘いは、そういう価値観による支配を認めるか否定するかの闘争だったように思われます。
また、今回の新訳Ζでは、人物の情の面での善悪は以前にzsphereさんが言っていたように分かりやすい整理がされましたが、それがそのまま組織としてのエゥーゴ=絶対正義(ティターンズ=極悪)の単純化にならないよう、配慮がされていたような気がします。(なかなか正当に理解はしてもらえませんけどね・・・。)

zsphereさん励ましありがとうございます!引用もとの文章はまさに言われるように、ちゃんと私レベルでもおおよその意味は分かるけど、どうも「もう一歩」何かがあるというのが分かる、いい文章でした。・・・そこで“正当な”なんですよ、問題は(笑)
で、高田里惠子『グロテスクな教養』(ちくま新書)です。
教養、あるいは「男の子いかに生くべきか」(第1章標題)・・・なわけですが、

「そうだ、そのとおりだ」と感じさせてしまうような教養論・反教養論はむしろ危険でさえあるかもしれない


という立場がいい!これエリート主義の問題として読めば、シロッコの天才論やコスモ貴族主義にも通じますね。(笑)
つまりですね、“正当な”成長譚という言い方が、すでに「あるべき成長」のモデルを規定してしまうものでいいのかって思うのです。(えーと、日本語って難しいぞ。 笑)
正しい成長結果を規定するものであるべきではなく、
正しい成長過程を例示するものって言えばいいかな?
(意味通じます?)

とにかくこういうのは、「おたく」について述べてる論者とかの言説によるよりも、こういう本と格闘してみるのもいいかなと思いまして。(しかし苦戦は必至ですな。)

齋藤隆『座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 』(光文社新書)
これはそういう意味では読みやすそう。『ゲーテとの対話』のポイントを分かりやすく読み下してくれた入門書的な内容だから。(立ち読みでもう、1/4ぐらい読んじゃった。)なおかつ、かなり実用的(笑)というか。具体的に人生のコツが挙げられてます。『若きヴェルテルの悩み』は生涯に一度は自分一人のために書かれたように思える時期を持つべきだが、卒業して大人になるべき本でもある。うんうん。分かるよ、なかなか難しいけど。(読むのはたやすいが、実践するには難しい本かな? 笑)

あとなんか、いっぱい買っちゃった。(いつ読むんだ、俺?)

宮下誠『20世紀絵画~モダニズム美術史を問い直す』(光文社新書)

「わかる/わからない」
「好き/嫌い」だけでは、
「永遠に『わからない』」


という、帯のコピーの挑発に釣られてみました(笑)

切通理作『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)
初期のことなども載っているし、まあ読んでみようかと・・・(笑)

『ブレンパワード フィルムブック』
ブックオフで安かったのでつい(笑)。
2巻と3巻だけしかありませんでした。
資料集めはあまりしない主義なのですが、今、自分的にブレンはちょっと別枠になっちゃってるかも・・・(ぉぃ!)

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』
3巻と4巻を。1巻と2巻を前に105円で買ったので、続きも安くなるのを待ってたのですが、待ちきれず・・・(笑)
今のところ、あまり特別な感懐はないです。可もなし不可もなし。

『語ろうΖガンダム』は見当たらず・・・。以前に書店で立ち読み(またかよ!)はしたんですけどね。「ガンダム中心に引き付けすぎ」に過剰反応してすみません(そりゃそうですね)。私には、富野さんをガンダムの重力から解放してあげたいという思いが強くあるもので、つい・・・。

あ、それからhirohiroさんは某所での知り合いです。いらっしゃーい。
すごいタイトルのブログやってらっしゃるんですねー(笑)
一瞬、スパムコメントかと思っちゃいましたよー。(ゴメンナサイ)

あ、それからそれから、通りすがりの“のりのり”さんのホームページ行ってみました。
月の女神セレネ
∀あり。ブレンあり。Vガンあり。堪能いたしました。避難所の読者の皆さんにもお勧めします。
通りすがりとおっしゃらず、また是非お立ち寄りくださいませ。

そうこう言っていたら、わんこさんから三連打でコメントありがとうございます。
『イデオン』は形式主義の枠を突き抜けているからこそ、後世まで評価が残る作品だと私は思っています。(芸能とはそうしたものだと。)
『Ζ』は劇場版のほうがいい。ご指摘のとおり戦闘シーンだけを見ても、テレビ版の戦闘は、内心いやいや描いているような記憶がありますけど、劇場版ではその隅々にまで、何かを表現したいという意識を感じました。激しく同感です。
『ブレンパワード』は傑作。まさしく! 二度三度。ええ、見ますとも!
同じくまたお立ち寄りくださいませ。
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コメント

> 買いだめした人に更なるお薦め本

ビルドゥングスロマンと言えるかどうだか分からんですが、「君たちはどう生きるか」という、ある意味定番をお薦めしてみます。
>「そうだ、そのとおりだ」と感じさせてしまうような教養論・反教養論はむしろ危険でさえあるかもしれない
という意見にはかなり共感を持つのですが、
困った事にこの本に関しては俺、全肯定しちゃってるのです。

あと、コメントいただいた先日の書き込み、
ある意味「それを言っちゃあおしまいよ」ではあるし、大上段に振りかぶり過ぎかな、と自戒はしています。
そもそもスポーツやゲーム全般が、戦争の代換として発達してきた側面もたしかにあるのだし。
不安になるのはむしろ、「パターン化、儀式化しているかもしれない表現手法を鵜呑みにする」事、なんだと思います。
物語の枠組みに似たプロパガンダに縛られ、踊らされる「気持ちのいい奴ら(ナイスガイて言い方だと女性をのけ者にしちゃうからね)」、という構図は我々の廻りにうんざりする程見られるものです。
物語を味わうのにワンダーは不可欠ですが、無垢であるのと無防備であるのは結構似たスタンスであるように思います…。

>

 まずは12巻ご購入ありがとうございます。
 03巻についてですが、「?」で終わらせているものではないと自分では思います。時代性のみが語られて、何故富野監督がそのような描き方をしたのかが掘り下げられていない部分を不満に思われているのかと拝察しますが、それはΖが現実認知の物語であるが故の必然であり、巻数や字数の問題もあって取り上げられなかったのかと思います。

> “正当”な成長譚

というのが私の関心事だったので、現状認知の物語では、それは正当(?)に描けないのが自明としてしまっては、ビルドゥングスロマンという言葉を持ち出した意味がわからなくなります。テレビ版では失敗だったとして、劇場版では正当に描くことに成功したのかどうか。しかし3巻という段階でそこに踏み込めなかった事情は理解しております。ですが最後まで見通して、私なぞは未だによく分からないので、勉強しなおしている次第です。そういう参考書はアニメ関係の外に求めるべきであったというのは、御大がいつも言われることにも沿う方向性かな、とも。

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