頭で考えているからっ! 

[2006/03/04] | 新訳Ζ | トラックバック(0) | コメント(2) | TOP ▲

新訳ΖガンダムIII『星の鼓動は愛』をこれから観る方へ、言っておきたいことは、頭で考えようとしないで、「体感」してほしいということです。(以下ネタバレはありません、たぶん。)
敵対勢力は乱立し、登場人物の愛憎も入り乱れ、頭だけで考えていたら大混乱すること請け合いです。乱戦の中で隕石にでもぶつかるのがオチでしょう。
あなたが天才だったら、この混乱の中でも「状況は見えた!」と言えるかもしれませんが、それには登場人物たちの感情を、ただ「下品」と切り捨てる冷たい感性が必要です。
私は何回も言っていますが、テレビ版を見直して劇場に行くことは、ストーリー展開を知る上で有効なように見えて、鑑賞の邪魔をするだけです。例えば、せっかくカミーユの声を出している飛田さんが、まったく新しい気持ちでキレやすい暴れ者ではなくピュアな感性の人物を演じているのに、テレビ版の記憶が混じることで印象の混乱が起こります。いっそ別の声優にしたかったと監督が言ったのも、そういうことを危惧してのことだと思います。だから、この三部作のフィルムに出てくる以外のことは、いっそ全部忘れた方がいい。
テレビ版だって、一回見て状況が飲み込めますか?(飲み込めたなら、あなたは天才です。)劇場版を何回も見直しましょうよ。そのほうが絶対にいい。何より印象がぶれない。
何がどうなってるか全体像が分からないと不安ですか?ご心配なく。登場人物のほとんどが、状況をすべてなど飲み込めてはいません。「何でここでこの人はこんなことをするの?」その当惑の連続を、カミーユらと一緒に体感することが、この作品の醍醐味だと私は思います。
テレビ版が大好きだった人は、あるいは改変された部分に腹が立つかもしれませんが、この三部作の中で表現されたものがすべてで、この中で完結している世界ですから。
とにかく、混乱にうんざりさせないよう、サービス精神も随所に感じられる作品です。ジェットコースターに乗っているときに一瞬一瞬の風景が明快に見えていなかったら楽しめませんか?そんなことはないですよね。
「ぎゃー!、ひゃー!、ふわー!・・・」そして最後に出発点に帰ってきたときの何とも言えない感覚。まぁ、あんな感じだと思ってください。

ネタバレではないですが、先入観を与えてしまったなら、ごめんなさい。でも間違った先入観を持って、「頭で」入っていったら、せっかくこんなに楽しい作品なのに、楽しめないかもしれません。だまされたと思って、流れを体で味わってみてください。ぜひ!

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コメント

> やや不満。

一晩経ったので追加。組織の駆け引き/交渉が多く複雑なので
「ハマーンなし。エゥーゴがティターンズとシロッコを倒して
おわり」という作品に僕なら作り変えたいと感じました。

カミーユ&Zガンダムが今作では健在なので、改めてハマーンと
戦う話が見たいと思いました。「Z・Ⅳ」なんて、ないほうが
よいでしょうか?

> 今日見ましたが

ネタバレしない程度に書きたいところなんですがどういったものやら・・・
もう少し頭を冷やさないと
困った映画です

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