「伝説巨神イデオン 最終回のために」 

[2006/02/09] | 御大 | トラックバック(0) | コメント(2) | TOP ▲

伝説巨神イデオン 最終回のために

これは遠い遠い昔のお言葉ですが。
ちょっと前にyasuakiさんが掲載くださったのを改めて読ませていただいて、いろいろ思ったことなどを。

作り手側の事情があるといって、評価なり論評される対象は作品であって、作品が生まれる事情ではない。しかし、この”イデオン”についてはどうしても記しておかなければならない事と思えるので、ここに記させていただく。


まだ子どもの頃、「作り手側の事情」を読んでも、もちろん何が何だか分からなかった思い出。
「同じ金を使うのならもっと他の良きことへ使って欲しいという思いが、他の世の父親たちと同じにあるからだ。」って言われても、プラモとか設定資料集とかアニメ雑誌とか買いあさるよりも、劇場で観るのに金を使うほうが、"良きこと"じゃん…とか、たぶん中学生ぐらいから、そういう生意気なことを言っているガキでした、私は。(笑)
あの頃より今のほうが、まだプラモとか喜んで買っているかも。(昔はブックオフとかで安く買えなかっただけかな?)
いや、そういう意味じゃなくて、「もっと他の良きこと」だと仰りたかったんだろうことは、今だから分かるけど、でも相変わらず「もっと他」に楽しいことをあまり知らないような気がしてしまいます…。

1部、2部という興行形式をとった時に、1部の入り(作品の出来ではなく)の状況によって、”イデオン”の本来の完結編が、再び公開されることなく終わった場合、”イデオン”は本当に未完に終わってしまう。それを最も怖れた、といえる。


一気に作品を見ることができるダブル・リリースは、子ども心にも本当に嬉しかったですね。そして確かに、あの"接触篇"が単独先行した場合に、あの"発動篇"を、我々が目に出来なかった可能性は大いにあったかもしれないですね…。
「映画版のドラマは、ドラマとして成立することなく発端と発動を直結させた。まとめたのではない。直結でしかない。」
「矛盾に満ちて、何が物語なのかという思考さえも働かせることなく、”イデオン”は”発動編のラスト・アクションに入る。」
こういう覚悟が"気合"になって、子どもだった私にも伝わってきていたんじゃないかと思います。

「本映画は”イデオン”の最終回でしかないと言える。」
確かに、この映画ではじめてイデオンという作品に触れた人には、よほどの感性の持ち主であっても、その意味を理解してもらうのは難しかったかもしれないです。そういう意味でいったら、作品としての完成度なんてのは、低いと言われても仕方ないかもしれない。
だけど、それでも"発動篇"は、日本のアニメ史上に残る傑作だと私は信じて疑わないんです。疑いが持てないんです。これって何なのでしょうかね?

『イデオン』に比べれば、『∀ガンダム(地球光/月光蝶)』は作品としての完成度もありました。テレビ版できちんと完結までを描ききることができていたということも大きかったでしょう。(この作品もサイマルロードショーとか、変わった上映方式を余儀なくされていましたが・・・。)

今、進行している『新訳Ζ』は、三部作をひとつずつ制作し、上映していけることを考えれば、その点、イデオンに比べればかなり恵まれています。今回の作品にも、イデオンとはまた違った覚悟や気合を感じているのですが、最後がどうなるのだろうかと。・・・本当にわくわくしています。
富野さんという人は、「まさにラスト数カット」というところで、必殺の一発逆転を仕掛ける技を持つ、おそろしい人ですからね。

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シャア専用ブログさんより

2005年度邦画興行成績ランキング
順位/作品名/興行収入
01.ハウルの動く城/196.0億円
02.劇場版 ポケットモンスター アドバンスジェネレーション ミュウと波導の勇者ルカリオ/43.0億円

29.機動戦士Ζガンダム-星を継ぐ者-/8.62億円

33.機動戦士ΖガンダムⅡ-恋人たち-/6.0億円


この落差は大きいですね~。
…ましてこの間に「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」「鋼の錬金術師」「ワンピース」「NARUTO」「仮面ライダーヒビキ/マジレンジャー」 などぞろぞろといるわけで。

うーん・・・・・・。

とはいえ、『イデオン』では持ち得なかった完成度を『∀』で見せてなお、富野さんはアニメ村を超える評価を持ち得なかったし、今また、興業的には"健闘"という域に留まるかもしれないけれど、『新訳Ζ』を富野さんはあきらめていないことが私は素直に嬉しいのです。そこには何かの覚悟があって、その"気合"がびしびしと伝わってくるからではないのかと思っています。しかし待ちくたびれますね。早く観たい・・・。(ファンとはわがままなものだ・・・。)(笑)
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コメント

> イデオン祭りってありましたよね

当時は製作側もファンもコケると思ってたような気がします
実際、結果もよくなかった様ですが
作品としては未だに評価されているので良しとするべきでしょうね

> 総集編映画

イデオンの映画って一種異様ですよね。でもその異様さというか、型に収まっていないからこそ、当時観た者に異常なインパクトを与えたんだと思う。ただし、作品としてイビツさがあるんで、当時を知るものがいなくなったら変な作品という評価になってしまうのかなぁ。

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