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『ブレンパワード』ゆるゆる再見 第5話「敵か味方か」
[2010/03/15] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲
最初に見たときは、「この子どこから突然出てきたんだ」と思ったけど、第2話からちゃんと出てたんですよね、ヒギンズ。最初に見たときは名もないクルーの一人かと思っちゃってた。
アノーア艦長が子どもからのクリスマスカードを繰り返しチラチラと見ているのも、後になって気がつくポイント。リクレイマーを逃げ出してきたユウについて、「親子の絆がそれで断ち切れるものでしょうか」というセリフを彼女の口から言わせているあたりは、後から思えばユウとジョナサンの裏返しの人間関係の構図を反映していて面白いです。
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そのリクレイマーのほうはジョナサンがあきれるぐらい、目に見えて人間関係がグダグダしていて分かりにくい。
組織というものは立派なお題目を掲げていようがいまいが、中では情実で動いてしまうものだ、・・・ということが、ここでは分かりやすく戯画化されているのだけど、「アレは敵、コレは味方、敵の目的は・・・で、味方は・・・、」ともっと単純化されたものを見過ぎていると、普通のことが分かりにくく見えたりするから、難しいもんだ。
『ガンダム』の類型だと思って見ていて、「これはリアルな戦争が描けてない」とか言ったりするのかもしれないけど、そんなに戦争が好きなのかな?「リアリティがある/ない」というのも、表現のひとつの方法ではあっても目的ではないよね。とにかく感動できればいいじゃん。
作品の冒頭からブレンパワードに乗りたがってるコモドは、もっと物語の主軸に絡んでくるのかと思ってたら、(ネタバレだけど)最後までブレンに乗れない。ある意味肩透かしなんだけど、なんかそれでいいんだというところへきちんと着地できたからよかった。
そういう落としどころから逆算すると、この時点での彼女はまったく「何言ってんだかさ」という感じで、無駄にキャラが立ってるように見えるのは間違いない。だが、それ以外には何も感じられない人はここでのコモドのように、自分は主役級の活躍ができるはずだ、して然るべき、と考えている人なんだろう。
才能ややる気があったかなかったかにかかわらず、チャンスを得られず目覚しい活躍などできないことの多いのが、普通の人生であり、『ブレンパワード』はそうした群像にも丁寧に目を配っている優しい作品だ。「リアリティ」の持ち方が違うというのは、つまりこういうことなのです。
「とりあえずの呪縛」って何だったんだろうな。このへん、未だによく分からないところはあります。主人公の言ってることだからって、彼の思い込みでしゃべってるだけかもしれないし、何回でも見返していたら、いつか分かるときが来るかもしれない。
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ブレンパワード
コメント
安直にいえば闘うためのマシンではないということで
だからこそ
戦うことを欲するコモドの前にはブレンやグランチャーが現れなくて
愛を求めるものか愛を知ってる人がパイロット(水先案内人)になってる
機動戦士でも戦闘メカでも重戦機でもない
そういう肩書がタイトルについてないことにも
何か意味があるかのように思えてくる
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