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宇野常寛さんの「富野由悠季」観 

[2009/12/16] | 随想系 | トラックバック(0) | コメント(3) | TOP ▲

 最近、twitterなどというものを始めてしまって、そのへんでブツブツつぶやいていると、何か話したいことは話してしまったような感覚もあり、気がつけば12月ももう半ばなのに、今月初めての記事じゃあるまいか。(笑)

 だいたい12月というのはあれもこれもと気ぜわしく、1年で一番嫌いな季節といってもいいのです。定番BGMは中島みゆき『十二月』 on 「グッバイガール」(歌詞はこちらに。)。

 何しろ書きかけている記事はいくつもあり、たいした内容でもないのだけど、書き上げようという気力が湧かないのであります。

 twitterでは氷川竜介さん藤津亮太さん小黒祐一郎さんの話などをいつも興味深く読ませていただいてますが、最近、宇野常寛さんが富野アニメに言及されたツイートが面白かったので、今日はちょっと勝手に編集してメモしておこうかと。

 全面的に賛同するものではないけれど、しばしば富野由悠季に言及しながら、イマイチどう捉えているのかよく分からなかった宇野さんのスタンスが、この一連のツイートを読んで少し分かった気がしたので、書きとめてみました。

 「団塊ジュニア」というと1971~74年のベビーブーム世代ですね。私よりは少し下、中学生ぐらいで『Zガンダム』(1985年)を見た世代か・・・。宇野さん(1978年生まれ)よりはちょっと上ってことですか。オタク第二世代という言い方もあって、その代表格を福井晴敏(1968年生まれ)とすると、もう少し幅が広いのかな。

 富野監督がカリスマ的人気だったのって、むしろ『Z』以前だと思うんですが、私たちの世代は『Z』、『ZZ』で何て言うか、ちょっとガクッと来て(私がそうですが)富野監督にアウラを感じなくなった人が少なくないです。「Zガンダムが自分にとって最初の(はじめて見た)ガンダム」の世代には「神格化」があるんでしょうか。

 まあ世の中的には「ガンダムの富野」ですから、ガンダム基準になるんでしょう。ただ本当は、庵野さんの『エヴァンゲリオン』への影響というと「Z~V」もあるでしょうけど、『イデオン』のそれも大きいはずだと思います。

 劇場版『新訳Z』を宇野さんは前から「面白くない」って言ってました。その「Z~V」のラインを受けてないってことみたいですね。それを受け継いでるのは庵野~谷口(『リヴァイアス』)だと。うーん、『リヴァイアス』ですか。

 『宇宙戦艦ヤマト』でも『機動戦士ガンダム』でも、『新世紀エヴァンゲリオン』でもそうですけど、時代を動かした作品っていうのは、もちろん「いい作品」じゃなきゃ駄目でしょうけど、それだけじゃなくて、その時代の一番深いところにまで触れて、根底から揺さぶり起こすようなものなんだろうと思います。
 だからといって、そのことが「いい作品」の条件ではなくて、早過ぎたり遅過ぎたりして時代の波に乗れなかったけど「いい作品」というのはあるんだとも思います。(そういう作品は、たぶん歴史の風雪に耐えて残る。)

 宇野さんは「批評家」だから、時代を思想的に動かしたいんだろうな、というふうに思っています。だから作品は、思想を語るための「駒」のようなものなんで、それは私のように、ただ「面白かった」とか「つまんなかった」とか感想を書いているものとは違う立場として理解できます。

 ただ、何でもかんでも『エヴァ』『エヴァ』言ってるだけじゃどうなのよー、というのは共感できる。そこを、「どげんかせんといかん」と思っているらしい覇気は、見ていて好ましいものです。

 で、そうなんだけど、話の矛先が「劇場版Z」あたりに向いてくるのは、正直、何だかなー、と。(笑)
 「批評家」の立場だと、自分の考えの独自性というのを強く打ち出さないといけないんだろうとは理解しつつ、このへんの話で切れ味鋭い強烈なパンチを繰り出していても、何だか「内ゲバ」っぽくはないですか。

 例えばアニメの話だけでも、『ヤマト』~『ガンダム』~『エヴァンゲリオン』とアニメブームを語ってるときに、「宮崎アニメ」はどう位置づけられるんだろうとか、さらには『サザエさん』とか『クレヨンしんちゃん』とか『ドラえもん』とか、ああいうのは「論外」なんだけど、あれは本当にしぶといよなぁとか、まあそんなのは今さらなのかもしれないけど、若い批評家のご意見を聞いてみたいことは多々あります。

 「劇場版Z」なんて、オッサンたちばかりが面白がってるじゃないかっていうのも、最近は少しうなづけるところがあって、たしかにオッサンになって初めて分かる感覚ってあるんですよ。別に「ニュータイプ」なんてものにならなくっても、人は試行錯誤しながら僅かずつでも変わっていけるんだ、みたいな。

 だって『イデオン』なんて、「バカは死ななきゃ直らない!」=「みんな星になっちゃえ!」だったんだから。(笑)

 まあそれは、作品の話じゃなくて、富野由悠季って作家の話になっちゃってますけどね。

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[tag] 富野由悠季 fc2ファビコン エヴァンゲリオン fc2ファビコン Zガンダム fc2ファビコン イデオン fc2ファビコン

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コメント

> ありがとうございます

twitterには注目しているのですが、さすがにそこまで情報収集の範囲を広げると時間がいくらあっても足りないので、こうしてまとめていただけるととても助かります。ありがとうございます。

> こちらこそ

いつもお世話になっている「シャア専用ニュース」の中の人にそんなふうに言っていただけるなんて。
これからもどうぞよろしくお願いします。

> TV版Zの魅力

もう見てないかもしれませんが・・・

自分はエヴァ直撃世代で
エヴァ→ガンダム→Ζガンダム→逆シャア→Vガンダム
の順に見た口ですが、この作品の中で一番印象に残ってるのは精神をすり減らしていくカミーユですよ。

何もかも上手くいかず崩壊していくラストには、危険な魅力があります。

そこが好きなのに劇場版Zは・・・
それにあのラストだとニュータイプなんて、ちょっとアレな思想を持ってるエウーゴが正しいみたいだし、どうかと。

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