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意外にテレビアニメ的だった『リーンの翼』 

[2009/10/01] | 随想系 | トラックバック(0) | コメント(3) | TOP ▲

 今月はこれでやっと5つ目の記事。書きたいことはいくつもあるはずで、会社から帰ってくると眠い目をこすりながらパソコンの前にしがみついてだけはいるんだけど、何から書いたものかどう書いたものかなどと思っている間に時間だけがどんどん過ぎていくとか、そんな感じです。

 あまり頭を使わなくてすむことというか。『だからtominoは・・・』のほうで、ちまちまと『リーンの翼』のセリフ集を作ったりしていました。やってみて思ったのは、これは読み込むほどにいい作品だな、ということと(笑)、意外にテレビアニメーション的だということでしょうか。
 6話構成ということで、一気に見通そうと思えば見通せるボリュームでもあり、初見が3年前の富野監督のお誕生日に一挙無料配信されたのを観たなんてこともあって、「映画的に一気に観るのがいい作品のように思います」と前にも書いてたんですけど、どうも違いますね。前言は撤回します。1話ずつじっくり観ていったほうがいいみたいです。

 「劇場アニメ > テレビアニメ」というのが世間の常識みたいなところもあるんですが、テレビアニメには次の回を見るまでの(一週間とかの)「間」があるというのがいいところだな、と私は思っています。
 この『リーンの翼』はDVD1枚に1話ずつおさまってるということで、レンタルで借りてくるにしたって「うーん・・・」と一瞬は思うわけなんですけど、今回はセリフ集を作るというのもあったんで、おとなしく毎週一枚ずつ借りてきて、何度も見返しました。
 テレビ放映だと何度も見返すというのはできないわけですけど、この一週間の間に反芻して咀嚼するという感覚が、すっかり忘れてましたけど、意外と大事なことだったなーと思ったりしたわけです。いつもだと観終わったらディティールを忘れないうちに大慌てで感想をブログに書いたりもするんですが、感想の中には熟成されるのに若干の時間をかけたほうがいいものもある。逆に言うと一気に見通してしまうことでこぼれ落ちてしまう微妙なアヤというものがあるというか。

 富野由悠季という人自身は「映画」ということにこだわりを持っているようなので、そんな風に言われても嬉しくもないかもしれませんが、「テレビアニメ」的なよさというものの、極限を引き出そうとする、引き出すことのできる監督なのではないかなと私は思っています。
 そうして、私というのはつくづくと、テレビアニメ的なものが好きなんだろうな、と思ったりなんかもします。

 少しは作品の話も書き留めておきますね。
 『リーンの翼』は1,5,6話が地上界、2,3,4話がバイストン・ウェルという半々の構成です。限られた長さの中で、半分を地上界に割いているということがひとつのポイントでしょうか。
 1,2話が両世界の状況を見せる「序」、3,4話が暗雲の漂いだす「破」、5,6話がクライマックスへ向かう「急」という無駄をそぎ落とした展開といえるでしょう。総体としての見せ方も、実に見事だと思います。

 これまでにウェブで読ませていただいた中で、特に秀逸だと思う感想にリンクしておきます。

物語が進むにつれて、物語の中心が完全にサコミズ王となってしまい、主人公が脇に押しやられた形になったのには、違和感を感じた方も少なくないのでは、と思います。
しかしこの主客転換の構造、ある古典芸能に当てはめてみると、違和感なく見えてくるように、私には思えます。
すなわち、鈴木君をワキに、サコミズ王をシテ(主役)に――能として考えると、これが実にしっくりくるのです。

というわけで、三島の持つ『憂国』のイメージを借りた、特攻死できなかった迫水と、作家になれなかった富野の怨念と救いの物語としか見れず、その台詞の一つ一つに込められた力の強さ、エゴの強さ。

 それぞれ本当に素晴らしい視座をお持ちです。んー、書き出すと長くなるので、今夜はこのへんで。

追記

 あ、9月5つ目の記事のはずが、10月最初の記事になってしまった。 orz

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[tag] リーンの翼 fc2ファビコン

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コメント

> 個人的は

三田主水さん感想の以外、これも素敵だと思います。簡単ながらも、一番強いメッセージと白富野、ダンバインとの対比を語ってました。

http://hsstationz.at.webry.info/200906/article_20.html

>

あ、いつの間にかiPhone対応サイトになってる!

>

サコミズは本当に魅力的な人です。
私の場合、サコミズしか話を動かせないので、彼一人の力押しで話をまとめた、というネガティブな印象があります。
3,4話は人間関係が動かず、もたついた印象があり、ここでエイサップが成長してサコミズと正面から渡り合えるだけの器を得られていれば、ラストも違ったかな、と思います。

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