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『機動戦士Zガンダム』 第39話「湖畔」
[2009/05/12] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲
『機動戦士Zガンダム』テレビ版再見も第11巻までたどり着きました。ついにロザミィ篇なのですが。・・・テレビ版の中でも、このパートはひときわ見ていてしんどいです。
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地球から帰還してくるカミーユとシャアの収容のため頑張って、ヤザン隊にずいぶんやられてたからなのか、補給のためにサイド2の中立コロニー13バンチに入港するアーガマ。(何回見ても、地球とのスタッフ往還は割に合わないことをやってるようにしか見えないですね・・・。)
何でもケチを付ければ、あえて「中立コロニー」というのが解せない感じ。劇中での保養地的な描写を見れば、そういう性質なので非武装という協約の出来てるコロニーとでも理解しておけばいいのかな。劇中で「国際法」と言っているんだけど、どこでもいちおう地球連邦なんだろうし、やっぱり少し変な感じ。
シャアのダカール演説の影響を大きめに見積もることで、コロニーレーザーでグラナダ殲滅を目指すという強攻策を、武闘派のバスクがジャミトフに呑ませているとか、そういう描写は細かいんですがね。
「一年戦争」とは違い、エゥーゴとティターンズの抗争って、地球圏を真っ二つに割っての大戦争って感じではなく、あくまで紛争規模のものとして捉えられてきたと思うのですが、続編『ZZ』へ繋ぐために後半エピソードを水増ししてる中で、少し話がでっかくなってるとか、どうもそんな印象。
で、そういう大状況の中で、ロザミアを13バンチに潜入させるのは「マメなことだな」と言われるレベルの作戦らしいです。「各種の可能性に挑戦」とか意味不明な・・・。バスクが強化人間の部隊編成を急いでいるとかいう話もあって、彼は強化人間とかニュータイプとか、よく分からん指揮官だったという理解でよいのでしょうか。
見えざる危機の迫る中、皆さん、いつになくファッショナブルないでたち(ファンサービス?)で、つかの間の保養地気分を満喫するカミーユたち。ただハッとしたのは「ハサン先生も休めっておっしゃったでしょう?」というエマさんのセリフ。最終回の結末に至る伏線といっては何ですが、カミーユのメンタルには少なくとも、この時点で危険信号が灯っていたんですね。
そのヤバい状態のカミーユのところへ、さらにメンタルが超ヤバいロザミアが接触してしまうという。うわー、本気できついなー、これ。
カミーユが遊んでる(静養してる?)間もせわしなく働いてるクワトロのほうは、この中立空域でゲリラ戦をやってるハイザックの一隊と交戦。はじめはコロニーを傷つけないようにと双方配慮しているのが、どんどん事態が悪いほうへ悪いほうへとエスカレートしていく描写は、いかにも富野アニメらしい表現かな?
ここでカミーユが、ハマーンたちとまで出会ってしまう欲張りなシナリオは、「中立コロニー」というマジックワードを最大活用している感じ。傀儡として利用しているだけでないハマーンとミネバの交情(「ミネバ様が、笑っていらっしゃる…」)を何気なく挿入しているのは見事ですが。
そしてクワトロとハイザックの交戦がこの湖畔での出会いの場にまで及んできて、「エゥーゴめ、ミネバ様を拉致するつもりだったのか」とハマーンが誤解するまでに至る三つ巴のコミュニケーション不全な状況は、富野アニメ濃度があまりにも高くて、思わずむせそうです。w
コロニーからハマーンとミネバの気配を感じて、「それで迷ってな。敵に引き込まれてしまった」というのがクワトロ大尉の言い訳でした。まんざらウソでもないんだけど、正確には「気のせいか。あのコロニーに、アムロがいるような感じがある」っておっしゃってましたよ、たしか。
心なしか、まつげが長すぎて顔まで変です、クワトロ大尉。サービス精神の旺盛な回でしたが、私にはもうひとつ微妙に座りが良くない印象だった第39話でした。
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