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『キャシャーンSins』 第13話 過去は目の前に満ちて 

[2009/01/11] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 お正月にGyaOで一挙放映された第1話~第12話までを見返して、あまりまとまりのない視聴メモを残しましたけど、この『キャシャーンSins』はやはりすごく面白い作品だなと再確認しました。

キャシャーンSins スペシャルコンプリート

 Wikipediaを見れば、いちおう2クール予定と書かれていますから、この第13話がまさに分岐点というわけです。ここでどのように流れが変わるのかと言えば、今回キャシャーン自身がリューズに語ったとおりで、

「僕は、滅びを見てきた。それを止めたいと思っている。」

  • 「滅びを見てきた」→前半 (ここまで)
  • 「それを止めたい」→後半 (ここから)

 大変分かりやすく、こういうことですね。

「キャシャーンは悪くないんだから・・・」

 前半をずっと見てきて、アーバンタイトルの短い芝居が毎回なかなか曲者だなぁと思っていたら、今回はいつものキャシャーンとルナ(事件の回想)ではないパターンがいきなり出てきて超びっくり。やっぱりリンゴちゃんは物語のカギを握る重要なキャラクターのようですね。

 そもそもルナが死んだ、ということから有無を言わせず始めた物語のベースを根こそぎひっくり返す、ルナ生存の噂。列を成して彼女がいると伝えられる街を目指す人々。その傍らで「癒し?この世界にどんな癒しがあるの?」と絶望しながら滅びていく名もない親子連れの描写が重かった・・・。

「君はルナに生きていて欲しくないの?」

 ルナに会ってすべての疑問を確かめたいキャシャーン。でも、もしルナが生きているのなら、姉の死は何のためだったのか、自分の復讐は?・・・リューズの胸中も複雑です。

 来合わせたリンゴとオージも加わって、焚き火を囲み、洞窟で雨宿りをする一行。そこに入ってきたのは、

「・・・そんな・・・まさか・・・お前は・・・ブライキング・ボス!」

 前半ずっと引っ張ってきた数々の疑問を、どこまでこいつが明かすのかも気になっていました。

「どうせいつかは知らなきゃいけないことだ。この世界に落とし前をつけるためにはな。」

 キャシャーン(そしてデュオやレダ)が何のために、誰によって作られたものなのか。

「そうだ、その先生がキャシャーンを作った。」

 「何のために」・・・この作品は“神話”を思わせる物語だと前にも書きましたけど、その印象はさらに強まりましたが、しかし。それよりも、「誰によって」のところはちょっとズシッときました。キャシャーンの前にデュオが現れたとき(第6話)での描写とか、無言の芝居がひどく気になっていたのはいたんですが、なるほどそうなのか・・・。

 それで、これも無言の描写(傍らにいたのはフレンダーだけ・・・)でしたけど、リンゴのあれは?キャシャーンの出自がそういうことであるのなら、オージがずっと連れて歩いているあの子はいったい・・・?

 で、結局やっぱり「あのとき」キャシャーンとルナの間で何があったのか、が一番重要な謎として残されているわけです。この作品、突拍子もなく予想の斜め上を行く振り回しとかがあるわけではなく、むしろじっくりと丁寧に物語が編まれているんですけど、そういう謎解きみたいな部分の構造もいやらしさがなくて、そのわりになかなか話の落としどころの想像も付かなくて、実によくできているなぁと思います。
 そして、その部分に関しては、これまでずっとアーバンタイトルでほんの少しずつ見せてきていました。今回は、それがなかった分が入れ代わりで本編の中に入っていたと言っていいでしょう。
 「ルナを殺せ」というキャシャーンへの命令は、よほど強い暗示になっているようです。(そのくせ「落とし前」とか言っているブライキング・ボスも相変わらず謎だ・・・。)フィードバックしてくるその命令に、懸命に抗うキャシャーンが幻視するルナの姿。自分を殺そうとするキャシャーンをむしろ哀れむように涙する彼女の姿は、第5話アーバン(「そこにあなたの意思はないのですか」「ない」)に応じたものなのでしょうか。そしてやっぱりこれまでのアーバンタイトルでの描写は、キャシャーンがフラッシュバックしながら少しずつ記憶を取り戻している暗示だったんじゃないかと思いました。

 地味な芝居が多かった今回。それでも破壊衝動をこらえようとキャシャーンが取った行動は、強烈なインパクトがありました。まったく・・・何ていう大人向けの寓話なのでしょう。まあ今回は、少し説明的な要素が多い回だったわけですけど、たまらん雰囲気は保っています。後半に期待します。

キャシャーンSins TBP
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