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『機動戦士Zガンダム』 第9話「新しい絆」/第10話「再会」 

[2008/12/20] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 序破急でいうと序章が終わって、いよいよ物語の本筋に入ってきたあたり。『Zガンダム』名物、ウォン・リーさんの“修正”が大爆発!劇場版との違いはなるべく気にせずに見ていきたいと思っているんですが、この人の存在感の違いなどは、かなり作品の印象を左右するポイントかもしれません。

 第6話でちらっとアムロの顔見せがあって、1stのファンとしては期待が盛り上がっているところですが、はぐらかされっ放しで、ジャブローに降下したレコアさんの目の前に現れたのはカイさんのほうでした。

安彦が作業に入ったのは'84年9月。監督からストーリーのプロットとメモが届けられ、イメージ優先でデザインしたという。インタビューによれば、この方法は行き違いが多かったという。(中略)このインタビューでは言及されていないが、クワトロの二の腕が素肌として色指定されたり、ジャングルの中のジャブローに潜入しているカイがスーツ姿だったりと、行き違いを思わせるデティールはまだほかにもある。

 あ、やっぱりそうなんだ。(笑)
 「フリー・ジャーナリストはいつでもバチカンに」云々っていうカイの言い訳は笑えましたけどね。
 ちょうど目にした上記の藤津さんの記事は、オンエア当時の『Zガンダム』についての微妙な空気をよく伝えていて面白かったです。そうだよね、無印の『機動戦士ガンダム』が、文字通りの意味で個人的な1st『ガンダム』だという世代なんかは、今のネット上じゃネッシーみたいなもんだもんな。(この例え自体が古すぎて、今の人たちには分からんか・・・。)
 今になって、当時の製作環境のそういう不協和音みたいなことも分かってきてみれば「なるほど」と思うんですけど、それにしては、今のカイさんの服装の話みたいなもので、なんとか亀裂を露呈化させずに(かろうじて?)うまく進めてきているここまでの『Zガンダム』です。

 脚本の遠藤明範(当時・明吾)によると当時の作業は次のようだったという。
「まず打ち合わせをして富野監督のライナーノートからプロットを構成し、再度それをもとに打ち合わせて、それから初稿という流れでした。(中略)それから、子どもが画面から目を離しても物語についてこれるよう、視聴者の注意を引くために本来ならカットしてしまうようなセリフをわざと入れておくんだ、なんていうアドバイスも覚えています」

 第8話の超絶圧縮ニュータイプ会話のオンパレードなんかを見ていると、「富野監督、むちゃくちゃハイテンションで作りこんじゃっちゃってて、怖くてスタッフも何も言えない状況だったんだろうか」なんて思ったりしていたんですが、そういうことでもなかったみたいですね。
 後の物語の中で活躍してくるメカ、“スードリ”とか、あるいは月面上では“ラーディッシュ”とか、自然にこのあたりで顔出しだけさせていて、そういうところは「さすが、うまいじゃん」と素直に感心しました。
 まあ藤津さんの記事の感覚で言うと、当時の私なんかはアニメの続編ビジネスみたいなのにホトホトうんざりしていて、批判するほどの関心すらなく、見たり見なかったりしていた『Zガンダム』だったんですけど。

機動戦士Zガンダム 1/2200 強襲用宇宙巡洋艦 アーガマ No.24

 一方でカミーユの周りの展開のほうは、第8話ではそれまでからみても“過保護”気味に気遣ってもらっていた彼が、この第9話では手のひらを返したようにスパルタ教育モードに。「アーガマでは君に甘すぎた。反省をしている。」っつったって、こういう大人の身勝手な扱いっていうのは子どもをダメにする典型って感じだったりします。
 それにしても。ウォンさんって、何者なんですか。「出資者だと思っていたが・・・」なんて、この間クワトロ大尉が言ってた気がしますけど、カラテファイターのカミーユをガチでボコボコにしているあたり、めちゃめちゃ「つぇぇぇぇぇー!!」・・・って感じなんですけど。(笑)
 あのカミーユに「暴力はいけない」って言わすなんて、ほんと只者じゃありません。

 カミーユは出だしで“キレる若者”をやり過ぎちゃったんで、視聴者的にはなかなか感情移入ができなかったんですけど、グラナダでの“サチワヌ”強奪戦では「殺し合いを楽しんでるんじゃないか?こんなの戦争じゃない。」と、(これも『逆襲のシャア』に繋がっていく筋で見ていくと)意外に冷静にクワトロ(=シャア)のことを評していて、個人的にはなかなか思いがけない発見だったような気がします。

 第10話のほうでは、今度はレコアさんのほうの話の筋を放りっぱなしにするんですね。そのへんも地味に上手いと思います。
 話の進め方と話の内容とは、また別なところが難しいところで。レコアさんみたいな人にろくな通信手段も持たせずにジャングルの中での単独スパイをやらせるエゥーゴなんていうのは、これはかなりのダメ組織。ティターンズは敵の拠点のアンマンを監視しているのに、自軍勢力下に近いグラナダでのティターンズの動きを把握していないなんてのは間抜けもたいがいにしろってぐらいです。ああ、そうか、ダメ組織をダメ組織として描いているんだなーということに素直に納得がいきにくいところが私もオールドタイプなんですけど。(笑)

 ところで、このアンマン防戦でもウォン・リーさんが大活躍していたのにビックリ。(あのプチモビのノーマル・スーツ、そうですよね?)・・・あんた、ほんとに出資者と政治家兼務でワンマン・アーミーがやれるって。(笑)

 新訳を経てきているおかげかもしれないんですけど、個人的に昔と違ってカミーユに感情移入しながら見れているなーと思ったのは、ヘンケンさんとの艦内通話のシーンで、「うわ、また怒られるのかな」と思って見ていたら、よくやったって褒められてて拍子抜け。最初生返事で、二言目で「ハイ、ありがとうございます!」って言ってるあたり、彼も同感だったみたい。

 面白い芝居だったのは、ジャブロー攻撃なんて本当は反対なんでしょうって、ずけずけと問い詰めるエマさんに、本音が語れないクワトロですかね。あと、シロッコの攻撃を受けるシャトルの救出に向かう出撃シーンで、「お前は待機」→「テンプテーション?それってブライトキャプテンの・・・」→「よし来い!」っていう一連の流れがテンポいいな、と。
 それと演出で思わず笑ったのは、ファ・ユイリィとの再会シーンで、無重力ゾーンで飛びついてきたファに吹っ飛ばされるところ。ブライトとクワトロから遠ざかっていくカミーユ主観のカットで、ぴょっと横からフレームインしてくるエマさん。「あぁー、エマさんにも見られてるぅー(汗)」というカミーユの心の声が聞こえてくるような名シーンでした。(笑)
 このへんはさすがに劇場版とは違って、テレビ版で微妙に描写を重ねてきたエマさんとの関係があって、ここまでのアレ(「新たな年上の恋人か?」という前フリ)は、カミーユ的にはけっこうその気になりつつあったんだねぇという確認ができて微笑ましかったです。ベタベタに恋愛するのもおかしいけど、このへんの年代の若い男女の集団がずっと一緒にいて、何もないっていうのも人情として変なので、やっぱりこういう感じなんだろうなとやけに納得がいく『Zガンダム』なのでした。(昔々の作品なのにねー。)

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