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『機動戦士Zガンダム』 第3話「カプセルの中」/第4話「エマの脱走」 

[2008/12/05] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 本当に、何だか“知っているけど覚えていない”物語を見ているような。不思議な感じで見ています。けっこうドキドキとしながら鑑賞しておりまして、一話一話の30分がすごく短く感じられるなぁと。
 冒頭、第1話の「殴る殴る殴る・・・」世界観にちょっと抵抗を感じただけで、ここに来てもうすっかり物語になじんでいる自分を発見。富野流のボカッと事件を起こしておいてから徐々にバックグラウンドのようすを明らかにしていく導入部の構成は、まずまずウェルメイドな出来なのではないでしょうか。今さら言うのも変ですが、面白い作品だと改めて思います(笑)。

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 それでも自分は“新訳Z”になじんでいるからだと思うのですが、「声」に違和感を感じます。特にブレックス准将とかですかねー。っていうか、より強く感じるのは、「誰も彼もみんな、やけに早口だなぁ」という印象です。ツメコミとさんざん言われた劇場版でも、もう少し一語一語のセリフがじっくりと聞えていたような気がして・・・。
 ぽんぽんぽんと機関銃のように飛び出してくるセリフがかみ合わないまま、どんどんと状況が動いていく。独特の富野演出なのですけど、この『Zガンダム』の飛ばしっぷりはなかなか凄い。

 セリフだけではなくて映像も含めた演出なのでしょうけど、私は演出論とかよく分かりませんので漠然とした印象として、なんとまぁドライに進めるものだと。それも富野アニメの特徴なんですけど、カミーユの母ヒルダの死の描写など、淡々と描かれるので見ているほうは、よけいに「うわぁぁぁ」と思わずにはいられないのでありました。

 そういえば、このテレビ版『Zガンダム』について富野監督は、ジェリドという馬鹿な男がいたことぐらいしか覚えていなかった・・・というようなことを劇場版の製作時に語っておられましたが、実際に見てみて、ジェリド・メサという男、ここまで未熟なおバカさんだったかなぁと。これも改めて思いました。
 というよりもティターンズという敵そのものが、この物語のスタート時点では、組織としてもメンバーの質を見てもガタガタに低錬度。「へぇー、そうだったかなぁ」と。見直してみるものですねぇ。
 戦い慣れしたライラ・ミラ・ライラの連邦軍正規部隊というのは、つまり、そこの落差を強調するために出てきていたってわけでしたか。これじゃカラ威張りするティターンズに反感を持つ人たちが多いのも合点がいきます。“主義”とかそういうレベル以前の話だなぁ、これは。

 視聴者の感想の誘導役も兼ねているのでしょうか、エマ・シーンにも人質作戦を使うバスクの卑劣さが分かってくる。敵となっているティターンズの卑小さ。ただ、どうもよく分からないのは、一方のエゥーゴのリーダーであるらしいブレックス准将は、敵将バスクとの間に因縁があるらしく、何だか私怨くさい気配もある。
 あっち(ティターンズ)もろくなもんじゃないけど、こっち(エゥーゴ)もガタガタとしていて、曖昧にカミーユとMark IIをティターンズに渡してしまったり。(連れてきておいて、無責任じゃんか!)
 ライラ・ミラ・ライラがアーガマを見て驚いていたように、たかがテロ組織のくせに装備面では連邦軍の想像以上に充実してきたらしいエゥーゴだけど、こちらも組織としては何だかチョロいのかも。
 もちろんティターンズ寄りではあるけど、ある程度ニュートラルというか、外部化された視点で双方の組織が見れるポジションということで、ライラの立ち位置設定というのは上手いと思います。

 しかしティターンズとエゥーゴと正規の連邦軍と、と入り乱れた戦場の混沌ぶりは、こりゃひどい。(笑)
 なるべく劇場版のことは忘れて見ようと思っているんですけど、「ガキはめちゃくちゃだ」とか「とっ散らかってる!」とかの名言(?)が頭の中に浮かんできちゃいます。
 しかし「男のヒステリーはみっともない」とかキツイことをエマさんも言うけどさ、ここは「目の前で親が・・・」って言ってるカミーユのほうがまともですよね。(やってることはまともじゃないけど。)
 エマさんに関しては、3話終わりの予告編で彼女のことを「年上の新しい恋人か」って言っていて、視聴者にそのように印象付けようという明確な意図があったのかと意外な気がしました。
 ここでクワトロは、エマを仲間に引き入れることにまんまと成功しているんですが、後に同じようにしてシロッコにレコアを取られることを思いながら見ると、なかなか複雑です。

 あっち行ったりこっちに来たり、せわしないですが、エマさんがティターンズに愛想を尽かすのは分かる。だからって(同じぐらい危なっかしそうな)エゥーゴに身を投じるのが、やや分かりにくい。何度か「クワトロ大尉・・・」といささか必要以上に名前を口にしている印象があって、ちょっと朴念仁っぽい彼女はそんな気配を見せてないけど、多少はこの“男”に惹かれるものがあって、こういう行動に出てしまっているような気もします。

 ダメ父、フランクリン・ビダンはリック・ディアスを間近に見れて喜んで、カミーユに「今がどういうときだか分かんないんですか」と怒られてました。富野アニメでは、少し贔屓目に見られる傾向のある「技術屋」なんですが、ここでは「技術屋バカ」に厳しい目が向けられていることが、少し印象に残りました。

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