『伝説巨神イデオン』 第6話〜第10話 この“釈然としない展開”が何とも!
ほとんど、ただただ唖然としながら(笑)、見ています。気の利いた感想が何もなくて申し訳ないですね。面白いんだけど、すごい密度の濃い芝居の連続で、見るのに集中力を必要とします。
- 裏切りの白い旗
- 亜空間脱走
- 対決・大砂塵
- 燃える亜空間
- 奇襲・バジン作戦
そういえば、有名な白旗のエピソードで失敗したのはコスモでしたか。でも停戦信号を無視して突出しちゃったのはカーシャ。誰も彼もみーんな落ち度だらけ(笑)。
それにひきかえればバッフクランのアバデデは、部下も労わる、いいリーダーですよね。ただギジェの才能を買っているのが、これはダミドから見るとひいきにしか見えない。
こういう赤裸々な人間模様の中では、(物語の空間としては共感しやすい)カララの理想主義も、かえっていささか常軌を逸したものなんでしょう。むしろ常識人であるマヤヤの最期とか、ある意味では犠牲者のようで、かわいそうだなぁと思いました。
シェリルに自白マシーン(そんなのいつ積み込んだの?)みたいなのにかけられたカララが、イデの力は「愛の力」だと言うのに、失望する面々。まあこの状態で「愛」とか言われても・・・。それは分かるけど。(どうなんでしょうかね。)
ギジェとの決闘では不思議なぐらい、完全に子ども扱いのコスモ。その無力さが悔しい、うん。
ベスと選手交代するも、ダミドのせいで釈然としない決闘の結末。まったく釈然としないことばかりを、よくもまあ、こう積み上げていく!感心するぐらいです。
モエラがイデオ・バスタのパイロットになったのは第9話なんですね。最初はベスが乗るのかな、って感じに思われていたみたいですけど。そのへんは、物語が走りながら定位置を模索してる面もあったんだろうなぁ。
立派な武人のアバデデが、よき家庭人でもあるところを見せると、この作品的には死亡フラグというのが何とも言えません(笑)。
変な生物の“バジン”の生態を利用してソロシップを攻撃させて、その隙にカララ救出を図るアバデデは、でも命がけ。なのに「バッフクランの生き方は捨てた」って突っ放すカララさんのほうが、これはやっぱり普通の対応じゃない(と思います)。そこへ来合わせたシェリルの危機をカララがかばうんだけど、「恩を売りつけたつもりでしょうが感謝はしない」、「その方があなたらしい」という皮肉のやり取りで、女同士、平手打ちの応酬が、これがすごい(笑)。
やはり常識人のアバデデのほうは、自ら仕掛けたバジンの攻撃で、「どうして、こんな馬鹿な死に方を・・・」という哀れな最期。
ついにハルルもモニター越しに登場してきましたが、バッフクランの視点からは、カララの理想主義が無駄に犠牲を増やしていると見えるのも、やむを得ないと思います。でもイデは彼女の理想主義に期待していたんでしょうかね。その結果は、釈然としないことが積み重なっていくばかりですが。
思ったより作画も頑張っていて、低予算ぶりはあまり感じさせず、何とか持ちこたえているような気がします。しかし見れば見るほど、TVシリーズでこれをやりますかー、と思っちゃいます。(そこが面白いんですけどねー。)












