『新造人間キャシャーン』 第23話〜第24話 そろそろ雲行きが怪しくなってきた?

 2008-03-24

 『新造人間キャシャーン』は1973〜74年の作品で、オイルショックの直撃を食らったあおりで1クール短縮され、全35話というところで打ち切りになった作品なのだそうです(→ 新造人間キャシャーン - Wikipedia)。
 GyaOの昭和TVでの放映も2クール目の終わりまで来ちゃいましたが、もともと同じタツノコが同時期に製作していた『ガッチャマン』に比べると低予算のにおいがぷんぷんしていたこの作品。ヤバい感じがそろそろ少しずつしてきたような・・・。(笑)

 この間、グダちんさんが、たしかイデオンの感想だったかと思いますが、“あとコンマ何秒”か見せられたら、作画の悪さで“どひゃっ”となっちゃうギリギリのところを見切って、テンポよくカットを切り替えていく富野演出のすごさみたいなことを書いておられて、すごく納得したんですけど。そういう意味で言うと、このキャシャーンも、この間の富野演出回(21話「ロボット・ハイジャック」)では気にならなかったことが、今回は目に付いてしまって仕方がないというところでしょうか。

23話「ロボット工場 大脱出」

 ラストシーンを見ると、映画っぽいシナリオだったかな、と思いました。キャシャーン視点のストーリーと、もう一つ、キャシャーンに救出される学生たちの側の視点と。命がけの脱出か、命惜しさゆえの保身かで、学生たちの間でエゴイスティックな会話があったりとかは面白かったところ。脱走に反対していた彼が、企てに参加する過程がもう一つ芝居が足りない感じなのと、よりによってその彼が、命を投げ出して仲間たちを逃がすところも少しどうかな、と。また、よりによって、その彼が仲間の中で唯一有色人種だったりしたのも、ちょっと・・・。で、ラストシーンでいい感じかな、と思ったら、最後は盛大にナレーションが入ってシメで。あれ、いっぺんでさすらいのヒーローものの劇画調(講談調?)になっちゃったなぁと。ちょびっと残念でした

24話「「バウンダーロボの挑戦」

 “ゴムゴムノーッ(?)”な新型ロボットを大量生産してキャシャーンを倒そうというブライキングボス。よし、ゴムだってことで、どうもマレー半島あたりが戦いの舞台で、いつもの北欧風と少し勝手が違いました。タツノコ的なベタな印象のギャグも若干多め。久しぶりで東博士が出てきて、スワニー母さんを使ってひそかにキャシャーンたちを助けた、そのアイデアは面白かったです。
 ゴムのロボット相手だと、いつものように“鉄の悪魔を叩いて砕く”というわけにいかなくなったキャシャーンというのは、まあ悪くないかもと思ったんですが、弱点が・・・あまりにあっけなさ過ぎて。これではちっとカタルシスが。(笑)

カテゴリ:感想系 トラックバック(0) コメント(0)

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