スポンサーサイト 

[--/--/--] | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | TOP ▲

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『機動戦士ガンダム』 第38話~第39話 「ニュータイプは万能ではない」 

[2008/03/18] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 38話「再会、シャアとセイラ」は、直前の37話から全くタイムラグなしで、マ・クベを倒した直後のシャアvsアムロ、そして残されたマ・クベ艦隊vsホワイトベースというところから。

1/1700 EX-23 サラミス&マゼラン

 シャアはガンダムを倒すというよりも、アムロがニュータイプであることを確認するほうに力が入っている感じで。すでにパイロット能力ではアムロのほうが上回っているんですが、あくまで余裕ありげにふるまってみせるのは、シャアの性格ってやつですかね。ギャンとの戦闘で消耗しているとはいえ、アムロのガンダム相手にシャア専用ゲルググがカッコよく戦えるのも、このへんまでだったりしますが。

 こう着状態のマ・クベ艦隊とホワイトベースの戦いは、バロムのチベ、ワッケインのマゼランと双方に援軍の登場で、一気に均衡が破れ、勝敗が決するという、緊迫感あふれるシーン。「ホワイトベースか。たくましくなったものだ」

 テキサスコロニーに入っていったホワイトベース。疲れの見えるフラウ・ボゥに休憩を命じるのは、セイラとシャアの会話をブライトが偶然聞いてしまうための伏線ですけど、「フラウ、ハヤトの様態を見てきてくれないか?」っていう彼の気遣いというか洞察力というか。それと、いつの間にか既成事実になってるフラウとハヤトの関係ですね。うーむ・・・。
 邂逅したセイラとシャアの会話は、ブライトじゃなくても内容がつかめないだろう、あまりに高次元な会話!(さすが、ニュータイプ兄妹は違う?)
 あくまで初見の視聴者視点に立って考えると、シャアがザビ家への復讐心を持っている謎は、ガルマの死以来引っぱってきた伏線でした。ジンバ・ラルの言葉で一気に語られる内容は、ブライトには伝わらない内容というわけで、ある意味じゃ、この回想は視聴者サービスのようなもんですね(笑)。
 とにかくこれだけ重大な謎解きでも過去はただ語り飛ばされるというか、目前の未来にある“ニュータイプ”発生の問題へとフォーカスが大胆に動いていくという、ダイナミックなドラマ構成なわけですよ。・・・「兄さん何を考えてるの?」というわけで、ここではセイラさんでさえ、シャアの真意がつかめてたかどうか。そういうのはあとから反芻して少しずつ分かってくればいいんだというような、こういう“設定 < ドラマ”な物語のつかみ方こそが、まさに富野アニメだなーっと思うんです。

 あくまで気障にセイラの前を去るシャアは、まあ役柄を忠実に全うしているって事かと思うんですが、ここでは仔細が分からないままであっても、とりあえず騒ぎ立てないブライトさんがよいですね。「私にも哀しいことがあるのだよ」とララァに言いながらでも、ワッケインのマゼランを瞬殺しちゃうシャアの、その妹を目の前にして、動揺しないわけがないんだけど。
 いよいよ現実化したニュータイプ、ララァの力の脅威の描写からはじまる第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」では、ミライが感応してるのに、さっぱり気配を察せない、オールドタイプなブライトなのですけどね。

 シャリア・ブルの読心術なんかは、もうエスパーに近い感じですらあったんですけど、彼のエピソードはニュータイプとはいえギレンとキシリアの間で上手に立ち回れない男、という苦い話で。
 ララァもシャリア・ブルがシャアの立場を考えてくれる人かと気にしてましたが、シャアは相手の察しのよいのに任せて、思いを言葉にせずに彼を従わせようとあくまで強気。

 他方、セイラはブライトに、シャアが自分の兄であることを包み隠さず話していました。これだとて、話が話だけに、ブライトに全てがのみ込めたわけではないと思えますが。考えてみると、“人の革新”の可能性としてニュータイプという概念が作品の中に持ち込まれているのに、物語の中でブライトの果たしてる役割というのがとても大きいことには驚きます。(まー、セイラさんの手を握ろうとして拒否られますが!何かとディスコミュニケーションがあってもなお、って話かなぁ。)

 シャリア・ブルって、どこまでも間の悪い可哀相な人というか。手慣らしに出てみれば、いきなりアムロのガンダムと対戦。乗機がブラウ・ブロじゃなければ。単機出撃じゃなければ。
 「今すぐエルメスで出ればガンダムを倒せます」って、ララァの洞察は正しいんだけど、「彼はギレン様とキシリア様の間で、器用に立ち回れぬ自分を知っていた不幸な男だ。潔く死なせてやれただけでも彼にとって・・・。」っていうような感情のアヤ。今さらながら、“ニュータイプ”という超越した概念を出してくる端から「ニュータイプは万能ではない」っていうのを嫌になるほど見せ付けるのが、ガンダムって作品だったんですね。なんとまあ。(笑)

→ このブログの関連記事: tag: 機動戦士ガンダム

→ 次の記事: 『機動戦士ガンダム』 第40話~第41話 これぞアニメ史に残る濃密な瞬間!

関連記事

この記事のはてブ はてブの数 livedoorクリップ クリップ数 Webスカウター情報

permalink | トラックバック(0) | コメント(0)

[tag] 機動戦士ガンダム fc2ファビコン

TOP ▲

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://zmock022.blog19.fc2.com/tb.php/1183-d25b3194

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。