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『新造人間キャシャーン』 第13話~第14話 富野演出回でないのが残念 

[2008/02/16] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 やっと『キャシャーン』を見ることができました。(毎晩帰りが遅いのと、ネットの接続がおかしいのと。)毎週水曜にGyaOの昭和TVで更新されるのですが、これだけは見のがしたくない・・・。

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 話数は2クール目に入ったところ。「新造人間キャシャーン - Wikipedia」で確認すると、全35話のこの作品。3クールって中途半端なんですが、なるほど1974年はオイルショックの年でしたか。ともあれ展開は中盤に入って、何ともこの作品らしい、(けっこう鬱な)単発エピソードが二本です。個人的には富野演出回でないのが残念。

  • 13話 裏切りロボット五号
  • 14話 キャシャーン無用の街

 アンドロ軍団が作った人間そっくりのアンドロイドが出てくる13話。ただ彼は“製造ミス”でロボットは人間に奉仕するものという考え方を持っていて・・・ということで、キャシャーンとの間に友情を芽生えさせるストーリーです。ロボット本来のあり方が「製造ミスで」というのが面白いのですが、そうした屈折の故か、彼には人間同様の“心”が生じており、“自分は人間でもない、ロボットでもない”と苦悩する彼に、「俺も・・・」と何度も口にしかけるキャシャーンの葛藤がなかなかの見ものです。「五号」でしかない彼が「ジョージ」と名乗るきっかけも実に「うーむ・・・」ってな描写。
 キャシャーンを一撃で気絶(笑)させられる電撃を持った彼はゲストキャラクターにしておくのは惜しい逸材だったんですが、(ネタバレになりますが、)なんとMF銃で破壊されることに。(“破壊される”と言うより“死ぬ”と書きたくなります。)人間には無害だが、ロボットは一撃で倒せるMF銃というギミックは、この作品の中で実に上手く使われる秀逸な設定だと思います。(まあ毎度、他の誰もがキャシャーンの戦いを一目見れば、生身の人間ではないことに気付くのに、ブライキングボスだけは「キャシャーン=人間」と信じて疑わないところが、この作品の苦しいところですが。)

 徹底した無抵抗平和主義者の市長がキャシャーンと対立する14話は、シリアスドラマ好きの私が見ても苦しくなるぐらい、ヤバい鬱エピソード。こんな市長がいることはあり得ないのですが、そのフィクションの上に立ったドラマそのものには重いリアリティを感じます。・・・街を占領したアンドロ軍団の暴虐ぶりは、(ロボットのくせに)あまりに人間臭すぎますが。(苦笑)
 我慢に我慢を重ねてきたキャシャーンが、耐えかねて戦いはじめてからの暴れっぷりがすごいんですが、作画的にはちょっとどうかなって感じです。
 最期まで、自分の考えは間違っていなかったと言い切る市長。考え込まされるドラマは、むしろ昔のアニメのほうが多かったんじゃないかと思ったりもします。音楽やナレーションの使い方なんかで、私は『カムイ外伝』(1969年)の雰囲気を思い出したりしました。

 現代のテレビコードには引っかかる言葉が多く使われていて、「作品中の不適切な表現について音声の一部を削除しております。お聞き苦しい点がありますこと、ご了承ください。」という断りがずっと入っているのですが、今回の二話では特に多かったかもしれないですね。何を言ってるのか見当が付く場面もありましたが、その程度の言い方でも今では駄目なのかと、ちょっと驚きました。もちろん理由あってのことなのは納得ですが、ちょっとそれとは別のこととして、問題を投げかけるような表現が難しい時代になっているということを改めて思ったりした次第。

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