「悪役列伝」と’70年代後半のロボットアニメ羅列
今日も昨日の続きのような感じから。「昭和30年代生まれに贈るオンラインマガジン」ということらしい「EMIT」というウェブサイトは、ぎりぎり昭和30年代生まれの私には、やはり面白くてたまらんです。(笑)
読むところが多すぎて困るんですけど、このブログ的には、昨日と同じ著者の方が書かれた「ヤマネコのまんが悪役列伝」という連載がかなりオススメ。
ロボットアニメに心惹かれるのですが(笑)、まずは大好きな『ガッチャマン』を見なくては。(こぼれ話のほうが面白いのはお約束。)
ちなみに、「科学忍者隊ガッチャマン」にはそれぞれのキャラにモデルがある。 大鷲の健は、千葉真一。コンドルのジョーは、スティーブ・マックイーン。白鳥のジュンは、江夏夕子。みみづくの竜は、なべおさみ。 南部博士は、芦田伸介。レッドインパルスは、丹波哲郎。スタッフには映画好きが多かったそうだ。
そうなんだー。それぞれの人の70年代当時のイメージ。分かるような分からないような。丹波哲郎さんなんかは『大霊界』じゃなくて『Gメン'75』をイメージしなきゃならんわけですな。(笑)
ジュンのモデルは、この方だそうです。なるほど!しかし昔の女優さんって、きれいですよねぇ〜。
ところで、設定ではシャーキンは洸と血縁関係があるとされていたらしい。 それを掘り下げることもなく、27話で中盤の物語盛り上げのために倒されてしまったけれど。 そのへんは後の作品「ボルテスV」に受け継がれているように思う。
富野監督の降板と運命をともにしてしまったプリンス・シャーキン。『ライディーン』で大人気を博したこの方は、悪役美形キャラのはしりと言われていたような気がしますけど、そんな設定があったとは存じませんでした。後を受けたのは長浜監督ですけど、『ボルテスV』でそれを受け継がれたって言われても、富野監督とすれば釈然としなかったでしょうね〜。
この作品は、「科学忍者隊ガッチャマン」とよく似ている…と思う。
▼正義の味方は五人のチーム。
▽ 熱血…大鷲の健←→葵豹馬
▽クール…コンドルのジョー←→浪花十三
▽紅一点…白鳥のジュン←→南原ちづる
▽チビ(←小さい子と言おう)…燕の甚平←→北小介
▽デブ(←貫禄があると言おう)…みみづくの竜←→西川大作
▼五台のメカの合体。
G1号機〜G5号機←→バトル1〜バトル5
▼敵は宇宙からやってきて、卓越した科学力を持っている。
…総裁X←→オレアナ
▼トップは身体を持たず、命令を下すだけ。
その命令を実行に移す手足としての美形悪役。ラストはトップに利用されていただけとわかって、失意のどん底での最期。
…ベルクカッツェ←→ガルーダ
『コン・バトラーV』に影響を与えたとされる、その『ガッチャマン』のチーム編成は、吉田竜夫さんの『忍者部隊月光』から影響を受けているんだそうです。(ここにとても詳しく載ってました。→ 漫棚通信ブログ版: 「少年忍者部隊月光」のチーム編成)
『ゴレンジャー』はコンバトラーより少し早かったと思いますが、これら特撮の「戦隊」シリーズなんかにもそうした影響はあるんだそうで、なかなか面白いですよねー。
違いはストーリー。1話完結の話の多かった「コンV」に比べて、「ボルテス」は企画の段階から最終回までのストーリーがきちんと作られており、伏線も多い。 また、第1回でメンバーが各メカに乗り込む時に「ボルテス」では誰が何号機という指示が出たり、声紋チェックなど気配りされている。
『コン・バトラー』は“合体ロボの元祖「ゲッターロボ」が合理性に欠けるのに対して、コンバトラーはちゃんと合体する”とのことだったんだけど、これがストーリー性や設定の面でも、さらに洗練されたのが『ボルテス』だったと。
- 勇者ライディーン (1975.4〜1976.3)
- ゲッターロボG (1975.5〜1976.3)
- 鋼鉄ジーグ (1975.10〜1976.8)
- UFOロボ グレンダイザー (1975.10〜1977.2)
- 超電磁ロボ コン・バトラーV (1976.4〜1977.5)
- 大空魔竜ガイキング (1976.4〜1977.1)
- グロイザーX (1976.7〜1977.3)
- 惑星ロボ ダンガードA (1977.3〜1978.3)
- 合身戦隊メカンダーロボ (1977.3〜1977.12)
- 超電磁マシーン ボルテスV (1977.6〜1978.3)
- 無敵超人ザンボット3 (1977.10〜1978.3)
もうちょっと加えれば『マジンガーZ』以後、『ガンダム』前夜までのロボットアニメの状況になるんだけど。(笑)
ある意味じゃ、『マジンガーZ』で“超合金”や“ジャンボマシンダー”などの関連玩具がバカ売れしたんで、雨後の筍のように沸いて出たロボットアニメたち。『ライディーン』も例に漏れません。(→ MOURA「ロボットの王国」第9回 「巨大ロボットの“開発”」 関連→ バイク戦艦の「中の人」?)
富野監督が、ガンダムの最初の成功は女性ファンが付いてくれたことだって、わりと何度も言ってますけど、人間ドラマの部分の分厚さを担ったのは、やっぱり“悪役”だったり、主人公チームだったりの、キャラクターづくりが重要だったんですね、きっと。
第一世代のアニメファン(この頃オタクなんて言葉なかったらしい)の間では、「おたくは富野派ですか、それとも長浜派?」なんて話があったらしいですけど、私はお子チャマだったので、作者のことなど何も知らずに、ただただ熱中しておりましたのは言うまでもありません。(笑)
まあ『宇宙戦艦ヤマト』のTV版は1974年ですけど、劇場版が大ブレークして“アニメブーム”が喧伝されだしたのは1977年ですから。そんなような時期です。
しかし、ここに挙げたロボットアニメ、たぶんビデオもまだ家になかったような時代に、ほとんど全部リアルタイムで観てましたからねぇ。(“東京12チャンネル”だった『グロイザーX』と『メカンダーロボ』はあまりしっかりとは見てなかった気がします。)見事なまでのアニメっ子だったなぁと呆れます。もちろん、当時はアニメじゃなくて「テレビ漫画」と言われてましたけどねー。(笑)













