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『機動戦士ガンダム』 第16話~第19話 「僕が一番ガンダムを・・・」 

[2008/02/03] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 いわゆる「島篇」という感じだった前回の12~15話あたりから、再び本筋のストーリーが動き出すというところ。「軍人じゃない」と言いながらも戦い慣れしてきたホワイトベースの面々だけど、なぜ戦わなきゃならないのか、理由が分からなくなってるところもあるみたい。セイラさんにしてもアムロにしても、ホワイトベースの結束を乱してしまうのは、この慣れからきた僅かなゆとりのせいもあったんでしょうねー。

  • 第16話 セイラ出撃
  • 第17話 アムロ脱走
  • 第18話 灼熱のアッザム・リーダー
  • 第19話 ランバ・ラル特攻

 「塩」だったり、希少な「鉱物資源」だったり。そんなような現実感ある描写へのこだわりが『ガンダム』の評価を高めたんだけど、一方でこのあたりからオープニングナレーションが入るべき場所にガンダムの空中換装の訓練シーンが挿入されるのが“大人の事情”だったらしいことはわりと有名。

 セイラさんの勝手な出撃ぐらいだと、彼女の考えの甘さにいらつく程度で、まだ視聴者には“訳あり”の状況が納得できます。でもアムロの脱走のほうは、ある意味さすがは富野アニメらしい(笑)、どうにも胸のつかえが取れないエピソードかも。
 改めて眺めてみると、そもそもブライトの理不尽のほうが、たちは悪いという印象もあります。戦闘シミュレーションをチマチマ作っていたのもそうだけど、“要塞攻撃にはガンダムよりガンタンクのほうがいい”とか、このあたりアムロは“技術屋”的にキッチリ仕事をしたがる性格が出ているだけだったように見えます。たしかに軍隊組織ならば上官のブライトを舐めているのは困るけど、ただの仲間と考えると、誰よりも一生懸命やってるのに認めてもらえないアムロがブチ切れるのも無理はない。(ブライトが自分の指揮系統を通そうと思ってアムロを外そうとしたのも、僅かながらゆとりが出てきた反映なんだろうけど。)

 とはいえ、それにしたってガンダムに乗って、出てっちゃうのはねー。(笑)

 近ごろpsb1981さんが『キングゲイナー』を見返して書いておられる連載がとても面白いんで、“超オススメ!”なんですけど、この場面はそんなスタイルに倣って読解を試みると、アムロにとってガンダムは、ホワイトベースという小さな社会の中で自己実現を図るための必須のアイテム。「僕が一番、ガンダムをうまく使えるんだ。一番、…一番うまく使えるんだ!」というのは、彼にとってはうぬぼれとか言う以前に、それを取り上げられた自分の居場所がイメージできないぐらい、必死でしがみつかずにいられない拠りどころだったんでしょうね。よりによって、そこに不用意に触っちゃったブライトは、やっぱりリーダーとして大きな失態をやったんだと思います。
 だけど、この1979年の作品である『機動戦士ガンダム』では、ブライトにはペナルティなしで、アムロだけが処罰を受けるし、ましてや、みんながよってたかって、それを受け入れなきゃ駄目だよとアムロを諭します。うーん、こんなの納得いかないゾ(笑)。…時代が変わって『キンゲ』だったらどうだろうか。そんな艦(社会)に執着しないでエクソダスしよう!ってことになるんでしょうか。いや、たぶんそもそもガンダムの活躍を通じてしか社会(ホワイトベースの仲間たち)との接点がイメージできないアムロの状況がまずい(まじめに頑張ってりゃいいというもんじゃない)、という話ですかね、たぶん。

 そこは(人間の練れていない)私には、よく分からないけど、人が成長する中で、こんなふうに(しばしば理不尽そのものの)社会との折り合いの付け方でつまずくというのはたしかに存在することだな、とは感じます。当時の普通の作品だったら、「そこはそれ、あれだから」と主人公には穏当に障害を乗り越えさせてみせるところなんじゃないかと思うんですが、それをあえてやらずにナマで問題のみを提示してくるところが、まさに富野クオリティですね。(笑)

 考えてみれば、ブライトも若造なればこそ、こんな齟齬を招いてしまうんで、ホワイトベースには「大人」がどこにもいないんですが、そんな中でアムロは、敵とはいえランバ・ラルという大人に出会ったのでした。「僕はあの人に勝ちたい」という目標を持ったことが、(いろいろ折り合いをつけてでも)大人にならなきゃならないという決意になるのでしょう。(コクピット越しの会話を成り立たせるため、今から見れば、ずいぶん無茶な演出やってますけどねー。“グフの持ち物はビームサーベルかヒートサーベルか”なんてのも追求してくと面白いんでしょうけど、やりたいドラマあってこその描写ってあたりも見だしていくと、これがなかなか興趣は尽きないんですよねー。)

→ このブログの関連記事: tag: 機動戦士ガンダム

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