スポンサーサイト 

[--/--/--] | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | TOP ▲

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』 アニメってすごーい(笑) 

[2008/02/02] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

 先日見た『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』があまりに面白かったので、原恵一監督の劇場版クレヨンしんちゃんで、それと並んで評価が高いらしい『アッパレ!戦国大合戦』を借りてきてみました。

映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦

 これはとても丁寧に作られた、実にいい映画でした!戦国時代に野原一家がタイムスリップするという、物語の枠組み自体は大仕掛けなものです。ですが作風としては、時代ギャップのかもすエキゾチックさとか、サムライたちの燃える国盗りロマンとか、そういうものはむしろ退けて、淡々と人物たちの交情を描き出していたんではないかと思います。
 ドラマのテンポとしたら、(これは本当は私は得意ではない)しんちゃんお約束のちょびっとお下品なギャグが、ところどころでいいスパイスになっていると感じました。卓越したテクニックのキレを感じさせるものでもなく、ぐいぐいストーリーに引き込むジェットコースタームービーでもない。むしろそうしたものへのアンチテーゼとでも言うべきなんでしょうか。うん。時代劇だからこうなるのか、こういう描き方をしたいから時代劇なのか。ともすれば、たどたどしいのかと思うぐらいのじっくりペースで、性格づけもおっとりしている登場人物たちの情緒をなぞってくるんですけど、ちっとも退屈ではないし、むしろ面白い!これは不思議な演出マジック!

 タイトルに偽りはなく、そのペースを崩さぬままで、“戦国大合戦”に入っていくんですけど、これが時代考証などにも実に丁寧に取り組んでいて、何気なくも実在感のある戦闘シーンを表現しているんですねー。さすがに流血などの描写は避けられていますけど、かえってドラマチックでも何でもなく不意に訪れるだろう“死”と、常に隣り合わせにある状況のようなものを的確に捉えている気がしました。(そうした空気は、考えてみると日常のシーンから何気なく挿入されていたので、違和感なく感じられました。)
 そうした中に、タイムスリップして現れた野原一家の存在は、いわば存在するはずのない“オーパーツ”のようなものだと言えます。ロボットアニメで言ったらロボットみたいなもんですね。大きな嘘はしらっとついておいて、細かな部分では実在感にこだわって・・・。(笑)
 ぎりぎりのところまで、その「スーパー」な力には頼らないドラマ作りをしてきて、ここぞという肝心要のところでこれを必要最小限に用いるセンスが実に素晴らしい!が、それだけに留まらず、(ネタバレは避けますが、)「え!?」っというどんでん返しもあって、タイムスリップものという“SF”的な物語の環もきれいに閉じて終わる、という。終わってみれば、ここまでの伏線の張り方もとても上手かった!

 『クレヨンしんちゃん』でこれをやるかなーって気もしますけど、でもクレヨンしんちゃんだからこそ出来る物語になっていますし、この「リアル/スーパー」の境界を自在に越境できる表現力を思ったとき、「アニメって実にすごーいものだ!」と改めて思いました。
 いやー、原恵一監督すごいわ。最新作の『河童のクゥと夏休み』をぜひ見てみたくなりました。

河童のクゥと夏休み

関連記事

コメント

> 姫=チャコ

同じ声優さんなのです。20世紀よりまして21世紀より16世紀なのかも知れません。

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://zmock022.blog19.fc2.com/tb.php/1130-ba48fb6a

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。