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『機動戦士ガンダム』 第12話~第15話 戦場のしんどい雰囲気が・・・。 

[2008/01/20] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(2) | TOP ▲

 この間から少しずつ1stガンダムの見直しをしてるんですが、このあたりは番外編的なサイドストーリーが多く、リアルタイムで見ていた時は、どんな印象だったろうかと少し悩むところです。(笑)

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 2クール目に入ろうというところで、新たな敵ランバ・ラルや新型艦ザンジバル、そして新モビルスーツのグフが出てきて、“さあ新展開か!”と思うんですけどね。どうしてなんだろう。
 サイド7脱出、大気圏突入から引き続いたガルマとの死闘を切り抜けて、お荷物だった避難民もいなくなり、未だ充分な補給は受けられないけど、ちょっと張り詰めた緊張感が緩んでいる感じのホワイトベース。ランバ・ラルの登場は、アムロが「新米の兵隊のよくかかる病気」になって、虚脱しちゃってるタイミングでしたけど、カツ、レツ、キッカに八つ当たりしては謝ってみたり、ブライトさんもだいぶ憔悴してますね。

 定型フォーマットで戦争の概況を述べるだけだったオープニングのナレーションが、このあたりから敵、ジオン公国の細部に(時おり、少し“ギレンの独裁”のような部分も含めて)言及し始めて、「ジオンの脅威」の中でも描かれたように、ホワイトベース周辺での局地的な戦いから戦争全体の動向が、物語の視野に入ってきます。ただ、そこで一気に戦争の主軸になるようなところへ彼らが入っていくのではなく、“膠着状態”の戦場のしんどい雰囲気を、いくつかの角度から描写してみせたところが、『機動戦士ガンダム』の特異点だったかもしれないですね。ストーリー的には前進がないだけに、ナレーションで本筋との接点を保ってるようなところもあるんですが、そこに少しずつでも確実に、“ジオン=悪”というバイアスがかかってくるのは何なのだろうかと思ってみたり。

「まったく!ガンダムのこんな姿は見たくもないな。」(by リュウ・ホセイ)

 「大人の事情?」という言葉が頭をよぎりますが(笑)、そういう意味で言うと、(たぶんスポンサーサイドからの要請の強かったのであろう)ガンダムの“空中換装”などの描かれ方なんかでも、何かヤケクソな感じがして微笑ましいですね。(笑)

セイラ 「太陽の光が一ヶ所から来るって、わざとらしいわね。」
ミライ 「でも、これが自然というものなのね。」
セイラ 「そうね。宇宙の広がりというのはこういうことを言うのよね、きっと。」

 スペースコロニーで人々が育つのが当たり前の時代、ということで、雷に「連邦軍の新兵器!?」と驚くシーンは有名ですが、細かいところで(私がセイラさんの水着に目を奪われている隙を突いた)上記のような会話(第13話)とか、あるいは「こんな虫のいない、清潔なジオンの本国」というセリフ(第14話)とか、こだわって見せているなぁと感心します。
 「時間よ、とまれ」などは“脚本・富野善幸、絵コンテ・斧谷稔”という回なんですが、なんちゅうか、一番触ってはいけないタブーである、“巨大ロボット兵器?そんなもん強いのか?”というヤバいところをかすめちゃっていて、ちょっと「桑原、桑原」と唱えたくなる感じもあります。(笑)
 この回は、マチルダさんとブライトさんの何気ない会話で、ホワイトベースの現在の中途半端な状況を、巧みに位置づけているあたりも、さすがは富野脚本なのだろうとは思いますが。(まったく昔からこの人は、こういう極端な二面性がありますね!)

 ストーリー的には「再会、母よ」が印象に残りました。アムロとお母さんは、一体何年ぶりの再会だったんでしょうね。「母さん、母さんは僕を愛してないの?」というのは、この瞬間だけでの断絶ではなくて、彼が長い間、じっと胸の奥にためていた想いだったんだろうな、と。家族を離れて、自分を必要としてくれる仲間のところへ戻ることをアムロは選ぶんですが、ちゃんとアムロのお母さんに対しては“社交辞令”を言えるブライトさんが、なんとも微笑ましい限りです。

 「ククルス・ドアンの島」などは、特にメカの作画もつらい部分があって、どうも作中人物たちと同様に、スタッフも少し憔悴していたのかななどとも思われたり。正直なところ、“歴史的名作”という現在の定評には似合わない気もするこのあたりの話数ですが、『ザンボット』、『ダイターン』の状況からすれば、かなり無理をして製作していたんだろうとも推察されますし、それが物語上の“戦場のしんどい雰囲気”にシンクロしているのも何とも面白いんではないかと思われました。

→ このブログの関連記事: tag: 機動戦士ガンダム

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コメント

> 太陽は、

実際にはコロニーからは一つしか見えないんだそうです(この台詞が劇場版に無いのはそのためかも)。

なお余談ですが、永野氏は「時間よ止まれ」と「ククルスドアンの島」が大好きなんだそうで、何でもザクを大事に使ってる所がいいんだとか。あ、何だかどうでもいい話ですみません・・・。

>

なるほど。さすがですね!私は、セイラさんやミライさんが地球を知らなすぎる描写を見て、「うーん・・・。(オリジンは・・・。)」とか思ったりしてましたが。(笑)
そうなんですよね。元祖ガノタな方々というのは、このへんの微妙なこだわりがかなり好きで、それはいい着眼でもあったんだけど、それが時代を経る中で、SF的とかミリタリ的な“リアル”にのめりこんでいき過ぎる・・・みたいな。(どうも語りにくい話です。)

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