機動戦士ガンダムOO 第07話 報われぬ魂
普通の一話完結のやり方から、半分ずつずれているって言うか、「Aパート:前の話の後半」、「Bパート:次の話の前半」っていう意図的な“ずらしのパターン”があるような気がしますね。常に前倒し、みたいな。スケールの大きな“引き”ってことなのか。視聴者はなかなか落ち着かせてもらえないんだけど、それが話の雰囲気にあってると言う面もたしかにあるかも。
刹那クンは16才の少年兵と言う設定らしいんですけど、見た目はそれよりさらに幼く感じられます。まあ、“ガンダムの性能を当てにしすぎる”って感じで、ティエリアじゃなくても、何でお前がガンダムマイスターなんだよと聞きたくなるのも分かります。それにしても・・・。どんな過去を引きずっているのかと思ったら、マインドコントロールされて親殺ししたってことなのかな、あれは。もしそうなんだったら、こりゃ16才の子どもに背負わせるには重過ぎるトラウマだなー。えっと2299年の出来事ってことは・・・設定から8年前。刹那クン8才のときということですか。そりゃあ酷い、いやはや。
それで、その因縁の相手が、このサーシェスっていう無精ひげ?やな感じー。後半の無差別テロもこいつが一枚咬んでるっぽいし。うーん、分かりやすく悪いやつー。(笑)
ユニオンも人革連も、たぶん衛星からの情報で戦況は刻々筒抜けという描写があるのに、電波妨害だけでガンダムをしばしば見失うって言うのは、どーもこーも謎なんだけど。細かいこと気にするほうじゃないんですけど、この作品のテイスト的には、何かフォローしといてほしいなぁ。一方でモラリアが無条件降伏するのも想定内、復興支援のための部隊編成も終了してます、これでAEUは軍備増強の口実を得ましたって、そういうところは厳しいのでありますね。まるで“滅びの道”を求めているように見える、ってかー。
「だとしたら、ヤツの神はどこにいる?」神様ですか。わずか8才で神様にだまされて、トラウマ背負っちゃったんだなぁ、この坊やは。(まあ神を騙るサーシェスだったわけだけど、黒幕は当然いたわけですよね。)
そして自分がガンダムマイスターであるのは「俺の存在そのものが理由だ。俺は生きている、生きているんだ」って。実にヘヴィな16才だ!
「これは断じて戦争ではない。一方的な蹂躙ではないかー!」
ほんとにねー。毎度いちいち「目標を破砕する」、「・・・狙い撃つ」、「介入行動に入る」、「・・・駆逐する」って定型のキメ台詞は、ある意味時代劇的ですよね。
「俺の存在そのものが理由」ってヤツを、たしかに聞いてみたくなります。いくら可哀相な過去を背負っていても、やっぱりこの主人公は視聴者の感情移入を拒否しちゃうタイプだから。シャア専用ニュースさんで水島監督のインタビューを読みましたが、「ガンダムというビッグタイトルなら、必ず最後はトータルで評価してもらえるはずですから」っていう潔いまでの確信犯っぷりには、この状況でなければ出来ないような、何かとんでもないことをやってやろうという意欲を感じますから。このヘヴィな16才をどう成長させるつもりなのだか。いったい何をやろうとしているのか、やっぱり見届けてみたいと思います。











