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『空飛ぶゆうれい船』 (1969年) 

[2007/11/23] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(3) | TOP ▲

 このところ80年代アニメの話ばかりが続きましたし、少し新しい、最近の作品を借りてこようと思って、たしかレンタル屋さんに行ったはずだったんですが。気が付けば、なぜ、これを借りてきてるんだ、自分?(笑)
 まあ、よく題名は聞くし、以前から気にかかっていた作品だったんで。ともかく後ろへ振る代わりに思い切り前へ振ってしまったと言いますか。いちおう巨大ロボットも出てますし。(ぇ?

空飛ぶゆうれい船空飛ぶゆうれい船
(2003/06/21)
野沢雅子、田中明夫 他

商品詳細を見る

 あらすじと解説は、東映アニメーションの公式ページから。

■あらすじ■
自動車事故を起こして気を失った黒汐会長を幽霊船に運んだ隼人は、そこで幽霊船長を見た。幽霊船長の謎の空飛ぶ幽霊船は次々と黒汐会長の持ち船を襲い、さらにはその使いと名乗る巨大ロボット、ゴーレムが町を破壊し始めた。 隼人の養父はそのために死んでしまった。 ところが仲間であるはずの幽霊船がロボットに向けてミサイルを発射 した。幽霊船は正義の味方なのか、それとも仲間割れ?? 一方隼人は黒汐会長の家の地下で巨大な秘密を垣間見てしまう。 なんとそこには巨大兵器工場、そしてゴーレムの姿があったのだ! 黒汐会長こそが国防軍とゴーレムの両方を操る黒幕であった。が、 その背後には更に大きな敵が。 幽霊船は最終目的に向かって進撃を始めた。

■ かいせつ■
かなり深刻な社会問題を根底に含んだSFアニメーション作品
公開当時,堂々と空を飛ぶゆうれい船の存在感が観客の子ども達を驚かせ、人気があった。

 以前に『ホルスの大冒険』を見て、かなり好印象を持っていたので、それ同様に、“東映まんがまつり”でかかるような古い作品とはいえ、けっこう期待してみたのですが・・・。もちろん好き好きはあるんだろうと思いますけど、私、個人的には、ちょっと微妙な作品でした。

 ホルスの時にも書きましたけど、私が見た記憶のある一番古いアニメ映画は、『長靴をはいた猫』(1969年)なんですが、もしかしたら続編の『ながぐつ三銃士』(1972年)あるいは『長靴をはいた猫 80日間世界一周』(1976年)の記憶違いかもしれません。そのどれかが定かではないなどとは、実にいい加減で申し訳ないんですが、小学校でチラシが配られて(なんてったって「文部省選定」だ!)市民会館のようなところで見たことをよく覚えています。(“東映まんがまつり”自体には、たぶん一度も連れて行ってもらえなかったんじゃなかったかなぁ。)
 今、Wikipediaを見てみると、1968年の夏休み(7月~)の「東映まんがパレード」で『太陽の王子 ホルスの大冒険』、1969年の春休み(3月~)の「東映まんがまつり」で『長靴をはいた猫』、夏休み(7月~)が『空飛ぶゆうれい船』ということだったようですね。これはすごい、東映動画長編アニメの黄金期でしょうか。

 出だしのオープニング映像と音楽にはわくわくしました。で、私のニガテな石森章太郎系のまんがキャラクターが出てきたところで、まず「うっ・・・」と(笑)。物語はたしかに「うわーっ・・・(汗)」って驚くぐらいの社会派です。ただ、それを子どもにも分かるようにと言うんで、説明的なセリフがかなり多くて。名優、野沢雅子さんの力演でなんとか保っていますが、60分の尺で、これだけの要素を詰め込むと、さすがにいい芝居にはならないですね~。
 ただ、宮崎駿の原画パートらしいですが、有名な、渋滞する市民の車を踏み潰して市街の真ん中に現れる国防軍戦車の、いきなりの砲撃から巨大ロボット“ゴーレム”の大暴れに連なっていくあたりの動画なんかは、こりゃほんとにスゴイです。それ以外も、映画館のスケールを意識したんだろう表現は、しばしば見応えがあります。

 「ゴ~ックリ、ゴックリコンと、ボーア・ジュ~ス♪」
 いやぁ、このアイロニーもすごいんですけどね!黒幕の“ボア”を育てたやつがいる。誰だろう?それは実は・・・。って、頑張って一生懸命、説明的に作っているけど、これはなかなか難しいかもー。何しろ“60分”と言うのが!
 物語の要素もけっして悪くはなく。そして何より、ところどころには、“すごいアニメ”の部分もあって。せめて全体で90分ほどあれば、もう少し違ったかも、と思わず脳内補完したくなる作品なのかもしれません。

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コメント

> CM NOW

ボアジュースの劇中TVCMは、ジュース(清涼飲料水)への非難というよりはTVCMそのものへの非難なのでしょう。TV局が映画を製作する現在とはかなり遠い時代を感じさせます。

1980年代に入ると、むしろTVCMの地位は高くなります。現在はどうなのでしょうか。時代の変化は不思議ですね。

>

80年代の時はおとなしくしてたのに、こういう時は出てきてしまう僕です(微汗

ジュースと言えば、この頃は「炭酸飲むと骨が溶ける」なんて悪口があったり、食品添加物についての危惧が高まったりし始めていた時期でもあったと思います。
あと、コカコーラに始まる米系文化に、ある種の反感があった向きも、どうだろ、あったのかなあ。

石森/手塚系は、ある意味この頃のデファクトスタンダードであった気もして、僕はあまり気にしていなかったです。何見てもそんな風な漫画ばっかりだった気も、今にしてみると。

踏みつけ戦車とか、ベトナム周りの我が国の動向に対する世論の不安あたりが反映されてる気もして、そういう意味でも時代を反映してるフィルム、なのかも知れません。


>CM
最近、ある写真集をチラ見しまして、それから判断すると(この作品を遡る)昭和30年代というのは、広告面でもエポックのあった時期のようなのです。
いわゆるキレイ系いかにもな広告から、一般民衆にスポットを当てたルポみたいな広告の走りがあったり。なんか、「民衆視点」みたいな作品多いんですよ。

戦争終わって一段落ついて、日常が「市民」を振り返る時期があって、そこから高度成長が始まって、またキレイ系の広告が始まる。
この作品に関わった人たちは多分、30年代に若い頃を過ごした世代だから、そういう時代の流れを敏感に感じていたのかも、なんて思いました。

80年代ー昭和の終わり頃は、そういう意味でも成長の頂点だし、キレイ系も最高潮の時期だったんだっけと、「バブルでGO!」あたりを思い出しつつ。

> 『スカルマン』はいかが

TVアニメ版の『スカルマン』はいかがでしょうか。『空飛ぶゆうれい船』のリメークといっても良い物語だと思います。ロボットとゆうれい船はありませんが、装甲車はあります。

あと、絵柄は石森タッチというよりは『コヨーテ ラグタイムショー』タッチです。

牽強付会ですが、バルタザールさんの言及されている昭和30年代を意識したであろう風景です。

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