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富野由悠季と小松崎茂 

[2007/11/15] | 御大 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 “巨人と小人”の話に導かれたわけではないですが(笑)、なぜかむしょうに見たくなって、今日はレンタル屋さんで『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』を借りてきて見てしまいました。久しぶりに見たんで、けっこう新鮮だったんですけど、なかなかすごかったです。感想は、また今度書きます。

 今夜は、本当は昨夜書きたかったことを。
 今回、Nishinomaruさんが示してくださった“GIANTS OUT OF THE SUN”は1940年のものだそうですが、その前に“ガウォーク!?”ということで見せてくださったイラストは、なんと1929年のものだそうで!驚きです。まさにAMAZING!(あ、ガウォークか。いや、だから今日マクロス見たわけじゃないですよ、ほんと。 笑)
 で、あちらでコメントもしましたが、それを見た瞬間に、≪小松崎茂!!≫とか連想してしまったわけです。

図説 小松崎茂ワールド (ふくろうの本)図説 小松崎茂ワールド (ふくろうの本)
(2005/11)
根本 圭助

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 この本、いい本ですよ。今でこそ再評価されて「画伯」とか言われていますけど、少年ものの挿絵画家ということで、子どもたちには絶大な支持を受けたけれど、世間的には充分な評価を受けなかった小松崎茂(→ Wikipedia)という人の“生涯現役”で描き続けた軌跡が、時代背景なども含めながら記されています。(私はプラモデルのパッケージぐらいでしか実際に作品に接することは少なかったですけどね。)
 この本の第6章に、小松崎の弟子であり、本の編著者でもある根本圭助が描いた小松崎の画室のようすが載っていますが、デスクの背面の壁が全面、本棚になっていて、比較的大きさの揃った雑誌のようなものがぎっしりと詰まっています。小松崎の“参考書”の具体的な中身はこの本の中では言及されていないんですけど、Nishinomaruさんが指摘されたような外国雑誌なんかもきっとあったんじゃなかろうかと妄想します。昭和14(1939)年という頃には、『機械化』という科学雑誌に日本におけるSF画の嚆矢と言われるスーパー兵器を次々と描き出していた画伯ですから。(下記のサイトなどでまとまって作品を見ることができます。)

komatsuzaki.net (オフィシャルサイト)
小松崎茂・少年少女世界科学冒険全集

僕の世代の男の子は、半分ぐらいは小松崎の影響下にいるのではないのかと思う。

・・・と、富野監督も、小学生ぐらいの時に小松崎茂の真似をして、学級新聞に『地球SOS』(昭和23~26年)によく似た連載絵物語を描いた思い出を『だから僕は・・・』に記しています。

だから僕は…―ガンダムへの道だから僕は…―ガンダムへの道
(2002/11)
富野 由悠季

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 面白いな、と思うのは、中学生になったときに“僕”以上の同級生が出現して、絵のうまさでも対象への知識でも圧倒される話でした。

たとえば昨日みせてもらった戦艦を、その日の夜にでも描いて、それを翌日、湯山にみせる。と、
「これが大和かよ。嘘をつけ」
「ひょっとすると艦爆と零戦のちがいがわからないの?」
 と、こうなるわけで、くやしかった。戦艦大和の写真なんか一枚もないのだから、主砲が二連なのか三連なのかもわからないし、カンバクがわからない。現在のように図鑑づけの時代ならいざ知らず、『丸』のような雑誌があることさえ知らなかった僕には、イラストの代表といえば小松崎茂しかいないのだ。

 これは「オタク的教養に知識を偏らせたオタク」との出会いなのでしょうね。(笑)

 ところで小松崎茂の描いたロボットはないかと探してみて、『怪人白どくろ団』という作品(昭和28年)の絵を見つけました。とても今ふうにカッコいいとは言いがたいですけど、このロボットの躍動感は素晴らしいと思いました。

小松崎茂『怪人白どくろ団』(昭和28年) 小松崎茂『怪人白どくろ団』(昭和28年)

 小松崎茂という人の精力的な制作を眺めていると、富野監督のコンテ千枚切りの話なんかを思い出したりします。躍動感のある表現だけではなく、その制作のジャンルが世間からは低く見られるところなども、私は富野監督とついつい重ねてみてしまったりします。富野監督は、小説を書くよりも、絵物語を描いたら面白いんじゃないか、とまで言ってしまったら言い過ぎなんですが・・・。(笑)

いまだ、クリエイティビティと言う神話を素朴に信じている非オタクと、オタク的教養に知識を偏らせたオタクのギャップは広がるばかりです。

・・・と、Nishinomaruさんがおっしゃったのは、ついつい“ルーツ”探しをしてしまうことについて、自虐的に言われたのかなと思うんですが(違ってたらゴメンナサイ!)、“必死に自分の個性を出そうとするのは如何なものか”的なことを近年、富野監督もよく言われます。大げさに言うと“近代的自我”の問題なのかな、と私は思っています。

死すべきものの任務と潜在的偉大さは、無限の中にあって住家に値する、そして少なくともある程度まで住家である物―仕事、偉業、言葉―を生み出す能力にある。

ハンナ・アレント『人間の条件』

 自然の絶えず循環する生命の中にあって、人間だけは生から死へと直線を描こうとする。クリエイティビティという話も、ロボットの話も、最後はそんなことを考え合わせねばならないと私は思うのですが、それは本当に難しいものですね。

追伸

 あ、おかげさまで風邪のほうはなんとか大丈夫そうです。ご心配いただいちゃってすみません。
 仕事のほうが、連日ちょっと難しくて。どなたか、ムーバブルタイプとか、ワードプレスとか、自社でブログを作るときのCMSに詳しい人いたら、教えてください。(とりあえず、どれを選ぶべきなのか、さっぱり・・・です。 笑)

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