「アニメ離れ」?・・・Wikipediaでアニメのお勉強をしてみました
見たいアニメはたまっているんですが、思いがけず、上記の記事に、たくさんコメントをいただいたので、もう少し調べないといけないような気がして。
実のところ私自身、今はほとんど(アニメを含めて)テレビ自体を見ていません。(専らネット配信か、レンタルDVD。)それに、たまたまですが、こんなWEBサイト(DeepParanoia-アニメ地方放映状況まとめサイト)を読んで、我が住まいなす辺境の地が、いかにアニメ砂漠とでもいうべきド田舎かということも思い知り(笑)。こんな最悪の状況下にある自分の個人的印象だけで、テレビアニメ枠の一般的状況は、不用意に語っちゃいけないかなぁと反省されました。
まあ、むやみに信用はできないけど、こういうときに便利なのが結局はWikipediaで。しかし、こまごまと、いろいろ書かれているなあと感心しちゃいました。
テレビ局がアニメの製作として加わった場合、局側の権利として2年間で2回の放映権があり、本放送に加えて再放送が1回出来ることになっている。その後はテレビ局が製作会社と改めて放送契約を結んで再放送することになり、その内容は2年間で何回も放送できるものだという。
再放送にあたっては制作会社から日本脚本家連盟に所属する脚本家と日本俳優連合所属の声優に使用料が支払われる。声優の場合は最初に再放送込みの出演料が支払われているため、放送から7年以上経過した作品からになる。
現在、いわゆる子供向けアニメはそのほとんどがゴールデンタイムから撤退しており、テレビ東京系以外の4大キー局では『名探偵コナン』『土6枠(毎日放送制作)』『ちびまる子ちゃん』、『サザエさん』、『ドラえもん』、『クレヨンしんちゃん』のみとなり、視聴率が確実に見込めるバラエティ番組への移行が目立つ。
一方で、20歳前後以上の年齢を対象にしたいわゆる「深夜アニメ」はここ数年放送が盛んであり、二極化が進んでいる。
また、人口の絶対数が多い関東圏・中京圏・関西圏におけるアニメ本数の総数自体は依然多い一方、テレビ東京系の系列局が無い地域(民放のチャンネル数が4局以下の地域)ではテレビアニメの放送がますます少なくなっている。
この記事は、あちこち[要出典]が貼られていて、記事自体も「削除依頼」とかになっているんですけど、たしかに出典を知りたいなぁという記述がいっぱいあります。
- 全日帯アニメの激減
(制作費はバラエティ番組の方がより安価であり、スポンサーの広告効果は同じ視聴率の場合、バラエティー番組の収入は広義の子供向けアニメ番組を大きく上回る) - 深夜アニメ・UHFアニメの急増の影響
(1997年末に発生した『ポケモンショック』で在京キー局を中心に表現規制が厳格化した影響で、それ以前ならば全日帯で放映出来た作品も深夜帯へシフトする傾向が現れた) - CG技術の進歩による、実写作品の進化の影響
(1990年代後半以降のコンピュータの急激な進化と簡便化・低廉化により、CGの技術も急速に進歩し、また制作の費用も低廉化し、テレビアニメのレベルで制作できるようになった) - 少子化の影響
- 受験戦争の激化
- テレビ視聴時間の全体的な低下
(特にテレビゲームはテレビをモニタに使用するため、テレビ番組の視聴機会を奪ってしまった) - 世間のアニメ・漫画に対する根強い偏見
(おたくバッシングの風潮?) - 玩具・ゲームメーカーの業績低迷
- タイアップによるアーティストのアニメソングCDや、DVDなどのAVソフトの販促を目的にしている傾向
(アニメの玩具やDVDソフトなどの粗製濫造傾向/似通った内容、または内容の希薄な作品、更には作画崩壊などの乱発/コアなアニメファンですら「もはや洪水状態で全ての作品をチェックする余裕が無い」ほどに食傷気味)
なんか、“「アイドル声優」の起用”とか、“アニメオタクの「古アニメいらない」という声”とかまでになると、たしかにこりゃWikipediaの記事ではなくて、筆者の主観バリバリに入ってそうですが(笑)。でも面白い!
こっちのほうが客観的な印象はあるんですが、後半に行くに従って、少し主観が入った部分があるような気がしますね。1990年代後半以降の制作本数急増がテレビ東京を中心に活発化し、大量生産に有利なデジタルアニメの実用化も影響したという指摘はなるほどです。
広告代理店を経由してスポンサーから得た広告費を、テレビ局はアニメ制作会社に制作費として提供する。テレビ局への見返りは、2年間で2回の放映権と商品化権収入の一部(通常10〜20%で1年限り)と言われている。
商品化権収入の一部もTV局に行くシステムがあるんですねー。
しかし、子供向けアニメの広告主の多くを占める、商品単価が低く購買層も狭い子供向け商品の企業であることは、放送局にとって営業上不利となる。
20%台あるいは30%台の視聴率のアニメより、その裏番組で視聴率10%強の同時間帯で大人向けスポンサーのつく番組(クイズ・ドキュメンタリーなどでスポンサーが電子機器・製薬・事務用品など)が、放送局にとってはおいしい番組であることも多いようである(少子化の進む近年のみならず、アニメ全盛時代のはずの1970年代といえども例外ではなかったようである)。
薄利多売じゃ、スポンサーもあまり気前よくないってことですかね。ビジネスはやっぱり難しい。
このあたりにも記載がありますが、内容的には重複が多いですね。
面白がって、長々と引用ばかりをしてしまいましたけど、結局アニメの「再放送」枠が減ってるかどうかは全国的な地域差も大きいみたいなので、裏づけになる記述はなかったかも。全体としてのアニメ枠が特に全日帯で激減しているんだから、当然減っているんでしょうかね。
先の記事で言及させていただいた愛・倉太さんの「アニメ----破綻したビジネスモデル」は、むしろ作品の内容面からアニメの体力低下の原因を考えておられたのが、(賛否は分かれるところでしょうが)興味深い点でした。
そこで言われていた「一話完結」的な要素の再考にしても、私が付け加えた地上波での「再放送」が昔は影響力があったという話にしても、薄いファン層の裾野をもう一度広げるには、という観点なのだと思います。濃いファン(いわゆるアニメオタク)には抵抗のある話だと思います。(「古アニメいらない」なんて声があるんですね。ちょっと驚きました。)
「アニメビジネス」と言うと、なんだかアニメファンを“都合のいい消費者”だと思っている業界関係者をイメージしてしまって、たしかに印象悪いんですが、昨今、制作サイドの生業としてさえ成り立つかどうかが危ぶまれているなどという話を聞くにつけ、少なくともそういう環境からは、いい作品が残っていきにくいだろうなぁと思わずにはいられませんでした。(「アニメは破綻しているか? - NaokiTakahashiの日記」のコメント欄には、「事実上、黒字を出す手段が見つからないまま袋小路に入っている感がある」という生々しい証言があります。アニメーターの意識と実態についてはこういう調査もありました。)
その場その場、その時限りで次々新しい作品を“消費”したいだけのアニメオタクがメインターゲットであれば、ビジネスモデルはそうやって行き詰っていくんでしょう。
そうは言いながら、(キレイゴトを言うようですが、)昔から、“ビジネス”と、クリエイターとしての“志”の折り合いを付けながら、この国のアニメ史は築かれてきた筈だと私は思うんです。そういうココロザシを残した作家たちまで巻き添えにして、業界全体が行き詰まってしまってほしくはないなぁというのが私の願いです。
以前にも書きましたけど、“伝統工芸”みたいにして保護しなきゃいけない存在にアニメがなってしまったら、それは哀しいことだなぁと。三等兵さんの「アダムスミスがアニメを保護してくれないのなら、田中角栄に保護してもらえばいいじゃない」が、やけに現実味のある妙案に思えてしまうという事実には、ちょっとそういう危惧もまた感じるのです。











