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科学忍者隊ガッチャマン 第51話~第55話 レッドインパルスの最期に涙・・・ 

[2007/10/12] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 『科学忍者隊ガッチャマン』は、1972~74年という時代の水準を大きく超える質と内容を備えたアニメ史に残る名作です。私の世代にとって“なつかしアニメ”なのは、たしかにそうです。でも、さすがにこの年代の作品になると、(まあ後年、何回かは再放送も見たような気がしますが、)私でも細かい部分はほとんど覚えていません。ストーリーで言うと、強く印象に残っているのは、最終回近くでの“コンドルのジョー”の最期を巡るエピソードの数々。そして、もうひとつこの作品を強烈に印象付けているのが、この51話~53話で展開される、“レッドインパルス”関連の物語です。

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 GyaOの昭和TVで毎週5話ずつの放映が始まって以来、このくだりを見るのを楽しみに、全105話の長丁場に付き合ってきましたが、ちょうど中盤の折り返し点を迎えたところで、ついに来るべきものが来てしまいました。(楽しみに、と言いつつ、心のどこかで恐れてもいたような気がしてなりません。 笑)
 さすがにこんな昔の作品について感想を書いていても、どなたもコメントくださらないなぁと思っておりましたが、“子供のころ大好きだったアニメを大人になってから見直す、ということがなんだかとても「こわい」”とNishinomaruさんに聞かせていただいて、大変嬉しく思いました。私もやはり、そうだからです。

 今から30年以上も以前に制作された作品です。昨今制作されているアニメのように、ウェルメイドな完成度は望むべくもありません。自分はそこを、いろいろ目をつぶりながら、あえて美点だけを見ようとしているのではないか、という疑念は常に自らのうちにあります。
 前半を見通して、正直、やはりそう言わざるを得ない点はしばしばありました。(ただし当時の水準としては信じられないぐらいの高レベルだと私は強く感じますが。)
 そうしたアニメ史の“検証”として『ガッチャマン』という作品を見ている側面もさることながら、しかし、このレッドインパルスとガッチャマンの哀しい宿命を描いた連作パートを久しぶりに見て、たしかに今日のアニメの緻密な構成とは似ても似つかぬ完成度であることは認めつつも、それだけではなく、むしろ“ベタに感動”している自分自身を確認することができたことは、私にとってこの上なく嬉しい体験でした。

  1. 回転獣キャタローラー
  2. レッド・インパルスの秘密
  3. さらばレッド・インパルス
  4. 怒りに燃えたガッチャマン
  5. 決死のミニ潜水艦

 サブタイトルだけ見れば、52話からが山場に見えますが、一見、毎度おなじみの一話完結もののような51話から、連作パートは始まっています。たしかに今の目で見れば、“不自然”に感じられる部分はこの“名作の山場”にもあります。「特別休暇を与える」と本人たちさえも偽って、科学忍者隊を某国に潜入させる南部博士とか。“偶然”(?)白スーツの紳士(=レッドインパルス)に出会うガッチャマン。スパイ活動をするにしては目立つ格好というツッコミ以前に、声を聞いただけで、レッドインパルスの隊長と気付かないガッチャマンとか(笑)。
 そうした“アラ”探しをすれば、枚挙に暇はありません。それはなべしてみれば、“芝居がかった”という言い方をするのが適切でしょう。ですが、私がベタに感動してしまったツボは、まさにその“芝居”を目いっぱいに見せてもらったことにあったと思うのです。アニメも劇なのだから、芝居で何が悪いのか、です。

「来るか、ギャラクター!俺は今ほど貴様たちが憎いと思うことはない。お前たちには、親はいないのか、子どもはいないのか。父親を慕う子の心を利用して、貴様ら、俺に何をした!寄るな、寄るな寄るなぁ!寄れば一人残らず叩きのめしてやるぞ!」

 どうだ参ったかってぐらいの長ゼリフ!これが芝居だ!(笑)

 前回も書きましたが、ボブ佐久間による音楽がまた、肝心カナメのところでしびれるほどにすばらしい。曲数は決して多くはないんですけどね、地球的なクライシスの場面でのBGM、もっとも悲劇のきわまった場面でかかる象徴的なBGM、これらが驚くほどに効果的ではないでしょうか。
 ただ私は53話のクライマックスで「泣けます」と書きましたが、これが(小さな映画にも匹敵するような)51~53話の連作を見ただけでそう思えるものなのか、それともこれまでの50話の中で少しずつ少しずつ示されてきた親子の想いがそうさせるのかは、自信が持てないところもありますね。けれどもアニメ史に残る名場面であることは、絶対に間違いないと私は思っています。

 54話、55話は、話の流れを少しずつ平常モードに戻していく感じです。54話は復讐心に燃えるガッチャマンの独走から科学忍者隊が危機に陥るものの、チームワークの大事さに目覚めていく話。だけど最初からみんな理想的な人間なわけではなくて、むしろエゴイスティックにぶつかり合いながら、葛藤を乗り越えていく過程が描かれています。55話でもまだレッドインパルスの最期にベルクカッツェが言及していて。こんな感じで、後半は一話完結の側面が弱まってシリーズとしての連続性が強まっていくのだったかどうだったか。

 私も本当は、30年以上前のアニメの古臭さにアイタタタと嘆くことになって、かつて自分が大好きだったアニメが大したものではなかったと落胆する羽目になるのではないかと恐れながら、この『ガッチャマン』を見てきました。でも、その恐れは杞憂でした。もし、この連作パートを見てさえ、「こんな古いアニメはつまらない」と言う人がいたとしても、それは私とは感覚が違う人だとすっぱりあきらめられます。そのぐらい、私は自分の“感動”に確信を持てました!

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