玉城真一郎を笑うものは玉城真一郎に泣くのだ
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いや、泣きはしないけど。(笑)
「富野さんの作品の魅力はその世界観でいつまでも遊んでいたくなるところなのかも」とたんおさんもおっしゃっていたけど、『コードギアス』の物語も、まだしばらくは反芻したくなると言うか、私はそんな感じです。
オレンジ君ことジェレミア・ゴッドバルトなどは、思いがけず人気が出てしまったのを受けて、話の勢いで物語の重要な部分を担っていったキャラクターのほうだろうと思います。第1期のラストで「なればこそ!オォォル、ハイル、ブリタァニアァァ♪」とか叫びながら戦い続け、ついには大事なヒロインの一人C.C.を道連れに深海へ没していった人が、物語の最後には美少女と一緒にオレンジ園で幸せに暮らすことになるとはね。(笑)
同じような意味で、この玉城真一郎というキャラクターも、視聴者の反応を見ながら決まっていったキャラクターだと思います。オレンジ君以上に、物語を駆動していく重要な役割を果たすことは全然ないままで終わった人ですけど。
「何でみんなオレを馬鹿にするんだよー!」
物語の重要なテーマをなぞりなおした最終回の緊迫した場面の中で、そんな彼が発した叫びが、どうも私には、後から後から気になってきてなりません。超人的な能力を持って物語の中を縦横無尽に活躍するキャラクターたちの間に放り込まれた、まるきり普通の人である玉城真一郎。
作中で語られた彼の夢は、たしか公務員になることではなかったでしたっけ?まったく!何と凡庸な!
身の程知らずに「俺はゼロの友だちなんだからよ」などと言い続け、いいところ見せようとはりきっては主役級の面々に鮮やかに瞬殺される最高の三枚目として、オーディエンスの嘲笑を集めまくった彼。物語の語り手からすれば、もともとは想定していなかったとっさのアドリブもこなすコメディリリーフ役を見事に演じきったと言えるでしょう。
『コードギアス』は面白おかしくネタアニメとして見た人と、ベタに見た人の落差が大きい、ということをのりのりさんも言っておられましたけど、たぶんその通りなんでしょう。私なんかはベタに見たほうなのだと思います。ただ程度の問題で、ネタはネタとして楽しんだ面は当然のようにあるんで、私もまた玉城真一郎のイタさを嘲笑していた一人です。
ただ、ねー・・・。(笑)
[2008/10/02
17:32]
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