原恵一 『河童のクゥと夏休み』 笑いました。泣きました! 

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 ずいぶん前から見たかったんですけど、このたびようやく見ることが出来ました。昨夏劇場公開されたこの作品。実によく出来た『映画』でした。笑いました。そしてマジで泣いちゃいましたよ。参っちゃいましたねー。(笑)
 私は未だに『ポニョ』見るもんかと意地はってますが(笑)、人間社会に異生物がやってくるというストーリーとすれば、この『クゥ』は最上と思える出来でしたよ。そういう観点の記事はあまり見かけない気がしますが、見比べてみたら面白いんでしょうかね。

河童のクゥと夏休み 【通常版】

 美術は素晴らしかった(特に水の表現は秀逸!)と思うけど、やっぱり感動したのは“ドラマ”だったと思います。“萌え”もなきゃ“燃え”もない、こういうアニメ。そういう強い刺激に慣らされていると、ぱっと見には取っ付きが悪く思えるかもしれないですけど。これは何回も見直したい作品ですねぇ、しみじみと・・・。

 Wikipediaには「環境問題、イジメ、マスコミの報道過熱など日本の社会問題を風刺している」と書かれていて、そんな見方も出来るのかもしれないですけど、それはリアリティのある背景で、主眼はあくまで登場人物(“河童”を含む)たちの間のきめ細やかな“情”の流れ、人間味豊かなドラマにあるんだろうと私は思いました。(そんなところは、例えば高畑勲監督の作風なんかに近い部分もあるのかも。)
 主人公の康一にせよ、上原家の人々にせよ、理想化された少年だったり家族だったりするわけではなかったです。康一はイジメを見てみぬふりしていたし、マスコミに騒がれれば浮かれもする。母も妹も異生物に初めて接したときの気持ち悪さの表現はひどいものだったし、父は会社で上司に迫られれば、スポンサー関係のテレビにクゥを出演させることに同意してしまう。・・・そういう、どこにでもいそうな、ごくごく当たり前の人間たちがクゥと出会い、過ごしたひと夏の出来事。これはでも、見てない人にはオススメしたいから、気になる人は、以下読まないでくださいませ。

 以下、少しネタバレになるかもしれませんが、なんとなく話の順を追って感想をメモしてみます。

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[2008/08/13 01:37] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(5)
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