滝沢敏文監督作品 『SAMURAI 7』 第4話まで見ました。 

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 更新が滞りがちなんですが、書きたいことがないわけじゃなく、たまり過ぎでどうしていいかよく分かんない状態なので、軽く書いてみます。

 とにかく「滝沢敏文」という人の作品を見てみたい! その一心で、どんな作品なのかもよく知らないままに、とにかく借りてきて見ているのが、この『SAMURAI 7』です。

SAMURAI 7 第1巻 (通常版) SAMURAI 7 第2巻 (通常版)

 なぜに滝沢敏文かと言えば、『伝説巨神イデオン』を見直していて、この人はどんな人なんだろうかと気になりだしたらどうにもたまらず、という実に単純な動機でした。(→ 『伝説巨神イデオン』 第14話 撃破・ドク戦法 - 囚人022の避難所

 黒澤明監督の超有名な『七人の侍』(1954年)の50周年記念リメイク。ハイビジョンのフォーマットで作られているんですね。はじめはBSなんかで放映されていて、地上波ではNHKで2年前にオンエアされてたんですか。(TV見ないから、ぜんぜん知らんかったなぁ・・・。)

 とにかく面白いです。見ている時間があっという間に感じてしまう。早く次が見たくなる。何だろう? このワクワクする感じをどう説明すればいいんだか!(笑)
 原作の『七人の侍』も見たことあるんですけど、高尚ぶった芸術映画っていうよりは、ワクワクドキドキな娯楽性が高い作品という印象があります。それでもやっぱり“渋いなぁー”と感じた気がして、こんなに“面白い!”とは感じなかったような。時代劇って設定的には古びないフォーマットのようで、でもやっぱり作られた年代は映すものですね。
 正直に言うと、コッポラやルーカスやスピルバーグが原作を絶賛してるのは、よく分かんなかったり(笑)しますが、これをハイビジョンのアニメでリメイクしようっていうのは、海外展開なんかも念頭にあって作られたものなんでしょうかね。

 でも映画的ではなくて、きっちりテレビアニメ的に毎回面白くなってますから、偉大な原作を巧みに克服して、そこからエッセンスを上手に汲み取っているんでしょう。何となく昔から、映画のほうがテレビより上のもののような気がしていたんですけど、最近になって自分が本当に好きなのは、むしろテレビアニメ的なものなのかもしれないと感じるようになりました。
 アクションシーンや不思議な世界観もいいんですけど、やっぱり少しずつ物語に加わってくる個性豊かなキャラクターたちが魅力ありますね。時代劇的なものの翻案の仕方が本当に上手い。
 そういえば、「演出協力」ということで高橋良輔さんがスタッフに入ってました。滝沢監督とも縁がある人だし、何と言ってもアニメ界では時代劇の大家ですからね。もうひとつ、タイトルの字も良輔先生の手になるものらしいです。大御所様(けっこう黒幕?)って感じでしょうか?(笑)

 まあロボロボした派手なアクションは、今のところ少ないわけなんですけど、GONZOの作画はすごいハイレベルな気がしますし、美少女も出てきます(笑)。よく分かりませんけど、もう少し人気があってもおかしくない作品では? 早く続きを見たいんですけど、まあぼちぼちとマイペースで見ていきたいと思っています。

[2008/08/31 20:03] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0)
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夏の終わりに(「ある種の鈍感さと横柄さ」について) 

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 久しぶりの休日で、惰眠をむさぼりました。たしかに明け方になってようやく寝たのは悪かったけど、目覚めたら夕方っていうのは、さすがに呆然・・・。(笑)
 まあ実際、疲れていたんでしょう。

 8月ももう終わりなんですけど、バケツをひっくり返したような豪雨が降ったりしたせいもあって、今年は涼しくなるのが早いような気がします。
 夏の終わりっていうのは、何かいつも焦燥感があるというか。
 学生時代みたいに、無駄に長い夏休みがあるわけじゃなし。今さら夏だからといって、胸がときめくような(笑)、素敵な出来事なんかが起こるわけもないんですけどね。

 自分のペースからすれば暴飲暴食というか、ふだんはわりと一つ一つ咀嚼する意味で、だらだらと感想をメモしながら本を読んだり、アニメを見たりしているんですけど、このところはそのあたりを省略して「次!」「次!」と何かを求めてみていたような気がします。ちょっとした飢餓状態でしょう。いい年をして、そんなことをしてみたって、頭と身体にガタが来はじめてるんだから・・・。

 毎度、耳が痛いんですが(苦笑)、ためになりますねぇ。「ある種の鈍感さと横柄さ」は必要かもしれない。ただし、ノスタルジーに浸るためよりも、もっと建設的に、現代を生きるためのツールとすべきものなんでしょう。(私の感じ方だと、例えばある世代の方々が『エヴァンゲリオン』を前提抜きで、もの凄く重要なものとして語るのも、「ある種の鈍感さと横柄さ」ではないかと思うことがあります。でも、それはたぶん、いいことなのでしょう。)

 個人的な話。先日、たまたま高校時代の先輩にお目にかかりまして、昔話なんかもしながらつくづく思ったのは、「あの頃、何やってたんだ、俺?」という事実でありました。若い頃に体験しておくべき失敗と挫折を、まあ一通りは経験したのだったかもしれません。“自分より優秀なやつが世の中にはいっぱいいるんだ”という当たり前の事実に気がつくことだとか、もっと月並みに“失恋”だとか(笑)。
 そういうのを一通り経験するのは、誰もが通ってくる道だと思うんですけど、私がダメだったなぁと思うのは、一回の挫折でとことん懲りちゃって、それをきちんと直視し、克服してこなかったってことでした。

prisoner022 <恋愛> 挑戦しただけましでは?中学生ぐらいで体験しておくべきことを30過ぎてやるとなるとつらいな、お互い。まあ、そうやって何回も傷つくべきものだろうから、失敗から少しずつ学べればいいですね。

 これは話としてはつまらん話なんですが、タイトルのせいで注目されたんだと思います。コメントは、自戒も込めて本当にそう思ったので、「そう馬鹿にしなさんさ」という気持ちが少しあります。
 蛮勇を奮って告白する側も、それをふる側も、こういうのは「はしか」みたいなもんで、慎重に発症を拒否するよりは、早いとこ免疫を作っておかないと。
 この匿名ダイアリーの筆者は不本意だったかもしれないけど、「純情な○○青年の想いをすげなく断った身の程知らず」というポジションをあえて引き受けた結果になっています。それができたのは「ある種の鈍感さと横柄さ」のおかげでしょう。
 ただ、ふった側もそれでよかったけど、ふられた側もがんばって挑戦したじゃない? ちょっとは懲りたほうがいいけど(笑)、あまり懲りすぎて事実から目を背けちゃ、かえってよくないですよね。やり方はまずかったと思うけど、またがんばって挑戦したらいいと思います。(今度はもう少しうまくやろう。)

 しかし中学生ぐらいの時には、たかが「はしか」なんですけど、頭も身体もだんだんガタが来はじめてくると、これはなかなかしんどい。しんどいんだけど、あまりにいろんな立場をおもんばかってしまうと行き着くところは思考停止なので、「ある種の鈍感さと横柄さ」を指摘されるぐらいにふるまうほうが、むしろ積極的なのかもしれません。

[2008/08/30 19:50] | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(1)
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コードギアス 反逆のルルーシュ R2 TURN20 「皇帝失格」 

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 今回は、珍しくかなり素直に期待通りに話を転がしてきたような。一番気になっていたマリアンヌさんがあっさりと正体を現してくれて、そしてアホになってたC.C.が物語の舞台に復帰して。

108ピース コードギアス反逆のルルーシュR2 スザク&ジノ 108-349

 「またこんなところにとじこもって」って、C.C.は以前にも“Cの世界”に閉じこもっちゃったことがあるんですかね? それより、もっと気になったのは、「あなたが今でも私たちの味方なのか知りたくって」というセリフ。なぜ「私たち」って複数形? 正体見せたとはいえ、やはり謎が多いですね、この人は。(真のラスボスは父ではなくて、母だったりして・・・。そのぐらいは平気でやってきそうな気がします。)

「人は、・・・みんなは、ゲームの駒じゃないんだ。生きてるんだよ」

・・・って(教師崩れの癖にカッコつけている)扇のセリフにかぶさって、再び着々と手駒を整えているルルーシュ君の邪悪っぽさ! なかなか興味深い主人公の見せ方でした。

 でも神根島での親子決戦に、ルルーシュがジェレミアを連れて行かなかったのは、ちょっと意外でした。リヴァルなんかと話している暇があったら、ギアスキャンセラーを持っているこの男を使わない手はないだろうに。ってことは、オレンジ君にはこの先何か違う役割があるってことでしょうね。(カグヤとシンクーには「ゼロ戦死」の虚報がばれちゃった感じでしたし。)

 ランスロット・アルビオンという凄い機体があるらしいけど、ロイドさんが「今の君には渡したくないね」っていうのは、ギアスのことを知らないので、スザクがフレイヤを撃っちゃったのに機嫌悪いのか、カンが鋭いのか、どっちだろう? (今回は名前だけ出して終わりという手法だけど、カレンの紅蓮に対抗できる新型ってことなんでしょう。)そのロイドさんがコーネリアさんを見て嬉しそうに「お久しぶりです」というのも、ちょっと不思議な感じでした。(あまり仲良しじゃなかった気が・・・。)

 スザクの今回の壊れ具合も、おおむね予期したとおりなんですけど、ここで彼に代わって優等生のポジションに、ジノってキャラクターがすっぽりと納まってるのが、ナルホドな配置って感じでした。
 それとシュナイゼル殿下ですね。この賢い人が、こともなげに「私が皇帝になるよ」とクーデターを決意する場面でそう思うのも変ですけど、さんざん勘ぐらせておいて実はフェイクじゃなしに「王道」を行こうとしているふうにも、ときどき見えます。(騙されてる?)
 この場面は以心伝心にスザクとシュナイゼルの思惑が一致したのか、スザクの言葉がきっかけになってシュナイゼルが決断したのか、その辺が微妙な芝居で面白かった! ただスザクの皇帝暗殺という提案を承認したらしいやり方は、「王道」ではなくて「覇道」ですね。(「権威のもう一つの意味」って何だろー?)

 って、言ってたそばから、もう皇帝に刃を向けてるスザク。展開早っ!(笑)

「この剣に、ルルーシュとナナリーの絶望も込めさせていただきます」

 それでもやっぱり君のそういう甘さが好きだよ、スザク君(笑)。お話してるからナイトオブワンに邪魔されちゃったじゃない。(閉じてる片目のほうが怪しく光ってましたけど、彼もギアス使いなんでしょうかね? 封印してるとか?)

愚かだ。お前の弱さこそが、優しさという強さの裏付けであったものを。そう、規範無き強さなどただの暴力。

 ぱっと出てきて、なんかカッコいいこと言ってますね。この辺のキャラクターの厚みっていうのは、外伝なんかでやってるんでしょうか。本人はただの「美学」だったと悔いているようでしたが、弱さを抱えていたからこそ、優しさを強さに変えていけたと、圧倒的な強さを持った人物に言われて、それが(また好都合っぽく、どこか地下へ落ち込んでいった)スザクへどんな影響を与えるんでしょうか。

 しかしスザクの窮地に現れたルルーシュの超・芝居がかった登場シーンにはさすがに笑いました。
 「止められるものなら止めてみよ。 我が絶望に かなうものがいるのなら」
 すばらしい!まさに千両役者。

 「ルルーシュ。それは僕の十字架だ」
 一方のスザクは、何か背負いたくって暗殺者に志願してたんですね。

「この状況下で、ブリタニア皇帝に刃を向ける人物に私は1人しか心当たりがありません」
「私も同じです」
「とすると、確認すべき点がいくつかありそうです」

 蚊帳の外だったこの人たちも物語を駆動するポジションに帰ってきてくれて、コリャ面白い。

 マリアンヌさんは何考えてるのかちっとも分かりませんけど、一見シャルル皇帝を追い詰めたかに見えるルルーシュが、次回「がはははは」と笑い飛ばされるんだろうなーというのは、何となく今までの流れから読めちゃうような気がします。いよいよ大詰めですねー。すべての駒が本当に無駄なく動き始めた感じで、すっごく面白いと私は思います。

[2008/08/29 00:49] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0)
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