『伝説巨神イデオン』 第17話 激闘・猿人の星 

[2008/07/08] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 見直しても、よく分からないところは、そのまま「分からない」と書きます。何て言うか。手加減なく濃いぃぃよ、話の密度が!(笑)

伝説巨神イデオン Vol.1
  • リーダーに従わなかったパイロットが、懲罰として独房に入れられるのは、『ガンダム』でも見てきたシチュエーション。コスモとカーシャが入れられたのは家畜のオリなので、いっそう“野生のトラ”らしくも見えるが、この回でまず驚くのは、二人の前にモニターが置かれ、代替パイロットがイデオンの操縦訓練をしている情景を見せ付けているところ。
    • 「本気でお払い箱にするつもりか」と怒る二人。でも、もしそうなら、こんな手の込んだ反省のさせ方はさせないだろう。しかし、こんなことを考えるのは誰だ?・・・やはりベス?
    • カーシャの身の上話・・・は、どう話に影響?コスモがオリをナイフで壊そうとしてるのは?(というか、人をオリに閉じ込めるのにナイフを持たせたままというのは?)私には正直よく分からない・・・。
    • “大胆な説明のすっ飛ばし”と理解できるのは、カララが「期待しているからお仕置きする」って言うこと。彼女のことだから、コスモたちの処遇についてベスに直接抗議して、彼から聞かされたことをそのまま語っているような気が。(ガンダムで言うとリュウさんのポジション?)
  • 前回ダミドも討ち死にしたところで、ギジェがソロ星から帰還。ソロシップが飛び去ったあとのソロ星(彼らの言うロゴ・ダウ)を調査した結果、とーんでもないエネルギーが、あの船と巨人に存在することが立証されちゃった!
    • 大編隊を預けられ、勇躍ギジェ出撃。(補給も彼が持ってきたんだろう。)ハルルが言うにはカララへの未練は振り切ったように見えるそうだが、さて?
    • そのころソロシップの船内では、赤ん坊のルウがはしかにかかって発熱してました。4日以上、発熱が続くと死んじゃうかもって話だったけど。
    • 代替パイロットでは逃げ回るのが精一杯のイデオン各機。パイロットの腕も悪いがゲージの反応も良くない!コスモたちじゃないから?ルウが弱ってるから?
  • 雲にみずからの姿を投影するアイデアで、バッフクランを動揺させるカララ。「バッフクランを敵と言うのか」と驚くベス。実は、コスモたちをイデオン各機に乗せるというほうも、その驚いている隙に実行されているという。
    • オリから出されるときの、コスモとカーシャの温度差。コスモは・・・なんだ、“バッフクランを叩きたい”だけか?カーシャは・・・“自分を守るのを人任せにしたくない”だけか?
    • カララの姿にギジェは動揺した・・・のかどうか。判定は微妙?(笑)
  • 気を取り直して主人公たちが出撃、という場合に普通は“そして大勝利~♪”というのがロボットアニメのお約束じゃないかと思いますが、ここでさらに、ソロ星から持ち帰った謎の粒子で、ギジェが“ドッキング崩し”をかけてくるという。(めまぐるしいけど再び、ピ~ンチ!!)
    • ここを切り抜けられたのは、コスモとカーシャの絶妙なコンビネーションプレイによるもの。・・・今回のエピソードは、つまりこの狙いどころから逆算して見直さなきゃならないんでしょう。ナルホドと思う部分もある。しかし、うーむ・・・(笑)。
スポンサーサイト



『伝説巨神イデオン』 第16話 必殺のダミド戦法 

[2008/07/08] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 前回、大胆な状況説明のすっ飛ばしは、脱走したキャリオカがソロシップに帰ってくる前にあったであろうシェリル、ハタリ、カララの間の会話(「どうする?」→「私が罪をかぶりましょう」)の省略が、とても分かりやすい例でした。
 それと、感情で動いてしまったシェリルに対し、貸しを作ろうと頑張って、いっぱいポイントを稼いだはずのコスモだったんだけど、計算で動いてしまった彼よりも、何故だかカララが一番すごかったって言う。そんな話でしたね。
 見終わったときは正直、当惑することも多く、割り切れない感じが多いこの『イデオン』。感想を書いたりして、反芻しているうちに、後から後から徐々に分かっったような気がしてくるところがまた、たまらんのであります(笑)。

  • 今回は敵も味方もエゴイスティックさが際立つ、超・いやーな感じの残る話。(まあ、そこが魅力でもあるんですが・・・。)
  • 伝説巨神イデオン VOL.6
  • 怪我が癒えて戦列に復帰するダミド。ほかのサムライたちが相次いで戦死して、ハルルに頼りにされ、“チャンス到来”とばかりに張り切ってます。それで、ギル・バウで有効だったハーケン攻撃を、新型機のズロオ・ジックにもやらせようと準備。嫌がるサムライたち。
  • 前回、大活躍したのに、後味の良くない結末のせいで忘れられ気味のコスモ(とカーシャ)は、ベスの指揮下ではなく、自分たちの流儀でやる、とか身勝手な宣言。
  • デクがコスモのコ・パイロットに。(前もときどき、この席にいた気がするけど。)
    • イデは幼いものの防衛本能に反応する、という意味では良い判断?
    • でも子どもまでが殺し合いに加わらなくてもいい、身を守るためなら何をしても許されるわけじゃないだろうというロッタの意見も、正しい感じがする。
    • 子守が嫌でイデオンに乗りたがるデクを見ていると、人間とはたしかに“好戦的な種族”なのかもしれない。
    • デクのことを相談されたシェリルは、子どもをソロシップから降ろすことを口実にして、またグロリアのこととか言っているし!(なんという自己チューな女!)
  • デスドライブ中に発生する戦闘。戦いの主役はイデオンだとベスに分からせてやる、と張り切るコスモ&カーシャ。ダミドもそうだが、思惑ずくは不協和音を呼ぶ。ソロシップを守れというベスの命令を、けっこう露骨に無視。
    • 損傷を受けたソロシップがデスアウトしそうになる。やっばー。急に青ざめるコスモとカーシャ。
    • 一方、ハーケン攻撃を嫌がるズロオ・ジック隊に苛立ったダミドは、ハーケン攻撃をしないとジグ・マックで撃ち落すぞと怒鳴る。最悪のタイミングで動きを封じられるイデオン。大ピンチ!
  • 泣き叫ぶデクがいたから、イデオンはパワーアップしたのか。ダミドが味方の犠牲を省みずに手柄を焦ったのが逆効果だったのか。かろうじてダミドを撃破したイデオンは、危ういところでソロシップへの帰還を果たす。
  • 命令を無視したコスモとカーシャにペナルティ。ほかのクルーへの示しもあると、「実刑」を主張するシェリルは、前回の自分の失敗をきれいに失念している?ここぞとばかりに前回の貸しをシェリルにちらつかせるコスモだけど、ベスはシェリルの意見を容れたかたちで独房(っていうか動物用のオリだよね)入りを決定。
    • オリが二つしかないわけではなさそうだけど、コスモたちと入れ替わりでカララは解放される。この結果を見れば、カララをオリから出す口実が欲しかったのが、ベスやシェリルの判断に影響していた可能性は大かも。「重罪人扱い」だとカーシャが怒るのも無理はないかも。
    • 事前にあんな宣言してなければ、ここまでにはならなかったっていうのもありますよね。感情を抑えられないのが人間というものなのかな。