『伝説巨神イデオン』 第15話 イデオン奪回作戦 

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 そういえば、はじめ5話ずつの感想を書いてたのが、ここに来て1話ずつになってるけど、私は回転が鈍いので、作品との距離感がつかめてくるのに、そのぐらいはタイミングがかかっちゃうという。そういう感じです。10話ぐらいまでがつまらなかったわけでは決してありません。
 ただまあ、それはそれとして。テンポがだんだん良くなって来てる感じはあります。特に音楽の使われ方とか、この作品は間違いなく尻上がりに良くなっていくところがありますよね。

  • ブラジラー基地から巡洋艦キャリオカを伴って離脱するソロ・シップ。たぶんブラジラー基地はその後バッフクランの再攻撃で全滅したんだろう。・・・というのは、ハルルが別働隊に攻撃を命じてるパートから想像するだけなんだけど。そうすると、コスモたちはブラジラー基地を見捨てたことになるどころか、貴重な生き残り戦力である巡洋艦をもらってるって?
    • たぶん「何でもくれてやるから、頼むからとっとと出てってくれ、この疫病神!」ぐらいの、作中ここまでの描写から、容易に想像可能なディティールが、大胆に省略されているんでしょうね。(そういう意味でも尋常でなくテンポがいい!)
    伝説巨神イデオン VOL.3
  • 今回はシェリルさんがメインな感じ。インテリのはずの彼女は感情面に弱い。
    • シェリルさんの声は、ガンダムではセイラさん。セイラさんもインテリっぽいキャラクターでしたが“悲劇のお姫様”という属性を(この作品ではカララに)奪われると、案外このシェリルさんのような性格もあったんでしょうか。そういえばセイラさんは序盤で「軟弱者!」とカイを平手打ちしてましたけど、シェリルさんがファイルで殴ってたのはベスでした(笑)。
  • 前回もクールな実力を見せた“技術屋”のドクの策略。(でも、彼がなぜ地球側の移民星“ダボラ・スター”を知っていたのかという説明はなし。これはさすがにすっ飛ばしすぎ?)
  • ブリッジでの会話は、それでなくても「とにかく地球へ戻る」、「バッフクランをとにかく叩く」、「とにかく逃げ回る」というあたりでバラバラのクルーの状況をとても分かりやすく描写。そこへ持ってきて、ダボラスターが受け入れてくれるという偽情報。
    • 地球で大型コンピュータのグロリアを使わなきゃイデの解析はできないってシェリルさんが言うのは、どのぐらいロジカルな話?軍人のベスは当然として、科学者の父を持つことでは共通点を持つはずのコスモも彼女にキツく当たり続けている。感情交じりで判断が歪んでいるんじゃないかと疑っているのかなぁ。
    • 個人的な恨みは捨てた、と言いつつカララを人質にというあたり、やはりあまりロジカルな行動ではない?名もないクルーばかりじゃなく、いつもベスの傍らにいるハタリまでが造反に加わっているのが、まさにクルーが真っ二つという感じで事態の深刻さを如実に物語ってます。
  • 偽情報につられてノコノコ出てきたキャリオカを捕獲するドク。前回に引き続き、彼の作戦は図に当たりすぎる。技術屋はどうもひいきされている(笑)?
  • 宇宙服を利用したコスモのトリッキーな作戦で、イデオンを引き渡すと見せて人質を奪還。もともと最初に騙したのはバッフクラン側とはいえ。相手を騙すことにも、敵を殺すことにも一瞬の躊躇のないコスモすげぇ。
    • コスモは事前のブリッジのもたもたのときに、攻め込まないからバッフクランの拠点教えろみたいなことをカララに言ってたけど。この調子だと、その言葉は本当だったか怪しい。(なんて言っても「カミューラ・ランバンの仇ぃー!!」の後だけに。)
    • ドクの大健闘でカーシャは危うく九死に一生を得る。しかし・・・うひゃぁ。毎度なりふりかまわぬイデオンの攻撃でドク戦死。
  • ノコノコ帰ってきた脱走組。カララが一身に罪を背負うけど、誰がどう見ても白々しく嘘っぽいよなぁ。でもベスは愕然。危うく死にかけたカーシャはまじギレ。さすがのベスもハタリまでが反逆したとは思えなかったのかな。
    • 今回、なぜかポイントの高いコスモだけが事件の核心を知るべくシェリルを問い詰める。人質奪回劇を通じて、コスモはシェリルに貸しを作ることにこだわっていたんだけど、結果的にはソロシップの全員がカララに借りを作ってしまった!
    • 「全員が」というときには、自らスケープゴートになったカララの真実を知らなきゃならないんだけど、そういう話って、この先あったっけか?例えばベスは後にピロートークででもカララから聞き出したか?これも大胆な省略なのか。ちょっとやり過ぎだったのか。

[2008/07/07 21:06] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0)
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『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』 TURN13 来た、来た、来たぁー(笑) 

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 「来た、来た、来たぁー」と思わず叫んじゃいました。何この、期待通り、期待のさらに斜め上を行く展開(笑)。第二期、前半から後半への折り返し地点で投入された、このエピソード。大河内さんのシリーズ構成は、まさに悪魔のような切れ味ですね!

 シリーズ構成だけじゃないなぁ。この一話の中でも、次々と。ラストでルルーシュが叫ぶシーンなんて、もう鳥肌もの。わざわざ「死ぬな!」ってギアスかけまくって、その無力さを際立たせていたりとか。共感できない主人公を、これでもかとイジメまくる暴力的なシナリオ!(笑)

「ゼロ!お前は最後まで人を騙して、裏切って!!」

 スザクのようにベタな思考様式では、大河内さんの尻尾を捕まえられないんですね。けっこう大河内さんは自身をゼロに投影しているような気がして、谷口監督がうまく手綱をしめているとか、そんな感じを妄想しています。(・・・C.C.だったりして。)(※)

 ところでバンダイチャンネルで、第一期の最終話『ゼロ』を今、無料放映してるんですけどね。驚いてしまいました。ラストのC.C.のモノローグがないんですよ!

ブリタニアの少年ルルーシュが望んだのも、小さな幸せに過ぎなかった。特別なことではない。

一縷の希望は、ほのかな願いは、絶望からこそ生まれいづる。

・・・って、深海に沈み行きながら語る、あのラストシーンがなくして、何が第一期ラストなのかと。どうなっちょるのかと。まさかアレを黒歴史化するつもりではないでしょうが。

 たしかに、第二期に繋げるには、あのラストはきれいに物語の輪を閉じすぎていたというのはあるんですね。第二期の前半は、物語の風呂敷をさらに大きく広げながら、ルルーシュの本当の願いは元々そんなに大それたものじゃなく、自分の身辺の人間たちのささやかな幸せを守ることでしかなかったというのを、再確認してたんだなぁと。
 そうして第二期後半というのは、そうしたささやかな願いが粉々に踏みにじられた絶望の果てに残る、一縷の希望とは何であるのかということになっていくんでしょう、おそらくは。だから、あのエピローグというのは、第二期の予告編でもあったんだろうけど、テーマ的な意味でネタバレをし過ぎちゃっていたという。そういうことなんでしょうかね。

 今回の『過去からの刺客』で、一番予想外だったのは、オレンジ君の寝返り(?)でした。第一期最終話『ゼロ』の狂気と見比べてしまうと、とてもじゃないけど信じられない(笑)。
 次回予告で、顔が出る寸前までいった着座の人、あれ、いよいよマリアンヌ登場なんでしょうか。コーネリアも核心に迫りつつあるし、オレンジ君が知っていることを全部話し出すと、物語はどう考えても急展開をはじめますよね。ジェレミア卿が忠義を尽くすのはマリアンヌ。彼女が死んだと信じて疑っていないルルーシュには、これは自分に味方するという意味にしか聞こえないけど、さあ、どうなんだろう?(そういえば、以前にマリアンヌと霊界通信していたC.C.は今回は出番ありましたっけ?)

 転落するシャーリーに、意外にもスザクより早くルルーシュが反応して身を挺したのは、スザクをあてにする計算なんかしてる暇なかったでしょう。まさに“必死だな”ってところ。それだけに、その後の展開の中で思惑通りにシャーリーを守ってくれなかったスザクに、ルルーシュが怒りそうですけど、その辺はどうなるのやら。思わずルルーシュを助けてしまったスザクだけど、「許せない」「許さない」というシャーリーの言葉は遺言みたいになっちゃったし。
 それより怖いのは、ロロですか。シャーリーが一瞬ナナリーのことを口走ったのが、最悪っぽかったけど。これがやがてルルーシュにばれた時の、ルルーシュの復讐が。これはマジで恐ろしいです!

 まあ。前回をさらに上回るスーパーメイドぶりを披露したサヨコさんが、オレンジ君にバッサリ切られて倒れていたのに、簡単な手当てだけですぐに池袋へ向かう機中にいた驚愕の体力も恐ろしいんですが(笑)。

 ・・・“絶対”という言葉がしばしば裏切られるこの作品の中にあって、ただひとつ絶対にゆるぎない原則があるとしたら。コードギアスという作品には、“やり過ぎ”という言葉は存在しないっていうことなのかもしれないですねー。

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[2008/07/07 18:22] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0)
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