今日は厄日ではなかろうか 

[2008/02/29] | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(6) | TOP ▲

 今日はいったい何をやってたんだろう?私、いちおう会社の“コンピュータ係の人”をやってるんですけど、社内ネットワーク(いわゆるLANっちゅうやつですな)が今日はいきなりダウンいたしまして。とにかく保守業者に連絡したり、サーバとにらめっこしたり、携帯で電話しながらあっちのハブこっちのハブ、ランプがぺかぺかしてるのを確認したり、コンセント入れたり抜いたりしてみたり、・・・って言うか素人に分かるわけないんだから、とっとと来いよ保守業者って感じなんですけど。
 とにかく同僚たちに、「今開いてる文書は全部ローカルに保存して」とか指示しながら、「ん、待てよ・・・?」→そうこうしている間に、自分のパソコンで作業していた文書は、見事に“あぽーん”してしまっていました・・・。orz
 そういうときに限って、朝から半日ほどかけてせかせか書いてたレポートだったり。一回も一時保存していなかったり。んでもって、絶対に明日までにあげなきゃいけないものだったり・・・。(泣)

 みんなから文句は言われるし。「でも一番の被害者は私なんだってばーっ!」という叫びは当然無視され(笑)。
 丸一日かかってようやく復旧。大山鳴動して、なんか小さなコンバータが一つあぽーんしただけだったんですけどね。痛すぎる・・・。
 それからもう、中身は何をかいてるやら自分でも分からんような勢いで、とにかく必死でキーボードを叩きまくって、・・・気が付いたら日付変更線を超えてました。
 大きな声ではいえないけど、残業って9時ぐらいまでしか出ないんですよ、うちの会社。昔は“やりがいがあれば”とか思っていましたけど、やっぱ見合わないよなぁーと最近つくづく。あー、もうやってらんねー。

 しかし、あれです。腹が減ってるときのカップヌードルって、どうしてこうも美味いんでしょうねー。(笑)
 どうでもいい話ですが、カップめんは絶対に日清のカップヌードルと私は決めております。これだけは絶対に格別ですって。(笑)
 でもまだティーンエージャーだった頃、ちょっと訳ありで昼・夜と一日二食カップヌードルで済ませてひと月ほどを過ごしたら、めちゃくちゃ体調悪くなったことがありました。(そりゃまあそうだ。)
 ノーマルのカップヌードルが一番美味いと思うんですが、ついつい期間限定レッドカレーとかスパイシーカレーとか、ミルク何とかとか売っていると買ってきてしまう、私はやっぱり浮気ものかもしれません。(笑)

 はあ・・・。ここにこうして愚痴を書き散らしたら、ようやく落ち着いてきましたよ。今日はホントにろくな日ではありませんでした!『狼と香辛料』第三話でも見て寝るとします・・・。

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『機動戦士ガンダム』 第30話~第31話 再び宇宙へ!盛り上がり絶好調! 

[2008/02/27] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

 2話ずつ感想をメモするようにしたらしたで、調子に乗って書いてしまって、なかなか簡潔な感想にならないんですが、作品のほうは快調なペースで展開していて、楽しみながら見ています。

HCM-Pro G-Box ジャブロー潜入セット

 オデッサ作戦終了後、毎回登場の新メカ。第30話「小さな防衛線」は大人気のアッガイたんですね。ちびっ子三人の活躍するエピソードで、表現全体に“まんがチック”な部分が目立つ回なんですが、そんなに違和感なし。(今、『ダブルオー』で、こんな表現をしたら非難ごうごう大変な騒ぎになりそうですけど。)
 さすがのブライトさんもルナツーのときみたいにシャアの再攻撃を予言は出来ませんでした。前回は派手な攻撃でしたが、今回は地道な潜入破壊工作。こっちのほうがシャアは得意かも。っていうか順番が逆のほうがよかった?(笑)

 正式に軍に編入されるホワイトベース隊。辞令をもらったアムロは「小学校の卒業式以来」とか言ってますから、彼らの学制は中高一貫なんでしょうか?
 アムロの曹長は軍功として、ミライさんの少尉任官はヤシマ家の人だから?それに、あまりこの人たち気にしてないっぽいからいいんですけど、カイやハヤトが伍長なのに、セイラさんが軍曹なのは・・・(笑)。
 Wikipediaで見ると、ブライトさんの中尉っていうのは今の海軍では航海士クラスで、大型艦の艦長ならほんとは中佐ぐらいみたいです。(劇場版ではアムロたちの階級は一応パイロットなので、もう少し上でしたっけ?)名誉の戦死を遂げたリュウさんは二階級特進で中尉だから、パイロット候補生ということで曹長だったんですね。
 「戦っている時は何にもしてくれないで。階級章だけで。リュウさんや他の人に、ありがとうの一言ぐらい・・・」と思ったことをつい口にして、連邦軍の士官に殴られるアムロですけど、あっちの頬を押さえたりこっちを冷やしたりしてますから、往復ビンタくらったんですかねー。フラウ・ボゥが手当てしてくれてますけど、このへんではこの二人、親密なままなんだな。(どのあたりから微妙な距離感が生まれてくるのだったやら?)

 縄抜けしてジムの工場に仕掛けられた爆弾を漏れなく探し出すカツ、レツ、キッカの行動力はすご過ぎ。“ちょうど折りよく”そこへアムロたちが見学に訪れるのはタイミング良すぎ、なんですが、地味なところで「ガンダムの工場」と彼らが呼んでいるところはいい感じです。
 「ホワイトベースが危ない。これを仕掛けた連中は、おそらくホワイトベースも狙ってくるぞ」とまでアムロが的確に予想するのは、ニュータイプの勘かなー?(笑)
 とにかくシャアの本命は“木馬”ってことで、すごい執念!この執着が、さすがの慧眼だったのか、過大評価だったのかは微妙なところです。
 そのシャアとセイラさんがばったり出くわすのも出来すぎではあるんですが、上下に隔てられた空間での二人の絵がいい。一瞬の会話も。やっぱり名場面!・・・個人的には、シャアを見つけて意外にも気丈にバンバン銃を撃ってたミライさんが、そのあとセイラさんのすっとぼけに思い切り「???」な顔をしてるのが可笑しくて好きだったりします。(笑)

 引き際のいいシャアが「止まるな!止まったら助かるものも助からんぞ」というのがカッコいいんですが、アッガイを逃がそうとガンダムに立ち向かったシャア専用ズゴックが、あっさり片腕やられちゃうのは、アムロほんとに強くなりましたねー。「シャアのことだ、この隙に逃げたな」って、余裕~。

 「小さい子が人の殺し合い見るの、いけないよ」って言ってたアムロたちが、ちびっ子たちを連れて行く気になるのが今回のポイントなんですが、どこにいても結局安全じゃないってこともあるし、誰に言われなくてもジムの工場を守ろうと頑張ったカツ、レツ、キッカの気持ちに応えたってことなんでしょうかねー。

 シャアのおかげで“囮部隊”を拝命したホワイトベースなんですけど、慰めのつもりか戦争が終わったら婿の世話を、とかミライさんに口走るゴップ提督は、悪い人ではないんでしょう。で、「フィアンセがいたっけな、すまんすまん」となったところで、「来るべきものが来たって感じね」→「ああ」って、ミライさんとブライトさんはいつの間にそんなことに!(笑)
 で、そのタイミングでスレッガーさんが投入されてくるという。よくできてるわ、この作品!
 こんな出航間際に、こんな厄介者扱いの艦に回されてくるスレッガー中尉は、軍組織に馴染みにくい変わり者なんでしょうけど、軽口を叩く中で“キャスバル兄さん”のことで苦悩するセイラさんの浮かぬ顔をすぱっと指摘したり、さり気なく鋭い感性を持ってる人みたいです。

 ザンジバルがどこから発進したのかよく分かりませんけど、正攻法もゲリラ攻撃もあきらめたシャアは、早々にマッドアングラーを回航して、独断で「ザンジバル、追撃!」へと向かう31話。(おいおい、アフリカ戦線はよかったんか?そりゃキシリア様に怒られるわ。)
 で、今回の新メカはモビルアーマーのビグロ。それにドムを宇宙用に改造したリック・ドムなど、ストーリーを無駄なく進めながら的確に設定も説明して、“大人の事情”の要請も満たす。すばらしい!
 「30分ほどで戦闘圏内に」、「このままですと20分で追いつかれます」、「このままなら2分20秒後に直撃がきます」と、刻々伝えられる緊迫感。そしてこの間に、「木馬は囮だ」と洞察するシャアもカッコいいです。
 ザンジバルに対してGスカイとGブルイージーの出撃を命じるのは、(大人の事情も込みで?)ブライトさんの判断ミスかなぁ。でも宇宙に不慣れなセイラさんに的確にアドバイスするアムロはナイス。ビグロのパイロットが兄じゃないだろうな、と一瞬躊躇するセイラさんもいいですね。

 この回の微妙なアヤは、どうでもよさそうだったブライトさんの階級の低さで、スレッガーにちょっと命令しにくそうなところでした。スレッガーもぐずぐずしてるようですが、ブライトの指揮ぶりを見極めてたのもあるんでしょうね。「いいねえブライト中尉。あんたはいい」ってのは合格ってことなんでしょうけど、ちょっとブライトさんムッとしてます。(笑)
 モビルスーツ戦の高度が下がったので艦隊戦ができるというこだわりが、いかにも『ガンダム』らしいところ。「ぶつかるつもりで突っこめ」、「うろうろ逃げるより当たらんものだ。私が保証する」ってのはシャアらしい戦法ですが、スレッガーに一発当てられて、ちょっと面目潰れちゃいました。これがなかったら明らかにビビッたぶんだけブライトさんのほうがカッコ悪かったし、今度はブライトさんがスレッガーの実力を認める番ですね。
 対ビグロ戦のほうは、強烈な加速度でアムロも一瞬気絶しちゃいましたけど、接近戦にしちゃったら高速機の優位も消えちゃうんで、トクワンの戦術ミスでしょうか。対グラブロ戦と似たような展開で、本来一撃離脱向きのモビルアーマーの運用に、相手がまだ不慣れな部分でアムロも救われてます。
 ブライトさんに「さすが」と言われて、逆にセイラをはじめ、ホワイトベース隊の皆を誉めるスレッガーさんは相変わらずお調子者くさいですけど、でも、いいムードメーカーになりそうでもあります。うん、この人間関係の描写はいいですね。

 劇場版では、『哀・戦士』から『めぐりあい宇宙』へのターニングポイントだった今回。さあ、いよいよ佳境を迎えてきた『機動戦士ガンダム』!よく知ってるはずの作品なのに、ほんとにわくわくしながら楽しく見ています。

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『機動戦士ガンダム』 第28話~第29話 ・・・緩まぬ緊迫感と、ドライさと。 

[2008/02/26] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

 『機動戦士ガンダム』なんて、すごい昔の作品で、いくら名作って言ったって・・・という思いも少しはあったんですけど、久しぶりでTV版を見直してみて、ちっとも見飽きないテンポのよさに改めて感心しますね。ミハル、ウッディと相次いでゲストキャラが散っていくこのあたりでも、全体の状況は刻々と展開し続けて、緊張の糸が緩むことはありません。素直によく出来ているなー、と感心!

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 アムロがGファイターとガンダムの空中ドッキングの練習ができていないと指摘して、セイラさんをプチ怒らせたのは27話でしたけど、28話冒頭ではさっそく訓練してました!やっぱりアムロは偉い(笑)。
 そのホワイトベースに潜入したミハルが、カイさんに見つかるのは物語上、都合よすぎるところもあるんだけど、僅かな触れ合いでしかなかった二人の交情が何ともいい味出ているので、そんなのかまわないかな、という気にさせられます。「私、あんたについて行きたかったんだよ」、「ウソじゃないさ。は・・・半分はウソじゃない」っていうのが実にいい。アムロの「こ・・・恋人さんですか?」というウブな聞きかたも・・・実に彼らしい!(笑)

 ミハルと連絡をつけたブーンから、ホワイトベースの目的地が“南米の宇宙船用ドック”と聞いたシャアは、この時点では乗艦マッドアングラーはアフリカ戦線から動かせんって言ってたはずなんだけど、どっかで気が変わって南米まで追っかけてますね。水中用のモビルアーマー・グラブロだから“木馬”に追いつけたはずだったんだけど、ブーンの攻撃でホワイトベースの速度が落ちたからなのかなぁ。
 海上での戦闘でミノフスキー粒子はどうなのかよく分かりませんけど、やっぱりアムロにしては、専用の武器もないのに水中戦を少し舐めてた感じはあり。でも“空”対“水中”の立体戦は、新鮮な感じで画面的にも面白かったかも。
 ミハルがカイと一緒に出撃すると言って聞かなかったのは、スパイという自分の立場への引け目、カツ、レツ、キッカの姿を見たこと、いろんな要素があったんだろうけど、成り行きなんていうのは往々にしてそんなようなもので。そしてそんな程度のことで、人なんていうのは簡単に死んでしまったりもするっていう。「いつまでもこんな世の中じゃないんだろ?」、「なんで死んじまったんだーっ」っていうのは、この作品的にはかなり踏み込んだ表現のほうなんだけど。・・・ミハルの散り方のドライさとの落差の大きさが、かえって割り切れない後味を強く残すのかもしれないですね。

 ホワイトベースはシャアに尾行されて、ジャブローの入り口を探知されちゃうんですけど、きっとブーンの攻撃でミノフスキー粒子散布口が壊れてたんですかね?(うーむ・・・。)
 ジャブローの鼻先でファットアンクルからゾックの補給を受けるシャアですけど、「見掛け倒しでなけりゃいいがな」って言うのがなかなか可笑しい。なんだかんだ、大人の事情も込みで、こうも毎回新メカを出してくると、嫌味の一言ぐらい言いたくなったんでしょうか?
 ジャブローはさすがの大基地で、アムロの身体検査が脳波だとか含めて特別長かった、なんてのもテレビ版のこのへんでも何気にしっかり入っていたんだなーと改めて認識。
 一度アムロは“技術屋”だって頭に染み付いちゃうと、ウッディ大尉の修理を手伝いに来たのも、その性根がうずいたんだろうとか思っちゃいます。「パイロットはその時の戦いに全力を尽くして、後悔するような戦い方をしなければ、それでいい」というウッディ。・・・あれ?「人にはそのぐらいしかできんのだ」っていうのは劇場版で追加されたんでしたか?

 はじまったシャアの攻撃に、「ミハル、俺はもう哀しまないぜ。お前みたいな子を増やさせないために、ジオンを叩く、徹底的にな!」とカイが吹っ切るのも、“人にはそのぐらいしかできん”からかもしれませんね。次々降下するモビルスーツとの死闘は、劇場版ほど劇的な盛り上がりではないんだけど、これはこれで戦場のドライさが伝わってきてありかもしれないと思いました。
 ゴップ提督はミライさんには猫なで声なんだけど、影では「永遠に厄介者かな、ホワイトベースは」とか言ってて。彼としては少年兵ばかりの部隊など戦力外で、これまでのマチルダ隊の犠牲とかには見合わないと思ってるってことか。それで情報が伝えられないからGブルでアムロたちが出撃したわけじゃないかもしれないけど、ガンダムへの換装という、ちょっとの間がなかったら、ウッディさんも死ななくて済んだりしたのかもしれないなと。ここでも、そういうドライさを感じました。
 赤いモビルスーツというだけで、相手をシャアだとアムロが感じ取るのも、ニュータイプ的な直感だったんだろうけど、一瞬の手合わせでアムロの腕が格段に上がったことをシャアが悟るのもさすがでした。ウッディ大尉がいい人だろうと何だろうと、戦場ではパイロットとしての技量だけで生死が別れちゃうのですね。そして、ほんとに強くなったアムロはシャアの援護に出てきたゾックを瞬殺!こいつも、やっぱ見掛け倒しだった(笑)っていうよりは、シャアとアムロのレベルが高すぎるという感じでしょう。

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40万ヒットお礼申し上げます 

[2008/02/25] | ブログ日記 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

 ちかごろ調子の悪い(よく表示が乱れる)このブログのカウンターですが、このたびめでたく40万アクセス(“ユニーク”じゃなく“トータル”のアクセス数です)を超えました。こんな駄文のブログを読んでいただいている皆さん、いつも本当にありがとうございます。

 前回、35万ヒットのご報告が昨年11月30日。30万が9月5日でしたから、三ヶ月に5万ペースを維持というところです。

ユニークアクセス数推移071201-080224

 1月14日にぽっこりアクセスが多いのは、「シャア専用ブログが本当にお仕舞いになっちゃうらしいです」という哀しいニュースでした。2月に入ってからもしばらくは存在していましたが、すっかり読めなくなっちゃいましたね。

 この三ヶ月の主な話題を拾ってみると。

 まあ、これら感想系の記事より、随想系(要はだらだら話)のほうが、ぶっちゃけ皆さんとの対話は弾むんですけど。「虫プロ系」の話、アニメ史へのスタンスみたいな話スーパーロボットな話大人の事情な話などなど。
 『逆襲のシャア』の話は皆さんのコメントに触発されて、自分が今まで持つことができなかったような、面白い視座を得ることが出来ました。感謝!
 おお、そういえば珍しく女子高生の話なんてのもありましたね!(笑)

 ちかごろは、おかげさまでほんとにブログが楽しくて。ちょっと寝る間も惜しんで書きすぎです。ブログそのものをちょこちょこと弄り回すのも、これも面白いんですけど、あれやこれや付けると重くなるばっかりだし。「はてなスター」とか、やっぱり重い気がするんで、外しちゃおうかなー、でも苦労してつけたのになー、と逡巡する日々です。

 あと課題としては、毎度言ってますが、もう少し簡潔に書けるといいんですが・・・。(笑)
 今後ともよろしくお願い申し上げます!

『交響詩篇 エウレカセブン』 23話~26話 ・・・雲間を抜けるのか、前半ラスト。 

[2008/02/24] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 「居心地よすぎます」ってぐらいに、チャールズとレイのもとで可愛がられるレントン君。その居心地のよい場所から、彼が自分の意思で巣立っていくっていうのが難しいところだったDVD第7巻。
 エウレカの顔は相変わらず痛々しいんですけど、これ早く治ってほしいと思わずにいられません。何か心情の寓意なのかもしれないけど、見てるのがほんとにつらい。
 特にホランド絡みで引き続き明かされない謎が多くて、ラストから見返せば納得がいくのかは分からないですけど、“少し明かしてはさらに奥深く”というんじゃなくて、がっつりブラックボックスがそこにあるって感じが強くて、個人的には作劇としてはどうなのかという気も。

交響詩篇エウレカセブン 7

  • 23 ディファレンシア
  • 24 パラダイス・ロスト
  • 25 ワールズ・エンド・ガーデン
  • 26 モーニング・グローリー

 “ヴォダラク”という不思議な宗教。死を運命として受け入れるといった教義には似合わない気もするけど、世の中のありように合わなければ弾圧も受け、そうなるとテロに及ぶ一部過激派もいるんでしょうね。「人は壊れたら二度とは元には戻らない」ってレントンが言うのは、20話で人を殺めてしまった実感を含めてのことなんでしょう。“年頃の息子”はチャールズが思っているより世の中を見てきているんで、それはもう難しい難しい。中途半端に分かっているから、良かれと思ってやることが、あからさまに裏目に出ちゃうのが見てらんない!
 一方、恋を意識し始めた“年頃の娘”に「あり得ねぇ!」と断言するホランド。エウレカの秘密って何なのでしょう。ミーシャ先生ぐらいは知っていそうなものですけど。

あの子はきっと、僕を恨んでいるでしょうね。あの子の気持ちなんてこれっぽっちも考えず、助けなきゃって勝手に思い込んで、それが正しいことなのかどうかすら、僕は考えもしなかった。結局僕のやったことは、人を助けるどころか人を傷つけただけで、傷つく必要のない人を、もう充分傷ついている人を、もっともっと深く傷つけてしまっただけだ。

 空っぽのレントンの部屋を見て悄然としているエウレカの絵にかぶせて、レントンの自責の独白が効いています。ヴォダラクの少女の両親さえも彼を責めないから、よけいその思いが痛々しい。それでもチャールズたちが“年頃の息子”を持つのはいいものだと言えるのは、忘れてしまったものを思い出させてくれるからなんでしょうかね。
 シーンのかぶせ方では、エウレカが(何故か)ラーメンの影膳をニルヴァーシュに備えていた頃、レントンは分厚いステーキを食べながらチャールズたちの養子に誘われていたのも効果的でした。ホランドの手を振り払ってタルホが出て行こうとしたシーンでは、痛む部分をさらに叩いてしまった効果(精神的にも物理的にも)が計算されているし、ほんと芸が細かいです。彼女の「ぶつかって来なさいよ。受け止めてあげるわよ!」っていうのが良かった。「エウレカに選ばれなかったことを認めなきゃいけない。あの子たちを信じてあげなきゃ」っていうのは、まだよく分からないですけど。

 レントンとチャールズたち夫妻の幸福な時間は、レントンがアドロック・サーストンの息子だと分かった時点で既に終わり始めたっぽくて(これも明かされない謎)。
 「こんなにきれいな世界なのに、どうして人は争うのかな」というレントンの問いへのチャールズの答が、「自由とは、獲得しなければならないものであって、無償で与えられるものではない」ってことだったんでしょうね。(直接の答えにはなっていないけど)男らしい、荒っぽい教え方!「自らに偽らず決めたことなら、俺たちは受け入れる。必ず貫け!」ってほんとカッコよすぎ。レントンは擬似家族からの仮想“親離れ”を、きっちりと経験したってところでしょうか。(必要な儀式なんですかねー。)

 25話は丸ごと夢幻譚みたいな不思議な挿入エピソードでした。「僕が言葉を並べるより、多くのことを風は君に教えてくれる」、「人はね、太陽から降り注ぐエネルギー以上のものを消費しちゃいけないんだ」というウィリアムさん。その彼に「君にはいるかい、世界の終わりが来ようとも、一緒にいようと思える人が」と問われて迷わずうなづくレントン君。(強い子だ!)チャールズたちのところを離れるときもそうだったけど、ここでもきちんと一礼して出立するところが成長を物語ってるんでしょうね。ずっと、とぼとぼと歩いていた彼が風を読んで、エウレカの元へと空に舞い上がっていくラストが印象的でした。

ニルヴァーシュは動いてくれない。ホランドも頼れない。私が、私が行くしかないじゃない。

 ホランドに飽き足らず、自らレントンを探しに向かうエウレカも強くなった!レントンはパラシュートで出て行くんですけど、エウレカはいきなりリフボードで飛び出していっちゃって、すごい!戻ってきたレントンと、きれいに行き違っちゃいますけど!しかしレントン君、子どもたちには「げろんちょ」って言われてるけど、これまでにもなく、なんと凛々しい顔をしてること!!

戻ったんじゃないよ。月光号のメンバーに、今さら戻してもらおうなんて思ってない。そんな都合のいいことなんて、考えてもいない。俺はただ、エウレカに、・・・エウレカに会いに来ただけなんだ!

 ほんと、言うようになったじゃねぇか(笑)。
 州軍と鉢合わせして風前の灯のエウレカ大ピンチに駆けつける、レントンのニルヴァーシュ。空中キャッチは最初のほうのエピソードでエウレカがレントンをキャッチしたのの裏返しをやってみせているのかな。
 「戦場を飛び回るのに、情けをかけるなんてな。死ぬぞ、レントン。優しすぎる。」ってチャールズじゃなくても言いたくなる。“生き残るためなら人も殺す”って、あんなに何度も教えたのにねぇ(笑)。・・・でもレントンとエウレカの思いが一つになったら、またニルヴァーシュは奇跡を起こしてみせちゃうんですね。

まさか、あのちびっ子がなぁ。認めたくねぇ。認められねぇ。・・・なんだ、この気持ちはいったい!

 いろんな人との出会いを通じて、何が大切なのか分かったレントン君は強い!エウレカも。

そうか、そうだったんだな。分かったよ、ダイアン。俺のやるべきことがさ。

 そんな二人の話を聞いて、ホラントもやっと何か踏ん切りが付いた様子。
 なるほど大河内さん脚本の26話は、2クール目というか、前半ラストの盛り上がりってわけでしたか。今回の「つづく!」はレントン君の声にエウレカの声が重なってましたねー。
 ここから少し人間関係の構図とかが動くってことでしょうか。いい物語だと思うのですが、ちょっと“技巧的”(?)に感じてしまう部分もたまにあって、後半どうなるんだろうかっていう印象ではあります。