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近ごろ見散らかしたアニメあれこれ 

[2007/10/31] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(2) | TOP ▲

 今日は最近見散らかした作品の感想を、ざっくりとメモだけしておきます。ケチくさくネットの無料配信ばっかり。まあ昔はテレビアニメをこんな感じで(適当に流れてくるものを、あまり考えもなしに)見ていたんだよなぁと思います。中にいいものもあれば、イマイチのものもあり。基本的には個人的な好き嫌いだったりしますけどねー。(しかし、私も結局アニメ好きだなぁと自分であきれます。)

機甲創世記モスピーダ

 この間も少しだけ書きましたけど。っていうか「続きは見ないかも」って書いてましたけど、4-6話を何となく見てしまいました。(汗)
 検索してもデータが見当たらないんで、これ何年の作品なんだか分かんないまま。正直、「うわぁ~(アイタタタ)」と思う点も多々、(かなり多々、)あったりします。面白いところもあるんだけど、すごーく荒い。どうも中途半端で打ち切られた作品っぽい(それも分からなくもない)ので、身を入れて見る気はあまりないんですが。GyaOさんも、何を思って今、こういう作品を放映してるんだろ?
 昔の“名作”になりそこなった“ロボットもの”の水準というものを見ているようでもあり、B級アニメに対する自分の閾値(どこまでOK?)みたいなものを確認しているようでもあり。(笑)
 違うかな?なーんにも考えないで見ていられるのが、案外心地よいのかも・・・。(本当にもう、続きは見ないかも。)

鋼鉄神ジーグ

 10/26-27日に期間限定で6-9話を無料配信してたんですけど。永井豪ものは、なぜか苦手。配信を思い出した時間が遅くて、懸命に見ていたものの・・・結局、途中で寝オチしてしまいました。(!)
 昔の『鋼鉄ジーグ』と繋がってくる、話の構造は面白そうだなぁと思いながら見ていたんですが、なんだか表現のタッチが肌に合わないんですよねぇ。(と、言い訳。)
 今度は11/30-12/1に10-13話を無料配信するらしいです。今度こそ、ちゃんと見られたらいいなぁ。(実は“ミッチ”だけは好きだったり・・・。って、この続編でそれを言うのもおかしな話ですが。w)

スペースコブラ

 こっちはBIGLOBEの期間限定無料配信(1-3話、11/25まで)。≪へぇ~、なつかし~≫と思って見てみたら、めっちゃ出崎アニメでした!(笑)
 雰囲気は宇宙版の『ルパン三世』っぽく、ちょっとエロスもあって。野沢那智さんが“コブラ”役なんですけど、山田康雄さんの声に聞こえてならないと言うか、ライバルの“クリスタルボーイ”役が小林清志さんだったりしますけどね。大野雄二さん作曲のオープニングが耳に残って。(この曲カッコいい!)

あしたのジョー 2

 同じくBIGLOBEの期間限定無料配信(1-3話、11/25まで)ですけど、これ、スペースコブラと続けて見たら、頭の中はもう、“出崎統”祭りの状態(笑)。っていうか、やっぱこっちが真打ですね。スゲーっすよ。ぞくぞくしちゃいます。『コブラ』のほうはエンタメしてるんですけど、『あしたのジョー』は久しぶりに見たら≪何これっ!≫てぐらい渋い!!あー、これだよ、これが出崎アニメって叫びたくなる感じ。正直、続きが見たくなりました。(レンタルで探してみよーかなー。)
 変ですね。演出過剰な気がして、昔はそんなに出崎アニメって好きじゃなかったのに。ちょっと嗜好が変わってきてるのかもしれません。

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科学忍者隊ガッチャマン 第61話~第65話 (今回は少し長い感想) 

[2007/10/30] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(3) | TOP ▲

 さて全105話の『科学忍者隊ガッチャマン』も、しっかりと後半戦。アニメがまだ、アニメではなく“テレビまんが”とか言われていたような時代の、あり得ないような高水準作品を、GyaOの昭和TVで堪能しております。
 古いアニメを語るときに、世代論に還元してしまうような語り方は、良し悪しを判断する基準を自ら作り出すことを怠っているだけではないかという意見をanterosさんの「主にマンガやアニメに関するメモ」というブログで拝見して、≪ああ、これはまた耳が痛いなぁ≫と感じておりますが、私の場合、自分が古今のアニメをより深く楽しむためのメモが、“ブログに感想を書くこと”の目的の第一で、こんな拙いものはとてもじゃないが批評などというもんじゃあないので、≪世代かなぁ≫という述懐をポロポロと不用意に漏らしてしまうのだと思っております。
 ただ“普遍的な価値”みたいなものがあるのかどうかというのは、しばしば考え込まされることではある(→過去記事 時代を超えた普遍性って・・・ 「普遍的影響力」と「普遍的価値」)ので、そういうことにヒントを与えてくれるようなご意見は、ほんとにためになります。
 で、こんな『科学忍者隊ガッチャマン』みたいな作品は、今の若いアニメファンの目には、どんなふうに映るんだろうかというのは関心があるのですが、ゼヒ見てね、とパワープッシュするには、さすがにイタい部分も多々あり。まったく難しいものだなぁと、つくづく思っております。(笑)

科学忍者隊ガッチャマン VOL.17科学忍者隊ガッチャマン VOL.17
(2001/02/21)
森功至、佐々木功 他

商品詳細を見る
  1. 幻のレッド・インパルス
  2. 雪魔王ブリザーダー
  3. 皆殺しのメカ魔球
  4. 死のクリスマスプレゼント
  5. 合成鉄獣スーパーベム

 シリーズとしての流れを受けているのは、今回の中では61話。(他は一話完結・・・って言うか、63話なんかはかなりスタッフの遊びっぽかったし、64話なんかは、たぶん本当にクリスマス近辺で放映された回なんでしょうね。)
 何度も繰り返される、“レッドインパルスの復讐に燃えるケン”っていうモチーフ。単発ものよりも嬉しい気もするんですが、これは後半のストーリーの軸が、まだ見えてこないということでもあるのかもしれません。ギャラクターの仕掛けてくる罠が、あまりに手が込みすぎているというのはさておかなきゃなりませんが、怒れるガッチャマンの情感の描写には、思わず共感します。

 第62話では、今度は珍しく南部博士が積極的にギャラクターに逆攻勢(っていうか、罠)を仕掛けます。これまた、けっこう手が込んだ作戦なんですけど、かねがね攻勢を主張していたケンは喜ぶかと思いきや、その手ぬるいところを不満として独走。“科学忍者隊そっくりさんロボ”の最期がけっこうかわいそうです。(笑)

 昔はプロ野球って国民的関心事だったんですよね。って言うか、スタッフの野球好きっぷりに思わず笑ってしまう63話。「四番サード、シマナガ」とか、隣が遊園地の「ゴラク園」スタジアムとかは序の口。ガッチャマンからベルク・カッツェまで、誰も彼もが野球に喩えたようなセリフばかりを連発して、ウンチクを競っている(笑)みたいなこの回。いつもはもう少しもってまわった感じのギャラクターの作戦が、ベタにメガトン級の水爆でしたが、まあそんなもんでしょ。
 ジュンのスナックでナイター中継に熱中する忍者隊の図、とかも可笑しかったし、まさに娯楽回でしたね~。(こいつら、みんなジュンの店にツケをためているって、何故なんだろう? www)
 でも最後、「もっと敏速に行動しないと危なかったぞ!」とか叱りつけながら、影で「ありがとう、みんな良くやってくれた」とか呟いている南部博士の“ツンデレ”っぷりはいい感じ(笑)。

 この子どもたちは、どう見ても“悪ガキ”過ぎると思うんだけど――それもこれも貧しさが悪いというのか(笑)、ちょっと悩んじゃう64話。「なんだ、このはなたれ小僧どもは。くそう、この忙しいのに。」とか、思わずぼやいてるベルク・カッツェが笑えます。ハード路線の『ガッチャマン』には珍しく、ゲストキャラのキャラデザからして、(タイムボカンシリーズを生んだ)タツノコプロらしいギャグタッチが目に付く回でしたが、まあ“クリスマスプレゼント”だから・・・(苦笑)。

 第65話は、鉄獣メカじゃなく宇宙生物が出てくる回で、SFっぽいテイストなんだけど、ちょっとシナリオの狙いはイマイチ不発気味。(逆に言うと、他の回では≪うまいなぁ≫と唸る部分が多いんですが。)
 この回、事件の一報に寝ているところを起こされた忍者隊。ケンは(少なくとも上半身は)裸で寝てる?ジョーはいつもの服のまま、しかもトレーラーハウスで寝てる?ネグリジェのジュンは寝ぼけてる甚平を起こしておりますが、彼の寝巻きは何と金太郎さんですよ(笑)。竜はお約束のボケをかまして下さいまして。・・・なかなか楽しいファンサービスです。

 えーと。そう言えば62話では、久しぶりに総裁Xさまのお顔を拝見したような。近ごろ何をしておいでなんだろうかということで、実は後半の(つまり全篇の)クライマックスに向けての準備に精を出しておられるってことではなかったかと思います。この時代のシリーズ構成なんていうのは、この程度で“このドラマはすごい!”って、我々アニメファン第一世代は大喜びをしていたんですよね。『ヤマト』や『ガンダム』なんかでは、もっと密に、ほぼ同様のメンバー構成で毎回少しずつドラマを進行させるための方便のようなものとして、あの長いクルーズなんかも編み出されたって言ってもいいかもしれません。(それでもけっこう“一話完結”の要素も強かった。)
 家庭用のビデオがまだなかった時代、日曜午後6時という時間帯に約20%というすごい視聴率を出していた、この作品。世代論に逃げないまでも、時代背景の違いは考えざるを得ないんですが。
 これ、分かってもらえるか微妙なんですが、“シリーズを貫くストーリー性のあるアニメ”というのに、私たちはまさに狂喜した世代だったんですよ。(現在、アニメの制作を主導している現場の人たちの多くもそうでしょう。)
 “実は一話完結のアニメのほうが好きなんじゃない?”という問いかけには、だからぎくっとしてしまうと言うか。複雑な思いがあるんですね。答は容易に出せないんですけど、それこそ良し悪しは理屈だけで言い尽くせるものでもないんで、そこがまた面白いところだな、と考え続けてだけおります。まあ、そう言いつつも、拙いなりにこうやって感想を書いていたら、誰か若いアニメファンの人も『ガッチャマン』を見直してくれて、また新鮮な視角からの面白い意見を聞かせてくれないかなぁなどと夢見ていたりもしますけど。(笑)

機動戦士ガンダムOO 第03話 変わる世界 

[2007/10/29] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 今回は、戦闘シーンじゃないところが印象に残ったんですけど。
 なんていうか、今から300年後(西暦2307年)っていう設定は、いちおう“ガンダム”とか出すための方便でしかなくて、日常的なシーンを見ていると、現代とあまり変化がないようにわざわざ描写しているような気がします。SF的な未来世界を描く楽しみみたいなものからは、ほとんど背を向けていて、“そう遠くない未来”というよりも、むしろ今日の世界とほとんど隣り合わせの状況を描くことに重心が置かれていると言うか。

 人が多すぎてよく分からないけど、(胸の大きな留学生の女の子とか?)この物語世界の三大勢力みたいなものの出身者は、わざといろんなところで入り乱れて配置してあるのかな。ライバルキャラとしては、“ユニオン”のエースパイロットばかりクローズアップされてる感じだけど、“人革連”とか“EAU”だとかにも、やがてそれに相応するキャラが配置されてきて、バランスが取られるんだろうか、とか勝手に想像しました。
 でも、誰かのキャラクターに感情移入しながら、人と人の絡みの中で、というのでないと、私はなかなかキャラを覚えられない人だから、物語が動き出すまでは、あんまり登場人物を増やして欲しくないなぁ。
 誰なんだこいつはと思ってた男子は、セイエイ君のお隣さんってことで、ちょっとのけぞりましたけど(笑)。セイエイ君は学校に行きそうにも見えないんだけど。この先いったい、どう話に絡んでくるんでしょうかねー。

 最初に富野さんが『ガンダム』を作ったときは、濃い人間のドラマを“ロボットもの”の中でやるための、妥当な背景として“戦争”を設定していた気がするんですけど、この今のガンダムは、(これまでのところ)戦争というものを考えさせることに、むしろポイントを置いているのかも。(要点は“考えさせる”ことであって、戦争の“実相を描く”と言うのともまた違う気が。)

 「弱いものいじめ」はイヤだよねぇ(笑)。今回はとりわけ、見るからに弱そうな敵をストラトス君が狙い撃っていて。さすがにぼやいていたのでした。あと、麻薬畑を焼き尽くすのも紛争の根絶ですかって感じだけど。やっぱり今回のガンダムは、“神様の怒り”だぞというのに近いです。
 それと、スカーフェイスの人革連の中佐さんは、指揮官なのかと思ったらパイロットとしての腕も立つんだ。あんまりカッコいいキャラデザじゃない気がするんだけど、あれでいぶし銀の歴戦の勇士っていうキャラ立ちをしてくるってことだろうか。

 300年経っても、(麻薬とか)人間の愚かさはあまり変わりようもないというのをデフォルトにしちゃうと、ガンダムが暴れたぐらいで世界の紛争が収まるなんていうのも苦しい話になってくるんですけど。
 中学生ぐらいをターゲットにして、現代世界のありようを考えさせるための教材を提供しているとでも思いながら見るべきなのかしらん。ガンダム好きの、あるいは過半は、このぐらいドライなタッチのほうが、クールで好きだというのかも知れないし。きっと何か仕掛けがあるんだろうけど、今のところ、まだよく分からんです。

ゼーガペイン FILE.09(最終巻) ・・・しかし、それがいい!面白い作品でした! 

[2007/10/28] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(5) | TOP ▲

 とても楽しんでみてきた『ゼーガペイン』の感想も、ついに最終巻。たしかにもっと知られてもいい、ウェルメイドな作品。完成度が高いというだけじゃなくて、奇をてらわず、妥当だと思える結論に、誠実に行き着いている印象もすばらしいと、私は思いました。

ゼーガペイン FILE.09ゼーガペイン FILE.09
(2007/03/23)
下田正美、浅沼晋太郎 他

商品詳細を見る
  1. 光の一滴(ひとしずく)
  2. 舞浜の空は青いか
  3. 森羅万象(ありとあらゆるもの)

 最初のころに比べたら、戦闘シーンも、ちょっとした会話の一編も、すごくブラッシュアップされたような。この作品は、作られながら進化(深化?)してきたような気がするのは、私だけでしょか?(笑)

 「ここじゃ死ねねーだろ!つぅか、死んでたまるか!」「そうだな・・・。つくづく教えられる。」「・・・何を?」「生き様、死に様というものをだよ。」
 この窮地にこのセリフ。いいねー、ルーシェン。尻すぼみになっちゃう話って多いんですけど、この作品では後から後から、キャラクターが尻上がりに生きてくるんだなぁ。
 「俺は・・・果たして思いのままに生きたか?彼のように・・・。愛した人のために生きられたか?」

 激しい戦闘シーンから一変して、雪の降りしきる古寺の境内。・・・話の展開に付いてくるのはなかなか大変かもしれないなぁとも内心思わないではないですが、「無限の時の中で瞑想」っていうのが私は好きだなぁ。戦わなくては、とキョウちゃんが焦るのも分かるんだけど、生命の源、そして循環する生命のことをどうしても語りたい、シマ指令のオリジナル。

 「色即是空、空即是色」「般若心経だぁ?」
 こういうのを、さらっと説明できるキョウちゃんって、ああ見えて超インテリ!(笑)
 「色即是空・・・この世に存在する、色形あるものは、すべてつかの間。空即是色・・・しかし、ついさっきまで存在したものが滅び去った瞬間、またぞろ、さまざまな色が生じてくる。」
 「今を生きる」・・・仮につかの間でも、空しくはないというのが、ナーガとは異なるキョウちゃんの答で、そして、そんなキョウちゃんを信じて、それを支えて、ルーシェンが。AIたちが・・・。しかしAIたちにまで、いつのまにか私、感情移入して見ちゃってましたねー。

 ・・・っていうところで、さらに急展開するストーリー。何と何と。(この振り回され感がたまらんーっ! 笑)
 ごく僅かに残された救済の可能性に至るまでの、厳しい困難。さあ、この場面で「簡単に言うと、私たち、乗っ取られちゃいましたぁー♪」って、オイ!(これは予想外だぁー。 笑)
 しかしナーガ(=ジフェイタス)は何を望んで、シンたちのアンチゼーガだけじゃなくて、キョウちゃんたちのゼーガも舞浜サーバへ送り込んできたんだろう?そんなふうに何度か見直しても、まだ分からないところはあるんだけど、でも、いいよねぇ。“大切な場所”を護るために戦うキョウちゃんとカミナギちゃん。ついに明かされるヒーローの正体って感じだけど、素直にそれがいいなぁって感動しちゃえます。

 シズノ先輩の話もね、“クオリアの核”とか、“デカルトの劇場”とか、すごく難しいところにまで及んでますけど。
 「なに言ってるの、シズノ!あなたは仲間よ!私たちは、一緒に戦ってきた仲間よ!」「そんなことぉー!当ったり前だぜぇー!!」
 これでOK!私には何も文句はありませんよ。
 アビスとシンのアンチゼーガを舞浜から追い出すのにしても。“無意味な行為”のはずが。「何だ、この感覚は。」「古い細胞が、疼く。」
 理屈じゃないのがむしろいいって感じるんだよなぁ。これが人間の感情ってもんなんじゃあないのかなぁ。(私は古い細胞のかたまりなんでしょうかねー。もう疼く疼く。 笑)

 キョウちゃんとシズノ先輩の手がすれ違って、≪あっ≫って思った次の場面で、「俺、全部思い出したから」って。・・・この『舞浜の空は青いか』のエンディングの入りも、再びぞくぞくぞくーっと来るような、ムダをそぎ落とした、いい芝居でしたね。

 「あのころの私には、まだ分からなかった。人を思うことも。思われることも。・・・思いを分かち合うことも。」・・・この作品では、“分かち合う”というところがツボでしょうか。第一話の冒頭を、きれいに最終話で受けてくれて。この物語を通じて、「俺はもう、つぶれねぇ~!!」と、キョウちゃんが叫べるように成長した。そういう意味では、ものすごくまっとうな作りです。しかし、それが実にいいですね、うん。

 「失うのが怖かったんだね。だから永遠が欲しかった・・・。」
 カミナギちゃん、ほんといいやつだなー。
 それにひきかえ。「ソゴル・キョウ。なぜお前は永遠を拒む。なぜ永遠の生命を認めぬ。」「んなの、俺の知ったことか!自分で考えろ、ヴァーカ!!」
 そりゃ、ひでーや、キョウちゃん(笑)。まあ、ここで得たりかしこと語っちゃったりしないところが、彼のキャラクターのブレないところなんだな。(しかし、まさか『あしたのジョー』ばりのクロスカウンターまでぶちかましてくれちゃうとは。(痛そー・・・。あ、そうか、これも痛みか。)

 「何でもありかぁー?上等だ!だったら俺も、裏技見せてやるゼ!」
 何々ぃ?w
 「舞浜シャイニングオーシャンパァーンチ!」っておっしゃいました?www
 これはやられた!まさか『ゼーガ』でスーパーロボットの盛り上がりを見せてくれるとはねー。すげぇよ、キョウちゃん!wwwww

 最後まで本当に心地よく、物語の展開に振り回されましたけど、エピローグはサービス満点ですね。「キタァー、ミナト先輩のナマ足ぃー!」っておいおい。(しかし、ビキニで高飛び込みして大丈夫なのかー? 笑)
 ロジックの整った“まとめ”を、あのクロシオ先輩の口で語らせるのもいい感じです。で、それをキョウちゃん流で言い直すと、「本物の青空。本物の花や、波や、風。俺は、世界のありとあらゆるものと、ガチンコで触れ合いたかった」になるのね。
 ちょっとニヤッとする気の利いたエンディング導入の後で、最後にもうひと仕掛けがあって。びっくり!まったく、どこまで丁寧に手をかけて作ってあるんでしょう。

 本当に、よくできた作品でした。久しぶりにアニメの面白さを手放しで堪能したような気がします。上でも書きましたけど、難しそうに見えて、内容としては素直なところへ結論を持っていっているのが、私はとてもいいと感じました。それは刺激の強いものを嗜好する世の中には、インパクトの弱さと感じられたかもしれないですけどね。
 それと、この目まぐるしい展開で、私なんかは“振り回される面白さ”にぐんぐんはまり込んでいったんですけど、物語とガチで向き合うことに不慣れな人には、付いていけないと感じる可能性もあったでしょうね。決して客層を選ぶような作品ではないと思うんですが、あまり知られていないんだとすると残念かも。逆に、こういう作品で、“物語の面白さ”というものをもっと多くの人たちに知ってもらえたらなぁと思いました。
 今までほとんどネット上の情報とか調べずに、思い切り“素”で、新鮮な驚きの中で作品を見終えることができました。楽しかった!パワフルに紹介してくださったしののめさん、ありがとうございました。序盤以来のいくつかの伏線ですとか、これからいろいろ見ていってみたいと思います。

ゼーガペイン FILE.08 ・・・いよいよ。いよいよ! 

[2007/10/27] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(1) | TOP ▲

 昨日は「うはー」とか、日本語にならないファーストインプレッションを書き留めただけだったんですが、少し心を落ち着けなおしまして(笑)、いよいよ最終決戦へ向かう『ゼーガペイン』の8巻目をもう一度見直しました。
 ストーリーの謎解きも一気に進むんですけど、いろいろ細かい小芝居や目立たぬ伏線がちりばめられていて、演劇的にも映画的にも面白いんじゃないかな、これは!

ゼーガペイン FILE.08ゼーガペイン FILE.08
(2007/02/23)
下田正美、浅沼晋太郎 他

商品詳細を見る
  1. 戦士たち
  2. ジフェイタス
  3. 沈まない月

 「ループするこの世界にいると、だんだん干からびてはいくけど、でも、死ぬよりはましだ。」って話をしてる場面の背景は、何気なしに“回転寿司”だもんなぁー。芸がこまかい!(笑)
 これって“生命とは”って哲学的な話をしているんだけど、この話柄だと本当は“人間の生命とは”って話だと思いながら、まあ興味深く見ていました。でも、それより今、目の前にいるカミナギちゃんの気持ちのほうが大事(・・・というあたりは、この作品、信念を感じます)。そういうわけで「最低だ、ボク。」ってクロシオ先輩。(今まで影が薄かったサブキャラが、ここに来ていい役割を持ってきますねー。)

 でもカミナギちゃんがやっぱり元気ない・・・と思っていたら、「キョウちゃん。キョウちゃんはシズノ先輩のこと、好き?」「な、何だよ急に。」「好きぃー?」って。(ここ、微妙な芝居ですねぇ。)
 しかし前後を考えると、この会話を影で聞いていたことが、延期していた最終作戦の決行、そして、これまでの全てのからくりを告白することをシマ指令が決意したキッカケなんですかねぇ。似たもの同士、傷を舐めあって生きるところに立ち止まるのではなく、それぞれが信じる道を行くんだっていうことでしょうか。

 「なぁ、ルーシェン。お前、将来の夢って何だった?」「・・・俺のなりたかったもの・・・。」

 この伏線も良かった。あと、生命がけで再起するシマ指令の枕元に“猫”とか。あとで≪あー、そうなのか≫と気付きます。この山場で、こういうゆとりが、本当に、にくい配慮。見かえすのが楽しくなります。

 「できるかどうかも分からない約束をして、自分を追い込むこと、ないのに。」「それは彼の決意・・・必ず生きて帰るという。キョウなりのね。一秒先のことなんか分からない。まして未来がどうなるかなんて。だからキョウはいつも全力。いつも前向き。」

 ああ、そうか。キョウちゃんって、そうなんだ。・・・って、カミナギちゃんと一緒にこっちも何だか納得したような気がします(笑)。

 「けどさ、・・・無謀だが、可能性はゼロではない。生き延びたければ自らの手で、運命を切り開け・・・生徒会長なら、そう言うんだろうな!」
 キョウちゃん物まね、うますぎー!なごむなぁ。

 決戦ムードが盛り上がる中で、一回限りの第22話エンディングは挿入歌扱い(?)の「ラスト・ブルー」。しかも第23話はちょこちょこっとオープニングの画も手が入っていて。ここに来て、この贅沢!盛り上がるぅー。(いいものを見せようとする制作体制は、こうでなくっちゃね。)

 ガルズオルムの量子サーバ内での“ナーガ”との対話は、ちょっと絵づら的にエヴァっぽい(?)気がして、ここだけは少し引いちゃいましたけど、内容はやっぱり面白い。

 「永遠なる完全・・・無限なる秩序・・・加速された時間と制御された揺らぎの中で、我々の進化は効率的に進む」

 「違う。わかってねぇ。俺たちが言ってるのは“心の痛み”だ。大切な街。大切な人。大切な思い出。それを失う心の痛み。俺は絶対に忘れねぇ。てめぇなんかに消されてたまるかよ!」

 “復元者”として実体化させてもよいという懐柔を、否定するキメ台詞が実に面白い!
 「わかんねぇ。てめぇの御託がどんな価値を持つのか。俺にはわかんねぇ。・・・だけど、俺のこぶしが、・・・俺の上腕二頭筋が、・・・俺の魂が怒り狂ってる!俺はてめぇが大っきらいだ!何があってもてめぇの仲間になんかならねぇ!」
 いくら考えてみても分からないことは、分からない。それよりも確かなものがあるなら。・・・改めて納得。彼って幻体でも何でも、やっぱり肉体派なんですよね(笑)。
 この作品を見始めたときは、正直キョウちゃんのキャラクターを見て≪体育会系、苦手だなぁ≫と条件反射的に思ったけど、こういう身体性、やっぱり好きだって分かりました。(しかし、上腕二頭筋ピクピクですか、あはは。すごい。)

 いいところで次巻へ。すばらしいキレです!

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