“アンチ天才”のボトムズ流仕事術 

[2007/08/31] | ネット巡遊記 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 この連載、面白いですよね。(皆さん、読んでおられます?)

→ “アンチ天才”のボトムズ流仕事術 (“アンチ天才”のボトムズ流仕事術):NBonline(日経ビジネス オンライン)

あれはね、僕は原作・総監督であると同時にプロデューサー的な立場でも関わっていたんだけど、プロデューサーとしては“間違っちゃった”作品なんですよね(笑)。

僕のやりたい方向に振りすぎてしまって。あなた同様、何人もの人に「よくあの企画通ったねぇ」って言われたもの。今現在は、まぁ、そんなに自慢できるような売れ方はしていないし(笑)。

 高橋監督の言葉って、ほんと、いつ聞いても、いい感じですよねぇ。(どっかの富野御大のような危なっかしさがない。)
 上のは『FLAG』について言ってるんですけど、

でも、今現在それほど売れていないからって、全部間違ったとは思っていない

「FLAG」みたいな作品を作ることで、アニメーションの対象になる“素材”というのを1つ広げることができるかもしれない、と思ったんです

 いい話ですよねぇ。

僕は今、「FLAG」をやって、確実によかったなと思えるのは、監督した寺田和男君が、「自分が今までやった仕事の中で最高だった」と、自己評価してくれていることですね。

僕がずっと頼りにしてきた後輩が、アニメーションをやっていてこの期間が…とりあえずはね、一番楽しかったと言うんだから、それはよかったんだろうなと。

 この記事、宮崎駿、富野由悠季、出崎統らの天才に比べて、高橋監督は“アンチ天才”だって趣旨なんだけど、少なくとも人を育てる才能から言ったら、高橋監督が抜きん出て天才のような気がしますよね。(作りたい作品を着実に作っていくという意味での“プロデュース”力に関しても、もしかしたらそうかもしれないですけど。)

自分が関心が高いテーマを初めてストレートに入れてみたんです。

 『太陽の牙ダグラム』が転機になったっていうこの話も、社会性を持った題材が、アニメーションでできるかやってみようっていう意味では、好きなことだけやってたわけじゃあないですね。

ほかの作品は、みんな「ガンダム」の路線に集約されていくんです。それだけ間口が広い作品で。あれはブラックホールみたいなもので、どんなロボットアニメも、作っても作っても「ガンダム」に吸収されていってしまうところがある。あらゆるものが。

「ボトムズ」だけが、「ガンダム」っぽくないわけです。デザインはどちらも大河原邦男さんなんだけどね。

 たしかにね、高橋監督のロボットアニメは“ガンダム”に呑みこまれていない気がしますね。でもそれは「ATのテイストが他のロボットとは系統が違う」っていうような理由なんですかねぇ。それも含めて、高橋監督の個性というものがしっかりとあるような気がするんですけど、うまく言い当てられなくて難しいですねー。

 しかし、我らが敬愛する高橋監督が、ビジネスとか経営とかいう視点から取り上げられるなんて、あまり思ってもみませんでした。(笑)

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『若者を喰い物にし続ける社会』感想メモ 

[2007/08/30] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(3) | TOP ▲

 「この国はどうなっていくんでしょうかね」という記事を書いたときに、読まなきゃといっていた本をやっと読み終えました。
 大雑把な感想としては、現状への問題提起としてはまずまずですが、出されている対案が荒っぽくて、悪く言うと週刊誌のネタ記事を読んでいるみたいでした。780円に値するかどうかは、正直、微妙ですね。(笑)

若者を喰い物にし続ける社会 (新書y (175))若者を喰い物にし続ける社会 (新書y (175))
(2007/06)
立木 信

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 この本の著者は私と同世代で、知りませんでしたが、現代の全日本人の平均年齢がこのくらいなんだそうです。そんな視点に関心があったのですが、書き出しから若者の怒りを煽りたてる論調は著者なりのテクニックかと思いきや、怒りに任せて書くスタンスが最後まで続くのには、少しゲンナリしました。
 ただ現代社会の諸問題を考えるための時事ネタ本としては面白いので、「おかしいなぁ」と思うところは自分なりの対案を思い浮かべながら読む分には、悪くないかもしれません。
 私は社会問題にはあまり明るくないので、「おかしいなぁ」ぐらいのことしか分かりません。個人ブログでさえも、あんまりいい加減なことを書いちゃいかんだろうと思いますから、個々には揚げ足取りはしないでおこうかと思いますが、この本は書籍のわりには、乱暴で危なっかしい対案が多い気がしました。

 それもこれも“若者を煽る”ことを主旨とした内容ゆえだと思うのですが、であれば、こういう内容はむしろネット上で書かれたほうが、活字離れの著しい若者にも読んでもらえるし、対案についても問題点が指摘されて議論が生まれ、より良い形での若者世代の意見集約ができる気がするんですよね。

 ややさみだれ式ですが、個々の問題提起はいいと思うんですよ。少子高齢化とか、日本の政府債務の大きさとか、その存在自体は分かりきっている問題が多いんですが、現在年金を貰っている世代、団塊世代、現役世代、将来を担う世代というような、世代意識から斬っているところは確かに面白いです。

 高齢者はゆとりの老後を謳歌している癖に、次世代に借金ばかり残してけしからん、年金なんてカットしてその分を若者に回せ!というのが主要な論調ですが、これを読むうちに、検討に検討を重ねて最後にはそういう必要が生じるのかもしれない、と私も思いましたが、一足飛びにそこへ持っていっちゃうのは無理がありますよね。年金は、税金の使途などとは性質が違うはずだと私は思っているんですが、違うんでしょうか。そしてこれをやったときに年金制度は保てるのかどうか、自分たちの老後には、年金などなくてもいいのかどうか、も考えなくてはならないような気がします。

 それでも、年金制度を破壊しないまでも、高齢者には何らかの“痛み”をお願いして、将来を担う子どもたちを産み育てるべき若者世代を守っていかないと、この国の将来は危ういという危機意識には同意できる気がします。
 それには“小さな政府”にしなければならないというのも分かりますが、福祉を削る前に削るところはありますよね。いちおう公共事業の問題とかも挙げておられるんですが、そのへんの順序がいい加減なのでは説得力がありません。それに、国防費のような問題も、意図して避けているような気もしました。視点が都会の若者目線に偏っていて、地方の切捨てを当然視しているのも読んでいてがっかりしたところです。

 ですが、“何だってこんなおかしなことになっちゃっているんだ”ということで、若者の政治意識の低さを言っている点だけは、評価できるような気がします。だからこそ、最初は粗雑な議論でも仕方がないから、若者世代のいろいろな意見を集約していって、「これが将来を担う世代のための対案だ」というのを胸を張って提示できるようになればいいんですけどね。そういうためのメディアとして、書籍ではなくインターネットのような場を持っていることこそが、我々以降の世代の数少ないアドバンテージだと思うんですけどね…。

ダイエットを心がけてみました w 

[2007/08/29] | ブログ日記 | トラックバック(0) | コメント(2) | TOP ▲

 いえ、ブログの話ですけどね。(苦笑)

 このブログの大家さんのFC2ブログが、管理画面をリニューアルしたりして、それでちょっとうろうろしていたら、「FC2ブログ公式マニュアル」というものがあることを知り、つらつらと眺めておりました。ブログをはじめてから2年ほどになりますし、FC2ブログはカスタマイズの自由度が高いのもポイントですから、下手の横好きでずいぶん試行錯誤もして、“ここに載ってることぐらいはだいたい知ってるなぁ”と、まあ鼻歌交じりに読んでいたんですが。

ブログのダイエット

ブロードバンド主流となり、昔のように1サイト開けるのに数分かかる事も無くなりました。そこで、ブログに貼り付けられるものは何でも貼り付けようと、ブログパーツや画像をどんどん貼り付けてしまう事もあるかもしれません。あなたの環境ではスムーズに表示されていても、ブログの読者の中には閲覧に苦労している方もいるかもしれません。

…という記事が目に止まり、何だか自分のブログ、少し重いような気がしていたので、そこに載っていたWEBツールで表示速度をチェックしてみました。

→ ダウンロードTimer

 最初のうちは、何度やっても途中でエラーが出てしまって、結果が出ませんでした。で、トップページのチェックはあきらめて、短めの記事ひとつをチェックしたらやっと結果が出たんですが…。

 結果は真っ赤っかのか!
 重すぎ、ダウンロード時間かかりすぎ、という判定でした。 (>_<)

 それで、ちょっとその結果を眺めながら「ブログのダイエット」を実践してみようと思ったんですけどね。いざやるとなると難しい!
 まあ簡単にできそうなものからということで、

  1. 1ページの表示記事数を5→4に減
  2. FC2のアクセス解析旧バージョンも残してあったのを削除
  3. ブログパーツをいくつか(TBPとかFC2マイサーチとか)表示とりやめ
  4. 特にアマゾンの画像が重めで接続不安定っぽかったので、サイドバーに常設してある分だけでもローカルに取り込む

…ぐらいの対策を試みた結果、いちおう表示速度のチェックぐらいは、(まだときどきエラーしますけど)できるようになりました。

* サイズはバイト単位になります。
合計ページサイズ: 419810 バイト

推定ダウンロード時間
28.8k モデム 145.1 秒
56k モデム 79.2 秒
128k DSL/ISDN 32.5 秒
T-1 ライン 2.6 秒

カラーキー
最適なダウンロード時間です!
少しダウンロードに時間がかかるようです
ダウンロード時間がかかりすぎです

 これで対策後の状況なんですけどね、DSL/ISDN環境でも30秒ほど表示にかかるらしいということが分かり、けっこう参ったなぁと思ってます。

 約40万バイトのデータの中で、ブログ本体のHTMLは10万バイトぐらいなんですね。あと、これは重たいわっていうのはスクリプトが多くて、「はてなスター」と「トラックバックピープル」のが各4万バイト以上。「Google Analytics」が2万バイト以上、あとは画像関係が重いですねー。

 このブログへのアクセス解析を見ていると、接続速度のデータは「Unknown」が6割ほどなんですが、以下「DSL15%、Cable11%、Dialup8%、T1が5%、ISDN1%以下…」みたいな感じで、ブロードバンドじゃない人もけっこうな数いるような気がします。もう少し、何かダイエットを考えたほうがよさそうですねー。(画像かなー。)

地球へ… section20 決戦前夜 

[2007/08/28] | 感想系 | トラックバック(1) | コメント(2) | TOP ▲

 ナスカから地球での最終決戦までって、原作ではもっと長大な年月がかかる描写だったんだけど、テレビアニメ版は一気に飛ばすつもりのようですね。オッサンになったキースを描きたくないんだろうか?私はあの渋いキースが好きだったんだけども。(…と、また原作との違いに言及してしまうのであった。 orz)

 どうだったっけかなぁ、もしかしたら載ってたっけなぁとWikipediaを久しぶりに見てみたら、何、この記述の増殖ぶりは?ネタバレありはWikipediaにはありがちだけど、いちおう同意の上で「開く」ようになっているとはいえ、このネタバレ全開ぶりは許容範囲なのかしら?(何となく、記憶の中の印象と若干ずれがあったりするんだけど、もしかして私の記憶にあるのは単行本化される前のものなのかな?)

 何せ、Wikipediaを信じるなら地球での最終決戦はキース45歳だったはずなんだけど、テレビアニメ版の(MBS公式)年表ではナスカ殲滅戦はキース30歳だとか。そういえば今作ではナスカでの戦闘を「最終決戦」って謳いまくってたけど、おかげでその後がちょっと気が抜けちゃった印象があるんで、セールストークも程々にしたほうがいいですね。

 しかしWikipediaでも「原作との相違点」を書き上げてますねぇ。スウェナもそうなんだけど、今回描かれたキースの出世を巡る暗闘なんかでも、SD体制の描写はかなりユルユル。機械的にビシッと揺るぎない完全な管理社会だからこそ、「SD体制の護持なくして、人類の存在はあり得ない」というキースの演説も意味があると思うんですけどね。やけに人間臭いグランドマザーっていうのは、ほんとに根幹に関わる部分でどうなんだろう?

ジョナ・マッカ

 まあ今作は、(善意に解釈して)“キャラクター寄り”っていうことで。今回はマッカちゃんの心理描写とか、わりといい味だったかなと思います。(『マトリックス』みたいなESPの描写はあまり感心しませんでしたが。 笑)

 あと、何だか規制が甘いのはミュウの側も同様で、戦乱のさなかでアタラクシアからノアへ難民が?それもスウェナの娘を話の渦中に持ってくるための方便なんでしょうけど。しかし「ジョミーのママ」(=「レティシアのママ」)ってマリアって名前あったんじゃないですか。エンディングのクレジットは相変わらず「レティシアのママ」ですけどねぇ。そのへん、あまり当初からの構想がしっかりしていないのかなぁという疑惑がチラリと。

 キースの作戦も、首都星ノアで決戦と言ってたのが、テラのある太陽系でにすりかわってる意味は説明がないなぁ。

マードック大佐

 嫌味な先輩のマードック大佐もしつこく出てくるのねー。この先、彼は物語の中で何をやってくれるんだろうか。(スウェナもそうだけど、この未来世界でメガネってのは一種のファッションなのかなぁ。)

 今回の最後のヒキは、レティシアとジョミーのママのピンチってところで。漠然と“ミュウ”というものを考えていると気持ちの悪い異分子なんだけど、いざ身内がミュウだと言われると、手のひらを返したように、「たとえこの子がミュウだったとしても、それが何だって言うの」になっちゃうって感じですかね。レティシアっていうか、ジョミーのママをわざわざここまで(やや無理してまで)引っぱってきたんだから、この続きはどんな話を考えているんだろうか。

 原作も終盤はいくつかのヴァージョンがあるようだし、劇場版はまた違ったし。だいたい劇場版も公開当時はかなり評判悪かったし。ずいぶん群像劇の要素を強くした今作が、最後、パズルのピースがピッタリとハマるように納まってくれればいいんだけど、と。かなり不安ですが、まだ決して期待は捨ててはいません。(それはそれとして、時代を隔ててリメイクされたこの作品が、今回はどうしてこうなっているんだろうかという点は、“時代”を考える上で、気になっているところではあるんですけどね。)

はだしのゲン 

[2007/08/27] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(4) | TOP ▲

 GyaOで放映している(9/14正午まで)ので、チラッとだけ見てみるつもりが、ついつい最後まで見てしまいました。

 アニメとはいえ、ノンフィクションっていうのは見ているとしんどいものはあります。この間、テレビで実写のドラマがやってたので、そっちはそれこそチラッとだけ見たんですけど、やっぱりアニメのほうが見ようという気になるのは、ただ単に私がこっちに馴染んでいるっていうだけでしょうかね。

はだしのゲンはだしのゲン
(2005/08/06)
宮崎一成、甲田将樹 他

商品詳細を見る

 内容が内容ですからねぇ。アニメ化するって言ったって、自由にいじれるわけじゃないし、まして原作者が脚本も書いているし。(→ Wikipedia
 そんなわけで、いつもの調子で見たら駄目かとも思ったんですけど、ついついそういうアニメ好きの目線で見ちゃうんですね。私なんかは専ら演劇的にアニメを見ちゃう人なので、主人公の声優が“オーディションで選ばれた本当の小学生”だって言うだけでけっこうつらいんですけど、それは抜きにすれば、アニメとしても見どころはけっこうあったような気はします。

 美術監督が男鹿和雄さん(最近は“ジブリの絵職人”なぞと言われていますが)なんで、本当に、いくつかハッとするような美しい絵の部分がありました。

 それと、私としては「おおっ」と思ったのは、作画監督が、『ダイターン3』で何度か名前を目にしている富沢和雄さんで、「ああ、なるほど」と思わせるような作画の部分がいくつもありました。
 とにかくシリアスといって、これ以上シリアスな作品もないわけで。何ていうか、そこをアニメのプロとして、きっちり仕事したって感じなんだろうかとか。まったく、アニメ好きの目線で見てしまって、…。

 実写の映画は見たことないんですけど、この間やってたテレビドラマよりは、このアニメ版のほうがハードな表現になっていました。(そりゃまあ、そうか。)ハードでありながら、淡々としている(必要以上に劇的に盛り上げない)っていう感じが興味深かったですね。
 それでもアニメは子ども向けという配慮もあってか、人間関係的などろどろした部分は、たぶんかなりマイルドに抑えてあるような気がしましたが。アニメだからこそできることとか、アニメというだけで自主規制されてしまう部分だとか、そんなこともいろいろ考えてしまいました。

 アニメ好きの見た感想の話ばっかりで、内容の感想が全然なくて、すみません。(ちょっと泣けました。)