幕末機関説いろはにほへと 第25話「五稜郭浮上す」  

[2007/03/31] | 感想系 | トラックバック(1) | コメント(0) | TOP ▲

 『幕末機関説 いろはにほへと』第25話の感想メモです。いよいよラス前ですね。いろいろ謎だった部分が、次々と明らかに、・・・。

 秋月vs神無の決着。少しく工夫はされていましたが、それでも意外とあっさり。・・・神無の死に方は、ああいうふうなものでしたか。

 太夫の最期は、可哀そうだったなぁ。

 「あの烏合の衆が、どうやって愛すべき美しい国家を作ると言うのだ。」
 「かつて似たような言葉を口にされた御仁が一人。戯作者にもならず、客にもならず、自ら立った舞台を自ら壊し、飛び出して、さらなる大舞台に立つと。」
 「坂本龍馬か、フン!それでこの芝居を作ったと?」
 ・・・ブリュネにでもパッと通じる話が、いまいち私には、すっと理解できないのが悔しいなぁ。

 「おひさしゅうおじゃりまする、わこ。かの奇兵隊を誕生せしめた後、その頭たる高杉晋作を倒して消え失せた“首”を、よくぞまた」
 坂本龍馬、高杉晋作、・・・この物語の始まる前の戯作者センセイの動きが肝心なところのようですが、そこの謎解きは、最終回へ持ち越し。

 「かつて、吾らが高麗の里に、身寄りのないあまたの幼子が集められた。すべては・・・」「月涙刀、陰の大太刀の使い手、すなわち新たな“永遠の刺客”となるべき宿命を負うたものを探すためでした」「そして、その大太刀自ら、一人の子どもを選んだ。それが・・・」「耀次郎でした。それで後の子どもたちは全て里子に出し、その後の消息も敢えて追いませなんだ」「じゃが、その中に、もう一振りの月涙刀、陽の小太刃の使い手となるべきものもおったとは・・・」
 あれ、それだけで終わり?もっと一癖ある展開を期待してたんだけど、・・・

 「かのもの、再び相まみえし時あらば、一刀のもとに切り捨てる所存にて候」
 ・・・何せ、次回ですね。うーむ。

 「座長・・・。」
 やっぱりこれだけ個性のある役者を揃えたら、もっと活躍させてくれないと、納得いかないですよ。

 今回一番よかったのは、「飛び切りいい女が・・・」ってお駒の見得の切り方かなぁ。あと、“いかにも時代劇”な音楽の使い方も好きでした。

 お駒が蝦夷にいたってことは、聖天さま、何か“首”を倒すための秘策を秋月に伝えてくれたのかなぁ。どうするんだろう、ますます無敵モードの“覇者の首”。今回、いろんな謎を明かすやり口が意外とあっさりしていたので、次回最終回は、鬼が出るか蛇が出るか、と思っているのですが・・・。


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コードギアス stage22「血染めのユフィ」  

[2007/03/30] | 感想系 | トラックバック(1) | コメント(2) | TOP ▲

 『コードギアス 反逆のルルーシュ』22話の感想メモです。本当にね、毎週続きを見るのが楽しみですよ、“今度は何をやってくれるんだろう”って。

 ・・・やってくれましたねぇ。

 これはすごい。ここまでキャラクターを苛めますかー。・・・“この子、何歳の設定だったっけ?”とか、思わず確認しちゃいました。そうですよね、ルルーシュは、たかが17歳の高校生ですよね。それをここまで責めつけちゃえるのか。(ふぅ・・・。)

 「借り物の力を自らの能力と勘違いする」
 分かりますよ、のぼせ上がったブリタニア貴族にルルーシュ自身が投げた言葉が、そのまま自分に跳ね返ってきたってことなんですけど。ここまで分からせないといかんのかねぇ?いや、ここまでしても、分からんもんには分からんのか。
 自分を過信しすぎていたのは、ユーフェミアも同じなのかな。でも「副総督や第三皇女である前に、ただのユフィだった」という意味で、彼女の力は借り物じゃなかったから、姑息にギアスの力で殉教者を演じようとしたルルーシュも、負けを認めたわけで。

 「これが、俺のギアス?」
 「やめろ!私は救世主じゃ、・・・メシアなんかじゃないんだ!」
 「やめろ、俺に、・・・俺に押し付けるな、罪を償えと、背負い込めというのか、俺が!」

 さすがにねー、可哀そうになりましたよ。“コードギアスは闇鍋?”って前に書きましたけど、ここまで酸っぱい大物が底のほうに沈んでいたなんて!

 「分かっていて俺は契約した。これがヤバい力だということぐらい。なのに!」

自分を
世界さえも
変えてしまえそうな
瞬間は
いつもすぐそばに

 この話の前半のほうでは、こんな手放しの“全能感って?”と疑問も抱いてきたわけなんですが、ここに導くためだったのかと思うと複雑。何だろう、この話、これでちゃんと17歳の物語になってきたのかもしれないですね。

 それでも相変わらずサクサクと、続く物語のネタは仕込まれ続けていて。C.C.が「それともあいつが?」とスザクに言ったのは何だったんだろう。「一つだけ答えろ、お前は・・・」の後に、何を言いたかったのやら。まあ、あとジェレミア卿と実験兵器とか、“ダルトン将軍に何かした?(ギアス?)”とか。
 そのへんもメタに楽しみながら、「わははははは!あやつ、やりおったか!」と皇帝と一緒に高笑いしながら見るほうがスマートなんだろうな、とも思うんですが。どうも私はどっちかと言えば、「今動かずして、何のためのキョウトか!」的なベタなリアクションしかできない、イケズなアニメファンなのでした。

 スザク「絶対、絶対、ユフィを・・・」
 ルルーシュ「・・・見つけ出して、殺せ!(涙)」
 ここで次回へ。まったく、文句なしに上手いシナリオですね。そして次回予告では「だがしかし、それでも俺は・・・」なんですねー。(あの状況からでも脱出できちゃうスザク君、やっぱすごいよって話もありますが。)
 そういえば、以前に「思春期って自分の万能感を否定されることである種の絶望感を感じ、その絶望の底から自分の小ささを自覚し、等身大の人間として回復するまでのイニシエーションの過程」(のりのりさん)というコメントをいただいたりしたな、と読み返してみたりしています。


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『聖戦士ダンバイン』 最終話  

[2007/03/29] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(12) | TOP ▲

 『聖戦士ダンバイン』最終話の感想メモです。本当は不安だったんです。この話、最後でぐだぐだになっちゃうんじゃないかと。でも、個人的な感想ですが、すごく感動的な最終回でした。

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最終話 チャム・ファウ

 ゲア・ガリングと刺し違えたゴラオンを失って、シーラ・ラパーナは「総がかり」を指示。そのどさくさに紛れてドレイク暗殺を企てるミュージィ・ポゥでしたが、あえなく失敗。ニー・ギブンとキーン・キッスのボチューンが、ウィル・ウィープスのブリッジに乱入したのは、ミュージィに脱出のチャンスを与えてしまっただけでしたが、そのミュージィのブブリーによってキーンが堕とされてしまうのは、どういう因業なのでしょうかねぇ。
 ドレイクとシーラが共倒れすることがショット・ウェポンの狙いでしたが、ハイパー化を抑えながらオーラ力を強めることに成功したショウとマーベルによって彼も倒されます。しかし、ここで致命傷を負ってしまったマーベルは、そのことを隠したまま、ショウに聖戦士の義務として、ドレイクを倒せと。(ショウは、最後までマーベルの死を知らなかったかもしれないですね。)

 前にもそんな話がありましたが、ミュージィというのは、元々リムル姫の音楽教師だったんですね。そんな彼女を勇猛な女戦士に変えてしまったのはショット・ウェポンとの愛。(「ルーザに、お前のような可愛さがあれば、こうは・・・」というドレイクの述懐は興味深かった。)結局、ショットを討ち取らせまいとして、彼と運命を共にする彼女というのは・・・彼女は幸せな人だったのかなぁ。

 「バイストン・ウェルの世界、いいえ、オーラの力は、戦いさえ終われば、必ず私たちに報いてくれます」と確信を持って告げていたシーラ女王。「シーラはバイストン・ウェルの意思を挺して私に臨んでいるのだ」と、ドレイクも見抜いていました。そのドレイクは、ルーザが死んだ今、「迷いは消えた」と。“迷い”というか、第47話で得た「我々は地上にあっては粛清されなければならん存在なのだ」という悟りが消えて、生への執着が再び強まったという気がしますけどね。(ドレイクが抱いていたルーザ王妃へのこだわりというのも、何だか不思議な気がしますが、しょせん人間はそんなものなのかもしれないですね。)

 シーラのグラン・ガランがウィル・ウィープスに体当たりしようとする刹那に脱出を図ったドレイクを、見事に討ち取ったニー・ギブンでしたが、そのまま壮絶な討ち死に。
 「後は、己の憎しみの心を地上に残さぬよう、・・・ショウ!」
 「貴様はぁ、その怨念で、何を手に入れたぁ!」
 「力と、狡猾さだ!・・・さすれば、勝つ!」
 「俺は人は殺さない!その怨念を殺す!」
 シーラの“浄化”は、典型的なデウス・エクス・マキナです。でも、ここではこれ以外にはあり得ないと私には思えました。彼女は「人々よ、バイストン・ウェルへ帰還します」と言ったけど、あれはオーラ・ロードが開いたようには私には見えませんでした。(魂が帰還する場所がバイストン・ウェルだものなぁ。)

 「バイストン・ウェルは別世界じゃないんだ。我々の魂が戻るところなのだとさ。この精神世界が、我々地上界の人間にテキストの戦争を演じさせているのさ」
 アメリカ軍の司令官が“テキスト”と語ったのは、つまり戦争についての寓話ということなのでしょうか。寓話とは「不可解で神秘的な印象を与えることも多い」もの。

それゆえに、ミ・フェラリオの伝えるバイストン・ウェルの物語を伝えよう・・・。

 こんなにきれいに物語の環が閉じるとは思っていませんでした。・・・いい作品でした。

『聖戦士ダンバイン』 第47話~第48話  

[2007/03/28] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 『聖戦士ダンバイン』第47話からの感想メモです。富野アニメの終局に向かう盛り上がりの凄まじさに身震いがします。

第47話 ドレイク・ルフト

 何!? ゲア・ガリングを脱出したリムル姫が目指したのは、ドレイク・ルフトのところなの?しかし、さすがはドレイク、ここまで間男に気付かない“道化”を演じてきたとはいえ、リムルの一言から事態の把握までが早い!
 それにしてもビルバインは、なんで主役機らしくないカラーリングに塗り替えたのですかね?
 あくまでクールなショット・ウェポンの前に、ゼラーナ撃墜!(キーン・キッスが邪魔しなければ、ニー・ギブンは体当たりさせることができたんでしょうか。)
 「オーラ・マシンの力は世界を繋げすぎた。我々は地上にあっては粛清されなければならん存在なのだ。・・・わしとて世界を見る眼はあるつもりだ。が、個人の感情の決着だけは、これは付けさせてもらう。」
 ・・・およよ?ドレイクは、急に『イデオン』のドバ・アジバのような悟りを語り始めましたよ!
 ドレイクの名代としてゲア・ガリングに乗り込むリムルは、母であるルーザ王妃への怒りに燃えていますが、これはどうなるんだ?

第48話 クロス・ファイト

 「我がほうには、命かけて悔いのない大義があるのです。欲だけの敵に対し、我がほうの心を集中すれば、抜けます!」
 善意の側のオーラ力の中核たるシーラ・ラパーナを、ピンポイントでつけねらうショット・ウェポンが実にいやらしい。ドレイクとビショットの不協和音のハンディも冷静に計算に入れてますからね、この男は。あわやのところを作品はじまって以来のマーベルの大活躍でスプリガンは退けましたが、あれは・・・?ミュージィ・ポゥのブブリーは、ショットの覇権のためにドレイクを倒すチャンスをうかがっていましたが、最後の最後にもう一ひねり入れる役なのか、こいつは?
 黒騎士のオーラ・ボム“ガラバ”がハイパー化したり、しぼんだり・・・と思ったら、エレ・ハンムの霊力が干渉していたとは。しかしエレ王女が、こんな死に方をするなんて・・・。
 リムルが言うように、ドレイクやビショットを扇動したすべての混乱の元凶は、ルーザ王妃だったんだろうか。「手玉に取られた男どもが悪いとは考えぬのか、偉そうなことを言っても、まだまだ子どもねぇ」・・・しかし、なんて無残な返り討ち!
 「エレ様、バイストンウェルへ帰りましょう。そして、あの地を再び争いのない、平和な世界にいたしましょう。」エレ王女を失ったゴラオンのゲア・ガリングへの体当たりは、いわゆる“特攻”なんだけど・・・。『リーンの翼』のラストで、死を決意したエイサップが口にした「エレボス、ワーラー・カーレーンへ帰るぞ!」 を思い出しました。(毎度、「逆ですがな w」)

雑感

 「ハイパー化は悪しきオーラ力を太平洋上に残して、地上人を迷わせるんだ、これ以上は・・・」
 「力に力では、ともに自滅です」
 「今あなたがハイパー化したら、エレが何のために身を犠牲にしたのか分かりません。そのままの、在るがままの姿で闘うのです!」
 最後の決戦というここに来て、地上の人々は観戦モードに入ってしまって。「戦死者を増やすことはない」、「彼ら同士でけりをつけるつもりだろう」というのは、読みとしては正しいんだけど、なんだか歯がゆいところではあります。ただ、あの“カミカゼ”もどきの攻撃が、大西洋上に満ちていた悪しきオーラ力のせいだったと言われれば、そうなのかもしれないですね。
 信ずべき“大義”があれば、特攻も正当化できるのかどうかはともかく、為すべきと信じたことを持てる力の限り行った先に、“魂の安息の場”があると信じて生きる(そして死にゆく)ということについては、どれだけ考えても考え足りないですね。
 「皆殺しの・・・」と言われるラストへ向かっているのは分かっています。シーラ女王やショウは、“王道”をもって“覇道”を退けようという困難をあえて選んでいるのですから、それが凡愚には険しい道であるのは自明のことです。それを為せるのは“聖人”のみ・・・と書いて、はっと気付きました。この作品は、『聖戦士』の物語でした。――“王道”という東洋思想は性善説に基づくものですが、理想主義的なオプティミズムではなく、むしろ戦乱の世にあってこそ、エリートが求めるべき指標として掲げられたものでした。
 この終局はいったいどうなるのか。ついに最終話を残すのみですか・・・。


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『聖戦士ダンバイン』 第45話~第46話  

[2007/03/27] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 『聖戦士ダンバイン』第45話からの感想メモです。いよいよ大詰めの大乱戦。(感想メモもかなり入り乱れ気味・・・。)とにかく決戦近し!

第45話 ビヨン・ザ・トッド

 アメリカ軍の空母カール・ビンソンが、ホワイトハウスに逆らってでも協力してくれるとは。でも、その共同作戦を度外視し、エレ・ハンムのゴラオンは先走ってビショットを攻めはじめちゃいます。エイブ艦長の“接舷して白兵戦”というアイデアはいいと思ったんですけど、何でゲア・ガリングのバリアは強くなったんでしょうね~。「ふっ…私は自分の判断で戦わせてもらう。」黒騎士も、いよいよマイペースが極まってきて。ショット・ウェポンのスプリガンが乱入してきて、邪悪な気配を察知したエレ・ハンムは急遽後退を指令。(やっぱりショット・ウェポン、何か新兵器を隠し持っているのか?)
 トッド・ギネスには、母のいるアメリカを戦渦に巻き込みたくないという気持ちもあって、それがハイパー化する力になったのか。釣られて負けじとハイパー化しそうになったショウは、チャム・ファウ、マーベル、エレの思いが通じてハイパー化は踏みとどまりながら、トッドを打ち破ります。
 「いい夢を、見させてもらったぜ・・・」
 「これが・・・いい夢でたまるかよぉ!!」

第46話 リモコン作戦

 裏切りの偽装とか、この大詰めに来てこれは“細かい”と思うんですが、「愛と、憎しみは裏表」という、これを言わせるがためにこうなるのか。同様にカール・ビンソンの“カミカゼ”もどきの攻撃もなあ、と思ったんですが。ビショットの油断もあって、今まで何をやっても揺らがなかったゲア・ガリングに、これが効いた!(パラシュート脱出した無防備のパイロットが、むざむざオーラバトラーに殺されるのは痛々しいですが。)・・・このどさくさに、リムル姫は今度こそ脱出に成功?(この子、悪気はないんだけど、いつも悪い運気を持ってくるからなぁ。)
 黒騎士の活躍と、偽装作戦を早々にあきらめたミュージー・ポゥの戦列復帰がなかったら、ゲア・ガリングも堕とせたんでしょうが、ミュージーのブブリーの強さは、ショットへの“愛”の力ですか。先のトッドもそうでしたが、自軍敵軍を問わず、愛というのがオーラ力の源になるってことみたいですね。(『ブレンパワード』で言ったら、「決定的にオーガニック的な何か」というわけです。そして「愛と憎しみは裏表」・・・。)

雑感

 43、44話あたりでは、シーラ・ラパーナが先走っちゃったんですけど、今度はエレ・ハンムのほうが突っ走ってしまって、“誰も完璧な人はいない”というか。そのへん徹底してるんですけど、見る側からすると、混乱しがちなところですよね。(これは富野アニメには、よくある難しさだと思います。)
 大西洋に満ちるオーラ力というのは、ここでの闘いの中での愛憎の濃さってことなのだろうけど、たとえばゲア・ガリングのバリアのパワーアップっていうのは、ビショットとルーザ王妃の“不倫愛でも愛は愛”ってことなのかと不思議な感じも。ここで未だに愛憎に捕らわれずにクールなままの人物といえば、ドレイク・ルフトやショットはそうかもしれないですね。カール・ビンソンの地上軍も意外にクールですが、思いがけず、地上の人々の意思がドレイク軍を排除する方向へ集まりはじめてきたことは、太平洋に舞台を移すらしい最後の決戦にどう影響を与えるのでしょうか。


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