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『リーンの翼』の「リーン」というのは、 

[2010/08/14] | 随想系 | トラックバック(0) | コメント(5) | TOP ▲

 思いつき。(たぶん、さんざん既出だと思うけど。)

 『リーンの翼』の「リーン」というのは、「リーインカーネーション」(輪廻)の語感から来てる言葉なんだろうな、と思ったなう。

リーンの翼 COMPLETE [DVD] リーンの翼 1 リーンの翼 2 リーンの翼 3 リーンの翼 4

 明日は終戦記念日ですか。

 輪廻というのは、生命が循環していることが前提の世界観なのですよね。

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富野由悠季 新版『リーンの翼』を読了(とりあえず、前半分の感想) 

[2010/06/04] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 このところ殺人的に忙しかったり体調も悪かったりで、ブログも全然更新していませんでしたが、富野由悠季渾身の大長編『リーンの翼』をようやく読み終えたので、感想を簡単にメモしておきます。

リーンの翼 1 リーンの翼 2 リーンの翼 3 リーンの翼 4
リーンの翼(全4巻セット)
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 前にも書きましたが、今回の新『リーンの翼』に対する旧『リーンの翼』を読んだときの私の感想は、あまり芳しいものではありませんでした。

 全4巻のうち、前半の1、2巻は旧『リーンの翼』のリライトになるんですが、以前に読んだものと比べ格段に「読みやすい」と感じたことが、とりあえず強く印象に残りました。今回、あらためて旧版と新版の読み比べはしていないので、どこがどう、ということは言えません。
 ただ、『リーンの翼』は富野監督にとって、はじめて(アニメのノベライズではない)オリジナルの小説を書く機会となった作品であって、そうしたオリジナルの小説であるのを免罪符にして、「自分独自のもの」を入れ込むことに執心しちゃっている面があるのではないかという印象がありました。それに対して今回リライトされたものは、その自分の独自性のような部分がよく消化され、うまく物語のラインの中に乗っているのではないか。そういうような大雑把な印象です。

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新装小説版『リーンの翼』を読むのが、本当に待ち遠しい!(予約〆切は1/31!!) 

[2010/01/24] | 随想系 | トラックバック(0) | コメント(5) | TOP ▲

 前に書いたことがありますが、私は昔の小説版『リーンの翼』を、今でも実はあまり高く評価していません。ですが物語的に小説の後日談になるアニメ版のほうは、これはかなり好きな作品になっていました。なので今回、小説版とテレビ版のミッシングリンクを埋めて、旧版の内容も全面改稿されるという新装版小説、これには大いに期待をし、素直に楽しみにしています。

「全面改稿+書き下ろし」とアナウンスされていますが、つまりは旧版『リーンの翼』の全面改稿+OVA『リーンの翼』相当部分の書きおろし、という構成で、そういう意味では、全体を通じて一つの新たな物語になっているということはできると思います。

当然、藤津氏は読んだ上での発言なんでしょうが、完全版未読の人の通常の思考であるならば「小説版とOVAはパラレル」という認識に至るであろうところを、当たり前の様に続編扱いしている。

 考えてみると、「新装小説版『リーンの翼』って、何?」って言う人も少なくないかもしれません。
 amazonなんかでも出てないし、現状ではどうしたわけか、書店で予約するしか入手する方法がないようなのです。しかも予約〆切は1月31日書店必着!

 安くはありません。各巻2310円×4冊です。買う側も覚悟が要りますが、売る側も「これが決定版」という相当の強い思いがあって作っていると言えるでしょう。(富野監督のように活字文化に慣れ親しんだ世代の感覚からすれば、文庫版なんてのは「本」じゃないという感覚があるでしょうし。)

1000セット限定
特典つき全4巻入りBOXも発売!
単行本発売を記念して、全4巻を化粧箱入りにした限定BOXが発売される。特典として、富野氏がみずから小説「リーンの翼」のオープニングビジュアルとして描き下ろしたカラーイラストをポストカード7枚セットにして添付。

 なので、せっかく買うのであれば、1000セット限定のボックスを入手しなければ、もったいないです。書店でそこをはっきり言っておかないと、トラブルの元かも。上記の公式ホームページの告知をプリントアウトして、「1000セット限定」のところを赤線で囲んで「これ予約したいんですけど!!」と渡したほうが吉かもしれません。

 で、これの発売日は3月24日なのです。なんとも待ち遠しい。

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意外にテレビアニメ的だった『リーンの翼』 

[2009/10/01] | 随想系 | トラックバック(0) | コメント(3) | TOP ▲

 今月はこれでやっと5つ目の記事。書きたいことはいくつもあるはずで、会社から帰ってくると眠い目をこすりながらパソコンの前にしがみついてだけはいるんだけど、何から書いたものかどう書いたものかなどと思っている間に時間だけがどんどん過ぎていくとか、そんな感じです。

 あまり頭を使わなくてすむことというか。『だからtominoは・・・』のほうで、ちまちまと『リーンの翼』のセリフ集を作ったりしていました。やってみて思ったのは、これは読み込むほどにいい作品だな、ということと(笑)、意外にテレビアニメーション的だということでしょうか。
 6話構成ということで、一気に見通そうと思えば見通せるボリュームでもあり、初見が3年前の富野監督のお誕生日に一挙無料配信されたのを観たなんてこともあって、「映画的に一気に観るのがいい作品のように思います」と前にも書いてたんですけど、どうも違いますね。前言は撤回します。1話ずつじっくり観ていったほうがいいみたいです。

 「劇場アニメ > テレビアニメ」というのが世間の常識みたいなところもあるんですが、テレビアニメには次の回を見るまでの(一週間とかの)「間」があるというのがいいところだな、と私は思っています。
 この『リーンの翼』はDVD1枚に1話ずつおさまってるということで、レンタルで借りてくるにしたって「うーん・・・」と一瞬は思うわけなんですけど、今回はセリフ集を作るというのもあったんで、おとなしく毎週一枚ずつ借りてきて、何度も見返しました。
 テレビ放映だと何度も見返すというのはできないわけですけど、この一週間の間に反芻して咀嚼するという感覚が、すっかり忘れてましたけど、意外と大事なことだったなーと思ったりしたわけです。いつもだと観終わったらディティールを忘れないうちに大慌てで感想をブログに書いたりもするんですが、感想の中には熟成されるのに若干の時間をかけたほうがいいものもある。逆に言うと一気に見通してしまうことでこぼれ落ちてしまう微妙なアヤというものがあるというか。

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終戦の日には富野由悠季の『リーンの翼』を! 

[2009/08/15] | 感想系 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP ▲

 毎年終戦の日の前後には、高畑勲監督の『火垂るの墓』がテレビで流れるんですが、富野由悠季監督をこよなく愛する私としては、『リーンの翼』もぜひオススメしたい作品です。それで、DVDを借りてきて見てみようと前から思っていたのですが、今回はちょっと気まぐれに切り口を変えて、コミック版の『リーンの翼』を読んで見ることにしました。

リーンの翼 3 (角川コミックス・エース 146-3)

 富野監督のお誕生日を祝して、全話無料配信が行われたのは、もう3年近くも前になるんですね。6話で完結する作品ということで、映画的に一気に観るのがいい作品のように思います。
 ただ、富野アニメは皆そうですが、特にこの作品は情報量の濃密さが半端じゃなく凄い!まさに映画的に画面に集中して観ないと、富野アニメ慣れしてる人でも物語に圧倒されてしまうんじゃないかというパワーです。

 そこで、このコミックです。コミックは歴史的にもアニメとも親和性の高いメディアと思われているんですが、読者のペースで反復しながら読み返せる点では、本来のアニメとは異質だと思います。(アニメには、映像と、音声・音楽と、物語とが一気呵成な時間の中で表現される演劇的メディアの性格があり、対するコミックはむしろ文学的です。)
 そういう意味では、富野アニメをコミカライズするというのは、かなり難しい試みだと思うんですが、この『リーンの翼』のコミック版は、原作アニメの物語にはほぼ忠実なまま、コミック的な表現にそつなく再構成してあり、アニメには圧倒されてしまった人でも読みやすく仕上がっていると思います。(ただ読み出すと、結局一気に読んでしまいますけどね。w)

 富野作品の場合、登場人物たちは何かの主義主張を体現するものとして、その物語の場にいるのではない。どれかの主義主張が正しいとか間違っているとか、本質的にはそういうこともない。自分の主義主張が正しいと思い込んでいる人が危険なだけ。(そこが「難しい」と言われるところですね。)
 因果の「理」が破綻したところに物語は立ち上がるんですが、そこに因果の「律」は厳然としてあるので、物語そのものは破綻を免れる。

 このコミック版の欠点は、そうした高濃度の富野アニメを正面から受け止めて製作しているために、絵の部分では煩雑になりすぎてしまって、何がどうなっているのか読み取りにくいということがあります。(特に今回のオーラバトラーのデザインはアニメの中で動いていてこそのもので、止め絵でみるには複雑すぎます。)
 ただ、かなり大胆に、言葉の部分で語るべきことをしっかり明確にしており、それによってアニメではサコミズ王の迫力の前に印象が薄いものになってしまった主人公のエイサップ、そしてヒロインのリュクスのポジションが分かりやすいものになっています。

 サコミズ王=迫水真次郎というキャラクターは、太平洋戦争末期に特攻兵器“桜花”のパイロットだった軍人であり、富野監督が1983~85年にアニメ作品のノベライズではない初のオリジナル小説として書いた『リーンの翼』から来ている人物です。これを読んでいなくても、2006年のアニメ版(あるいはコミック版)の『リーンの翼』の鑑賞に支障はないと思いますが、彼に関心を抱いたなら、ぜひあわせて読んでみてほしい作品です。
 迫水真次郎は異世界バイストン・ウェルで戦い続けながらも、戦争中の日本の状況を何度も反芻していました。その異世界で生きざまを輝かせたはずの英雄が、なぜアニメ版では21世紀の日本に帰ってこなくてはならないと思ったのか。私たちが忘れてはならないものは何かということについて、深く考えさせられる、『リーンの翼』はそんなすさまじい力作だと思います。

 今度は時間のあるときにじっくりと、アニメ版を観てみたいと思っています。

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